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プラモデルの製造工程

[組立て編]
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仮組立て
接着と組立て
デカールの貼付け
   
   
   

 

 ■ プラモデルの製造工程
 作り方の解説上、専門用語を使わせていただきますので、ここで予備知識としてプラモデルの製造方法とその工程を知っておきましょう。
 プラモデルは主に「射出成型」と呼ばれる方法で作られています。
 (タミヤが詳しいプラモデルの製造工程を公開しています)

 ● 金型の圧着
金型の圧着  「タイ焼き」のように、内側に彫刻された金属製の「金型」と呼ばれるものを高圧で密着させます。
 ● プラスチック素材の注入(射出)
プラスチック素材の圧入  この「金型」の中へ加熱して液状になったプラスチックを高圧で注入します。
 この高温液状になったプラスチック素材を金型の中の隅々までに行き渡らせるための通り道を「ランナー(runner)」といい、ランナーとパーツとつないでいる部分を「ゲート(gate)」といいます。
キットの「ランナー」と「ゲート」  できあがったキットでは、ランナーはパーツの周りに棒状のものとなっています。 ゲートはランナーの端とパーツの間で、厚みが小さく短くなっているものです。
 ● 脱型
金型の脱型  プラスチックの素材が冷却された固まったところで密着させた金型を元通りに分離します。 このとき、「押しピン」と呼ばれる冶具が製品を押し出して金型からはずします。
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 ■ 製法上、製品に現れる形状
 メーカーで製造されたキットには製法上避けられないいくつかの形状が現れます。
 ● パーティングライン(parting line)
 金型の合わせ目部分に漏れたプラスチック素材が、筋状の突起となって現れます。 組み立てるときにカッターやヤスリで削り取ります。 大なり小なりすべてのパーツに生じています。
(左写真で、ランナーの部分に注目)
 ● バリ(burr)
 長い年月同じ金型が使われ続けてきた製品などでは、金型が損耗して合わせ目がピッタリと合わなくなります。 その隙間からプラスチック素材が漏れ出して薄い板状となって製品に残ったものです。
(左写真で、パーツの周囲とゲート付近のランナーに注目)
 「バリ」なのか「薄く突起したパーツの一部」なのか注意しないと誤ってパーツの一部を切削してしまうことがあります。
 「タイ焼き」のパーティングラインとバリ
 「タイ焼き」や「大判焼き」など金型に生地を流し込んで焼く食品には、金型の合わせ目に沿って「パーティングライン」が生じ、合わせ目から生地が漏れて「バリ」を生じます。
(写真で尻尾のつけ根あたりから尻尾の先にかけてにバリが・・・)
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 ● 押しピン跡
 製品を金型からはずすときに「押しピン」が製品を押し出した痕跡が残ります。 製品のところどころに見られ、直径2〜3mmの円形をしています。 キットの完成後、人目に触れる表面に生じている場合は、カッターやヤスリで削り取ったり、パテなどで埋めたります。
 ● ヒケ(引け、退け)
 プラスチック素材は冷却されて固まるとき収縮します。 パーツに突起部分がある場合、素材が収縮すると、その裏側の部分に「エクボ」のようなくぼみを生じることがあります。 そのくぼみのことを「ヒケ」といいます。 パテで埋めたりしますが、埋めたパテそのものにも「ヒケ」を生じることがあります。

 

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