アマゾナス州中央部の衛星写真です。

 (原画は 1.65 MB の大きさがあり、スループットが 50 Kbps の人でもダウンロードには4分余りを要します。時間が十分とれる余裕時にダウンロードして御覧下さい。)

  (原画を開くには左のアイコンをクリックします)

 この写真について多くをコメントすることは出来ませんが、撮影したのは93年の2月末となっていますから、雨季で増水している時期の撮影ということになります。
 写っている地域は概ね、南緯0度から南緯5度まで、西経60度から西経65度までの範囲です。(本流沿いはテフェからマナウスの間)

 この衛星写真がカバーしている範囲を、ブルーディスカスの生息圏を記した地図の上に書き込んでいますので参考にして下さい。
  (下図中の茶色線で仕切った内側が相当範囲)

  (原画の範囲を記した広域図=ブルーディスカスの生息圏図を見るには左のアイコンをクリックします)


 以下 1.65 MB の原画を見る人の為に少しだけ補足しておきます。
 東端には州都マナウスでソリモンエス河とネグロ河の合流点が写っています、
 ネグロ河沿いは、マナウスから北上すると間もなく川幅が極端に広くなり、流路が中洲によって幾重にも仕切られたところがあります。ここはアナビリャーナス (Anavilhanas) 群島と呼ばれています。ブランコ川との合流点 (北岸にレマンソ Remanso) の 120 Km 余り河上にバルセロス (Barcelos) があり、その 150 Km 先迄写っています。ブランコ河が合流する地点の川上側の中洲はマリウア群島と呼ばれます。バルセロスに西から合流する西端の南側支流はクイウニ (Cuiuni) 川、北から下ってきて合流する二股の細いラインはデミニ (Demini) 川(西側分岐はクルドゥーリ川,アラカ川)です。
 ソリモンエス河沿いの西端はテフェですが、写真はラーゴ・テフェの端で切れていて、縁のラインがほぼテフェ村の真上を通っているような位置になります。西端の南側支流はカイアンベ (Caiambe) 川、ヤツデのようなのはラーゴ・コアリ (Coari) です。
 増水期で、クイウニ川、ウニニ川、コアリ川などで川幅がかなり広くなっていることが分かります。ダム湖として形成されたため古い地図には載っていないことがあり、不思議に思われたりするバウビーナ (Balbina) 湖が、マナウスの北方に巨大な姿を見せています。
 南側の大支流プルイス河は激しく蛇行していますが、この時期には包絡線の幅でほぼ全体が水没している様子が見て取れます。ラーゴ・アイアプアから先ソリモンエス河に合流する迄の間は、北西側に大きく三角状に湿地帯が拡がっています。アナマ方面はそのままマナカプル一帯の湿地帯に繋がり、一方コダジャイス方面はソリモンエス河を跨いだ対岸側にラーゴ・アカラを中心とする湿地帯が拡がり、これはバダジョイスとピオリニに繋がっているようですが、特にピオリニの側ではこの時期でもアカラと繋がる明瞭は水路は見えません。

 黒く写っているところはマイクロ波の反射が無いとみれば、おそらく水深が深くマイクロ波が水に吸収されて出てこない為と想像出来ます。ラーゴではジャリやコアリは水深が深く、バウビーナは面積は広いものの水深は浅い湖ということが分かります。
 ネグロ河の幾つかの支流の河口付近などで、水路が途切れたように見えるのは原因不明です。如何に植生が濃いとはいっても川幅のことを考えれば、両岸のジャングルで水面が隠れてしまうようなことは考えにくいことです。周囲の熱帯雨林と同等な着色度になっていることから判断すると、雨季に爆発的に繁茂するとされる浮き草が密集して水面を覆っている可能性が高いと思いますが、真偽の程は現地に行ってみなければ分かりません。