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ベナン共和国



  フォン人の居住地区であった現在のベナンに相当する地域に、 17世紀にダホメ王国が成立した。ダホメ王国はヨーロッパ人の商人との奴隷貿易を主な収入源にして銃火器を輸入し、1730年に 現ナイジェリアのオヨ王国によって服属させられたた。

  19世紀に入ってヨーロッパ諸国によるアフリカの本格的な植民地化が進むと奴隷貿易が徐々に廃止され始めたため、ダホメ王国の財政基盤 に影響が及んだ。アフリカ分割の中でフランスがダホメ王国に目を付け1894年にフランスが植民地とした。

  1960年に自治共和国からダホメ共和国(1958年-1975年)として独立した。 しかし、バリバ人、ヨルバ人、フォン人などによる民族抗争が続いて政情は動揺し、クーデターも頻発した。1972年の建国後 5度目の政変でマチュー・ケレク政権が成立した。

  ケレク政権は1975年11月に国名をベナン人民共和国に改称し、内政的にはベナン人民革命党の一党制に基づく社会主義路線を標榜、 外交的には中華人民共和国に近づいた。

  ケレク政権が経済運営に失敗し、1990年代の社会主義陣営の崩壊を受け1990年にベナン共和国に改称し、複数政党制、三権分立、大統領制を 骨子とする新憲法が国民投票で制定された。翌年の大統領選挙ではケレク政権は敗北して退陣、変わって前首相のニセフォール・ソグロが大統領に選ば れた。1996年の大統領選挙ではケレクが大統領に復帰。2006年3月の選挙でヤイ・ボニが当選し、大統領となった。




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