2001.08.03日(金) 二十一番日輪寺

 ついに足掛け五年かかった巡礼も日輪寺一ヶ所のみとなってしまった。当初の予定だったら真夏は避けて涼しくなったら行く予定だったが昨日は三十度未満で涼しく本日も昨日ほどではなく涼しいとのことで行くことにする。

 朝六時前に起きる。本来なら夏の青春18切符のシーズンなので買ってそれで行っても良いのだが毎年無駄に使っている気がするので今年は買わないことにし本日は下車駅の常陸大子駅まで乗れるスーパーホリデーパス(4080円)を買う。18切符と違い特急料金さえ払えば特急にも乗れるので普通のみだったら朝の六時台の列車に乗らなければバスに接続する水群線に間に合わないが特急に乗る御陰で七時二十四分発西船橋行きに乗れば間に合うので乗り、新松戸までの四十分間ぼーっとする。

 八時四分、乗り換え駅につき満員の常磐線上り霞ヶ関行きに乗る。本来なら水戸方面の下りに乗るべきだが、前述した通り特急に乗るため数駅乗り松戸へ行く。八時二十分、特急スーパーひたち仙台行きに乗るが、満員で通路までふさがっている状態で車内さえ入れない。松戸の前の停車駅は始発の上野であり、始発時から満員であるのはおかしい。通路を見渡せばサラリーマン姿の方もいるが十代ぐらいの女の子がもっとも多い。学校が夏休みに入り海にでも行くのかと思うがふとしたきっかけで前にたってた女の子と話す機会があり聞いて見ると勝田(水戸の次)周辺でコンサートがあるためとか、、、。

 立ったまま九時二十分、話してた女の子に別れを告げ水戸駅におり水群線乗り場へ接続は良く九時二十三分、四両編成の郡山行きは発車した。昨年、坂東二十二番佐竹寺へ行くときは行きはバス、帰りは日立電鉄だったので水群線に乗るのは久し振りである。久慈川の流れに見入るうちに十時三十七分常陸大子駅につく。次はバスであるがこれも接続良く十時四十三分であり鄙びた駅を想像していたが隣接してコンビ二がありそこで昼食を急いで買い何故か満員のバスに乗る。

 今日は満員が多い。バスは小型で通路が狭く立っている人は下車客がいると一度車外に出なくてはいけなくそんなことを繰り返す内に車内は空き、木造校舎の中学校、小学校と車外に見え沿道はこれこそが田舎の風景と感じながら十一時三十五分、終点の蛇穴バス停についた。最後まで乗ったのは自分と札所参りをしているらしいおばさんだけであった。

 時折車が来る上り坂の林道を無心に歩く。また歩く。一向に自然道にならない。時折辺りに霧がでるがまた歩く。十二時二十分過ぎになりやっと自然道への道標があり、従い入るが道が下っている。ここまで汗をかきながら上がってきたのは何かと思うほど下ると小さな沢に出る。ここで顔を洗い涼み、残り数百メートルの看板を見て階段を上がるが長い。やっと終わる。五年にもわたる巡礼がっと思うと嬉しくなる。まわりの木々がきれ十二時五十分、坂東二十一番日輪寺へついた。

 まず本堂にお参りする。感無量である。そう思うと一気に疲れが出た。本当にやっと終わったのである。これまで真夏や真冬に巡礼してきたのが終わるのである。本当に感無量である。何事にも言い表せない感情が湧く。感傷に浸るのはこれぐらいにし昼食を食べる。その間ハイカー風の夫婦と車での夫婦がきた。さてこれからどうしようか?頂上まで行ったらバスに間に合わないので行きと違う道を通り日本百名水に選ばれた湧き水群を見て帰ることにし十三時二十五分出発する。

 数分間上り左の自然道へ入る。ここから下り坂である。鉄水、龍毛水を見るがこの辺りでも数日雨が降っていないのかあまり水は出てなく次に金性水を見るがここは先ほどよりは出ているが期待していたものほどではなかった。下り石段からゆるい下り坂を通り十四時に林道へ出る。ここは来るとき曲がった所からあまり離れてなかった。

 林道を無心に下ること一時間近く、十五時二十分やっとバス停につくこんどのバスは十五分後の十五時三十五分であるジュースを買い一気に飲み待ち乗る。十五時三十五分定刻に発車する。このバスは来るときと違い大型バスなのに車内は地元のおじいさんと自分のふたりだけである。今気付いたが携帯が園外である。水群線の時刻を調べたいがこれではどうしようもない。しょうがないのでしばらく待つがいっこうに園内にならない。周りに住宅が目立つとやっと園内になる。なんと接続よくすぐあるようである。十六時二十五分バスは常陸大子駅前へつく。列車は十六時三十九分である。

 接続が良すぎで大子町が見れないのは残念だが駅横のコンビニでジュースを買い乗り込む。車内は水戸で花火大会があるようで浴衣姿が目につく。駅に止まるごとに浴衣姿は増えるが途中下り列車の遅れで十分ほど遅れ出す。常磐線の上野行きの接続は十一分しかなく車内の様子まで気にしていられなくなる。車内は満員になり十八時十分水戸駅につくと上野行きが入ってきた。急いで階段を上がるがコンコースにも人が多く走れない。やっとの思いでホームへつくとこの列車も満員で下りる人が多く辛うじて間に合い十八時十三分に発車する。

 途中気になる風景の所があり見たいが手前で真っ暗になってしまい残念である。しかたないので本を読み時を過ごし、柏、新松戸と乗り換える。きょうは念願だった日輪寺に行け本当に良かった。これで一応巡礼は終わりであるが五年前に一度行ったきりの安養院、安楽寺、行った時が不明の浅草寺、慈恩寺を行った時が本当の終わりとし帰路につく。

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