卑見、ヴァイオリンの音質は何を以てか左右される。
これは音響学的、空間と波形に基づいて算出した数値ではなく、
そのような気がするという数値であることをまず断っておく。
まず、弓や奏者も含め、ヴァイオリンから出た音を100とする。ここで、
ヴァイオリンの持ち点は60ぐらいか。すなわち、奏者が25、弓が15である。
さらに、弓15の中3は弓毛。因みに奏者25と書いたが、
これは+−18前後あると考えられる。すなわち、
100はその奏者の標準的音質を指せば、調子のいいときは合計が118<、
となり、不調の場合は82>、となる。+−18はあくまで目安であり、
理論上は無限である。こういった数値の変動は小物にまで影響するが、
ここではごく標準的な仕様のものを取り上げて100とした。
では、ヴァイオリンの方に移ろう。ペグや顎当てのフィッテイングが10、駒や魂柱が10、絃も10、
そして本体が30である。今までの中で本体の割合が一番大きいが、
これは弦を替えても弓を変えても弾く人間が変わっても、
楽器の個性は残るからである。
その楽器の音というものは執拗なほど保たれるものなのであるからである。
尤も、本体でも木材やニス、作りとかでまたうちわけられるであろうが、
制作者でもないので差し控えるとする。
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