地球温暖化による気温上昇

最近、昔に比べて夏は暑くなり、冬も暖かくなっています。この気温変化は、地球の平均にすると100年前に比べてわずか0.5度しか上がっていません。 国連の機関(IPCC)の最新報告では、「今後100年で、最大6.4度の気温上昇」、つまりこれまでの100年間に比べて10倍以上の気温上昇が予測されています。

地球温暖化による影響

地球温暖化により、降雨量の変化や異常気象が多発するようになります。 植物への影響も大きく、森林の消滅や生物種の絶滅などが予測されています。50年後にはアマゾンの森林は砂漠化すると予測もあります。(イギリス政府報告) また世界各地で異常気象が多発するなど、すでに地球温暖化の影響は始まっているのです。 地球温暖化による海面の上昇 気温上昇により南極などの氷がとけることで海面が数m上昇します。バングラデシュ、モルジブなど数十カ国で国土の大半が水没することも警告されています。 日本でも海面がおよそ1メートル上昇するだけでも、水没域の東京、大阪など都市部を中心に90兆円以上の資産が失われるなど、大きな被害を受けることが予測されています。 南極の氷の10分の1が融解するだけで海面が7メートル上昇します。すでに南極の気温は2.5℃上昇し、房総半島くらいの大きさの巨大氷山がいくつも流出し始めています。今後100年で両極の気温は10℃以上の上昇が予測され、今世紀末には北極海の氷がなくなるとNASAが警告しています。

温暖化防止に向けての世界の取り組み

地球温暖化の原因は二酸化炭素(CO2)など温暖化ガスの急増です。家庭で使っている電気やガス、マイカーで消費するガソリンなどCO2は、私たちが便利で快適な生活をすることで大量に発生しているのです。 1997年の温暖化防止京都会議では、先進国全体で約5%の温暖化ガスを減らすことが決められました。 温暖化を防止するためには地球全体で60〜80%の温暖化ガスの排出削減が必要です(国連IPCC報告書)。途上国の100倍以上のCO2を出している日本は91%、アメリカは96%の削減が必要です。 現在、EU(欧州連合)は削減目標を40%と大幅に上げ、ドイツやイギリスなどは既に約10%〜20%の削減をしています。しかし、日本の削減目標はわずか6%。しかも逆に8%増加しています。こうした温暖化ガス排出量の増大で、このままでは温暖化防止は手遅れになると国連UNEPは警告しています。