明 治 村

明治村は昭和40年(1965年)にに愛知県犬山市入鹿池のほとりにオープン。
明治時代の建物等を移築・復元し、当時の歴史や文化を今日に伝えようとする野外博物館です。
重要文化財が多数存在します。
それぞれの展示物には説明版がありますが日本語、英語、ハングルで表示されていました。
何年前に訪れたのかも忘れてしまい、確か帝国ホテルと伊勢にあった郵便局が記憶に残っている程度。
全てを見ることは出来ませんでしたが、いっぱい写真を撮ってきました。
まずは正門です。ここから入りました。
車で行くと駐車場のある北口になると思います。
東海地区には明治村のほかに似たようなテーマパークがあります。
昭和59年(1984年)にオープンした岐阜県恵那市には大正村が
平成15年(2003年)に岐阜県美濃加茂市には昭和村がオープンしています。

三重県名張市にあった三重県尋常師範学校・蔵持小学校、明治21年の建物。
師範学校令により、又各県に一校ずつ尋常師範学校が設けられることになり建てられその後蔵持小学校として利用。
神戸市生田区にあった牛鍋大井牛肉店で明治20年の建物。
有数の港町であったため外国人相手の商売が興り、船や在住外国人に牛肉を納める店も出てきた。

京都市下京区にあった聖ヨハネス教会堂で建設年代明治40年。
一階を日曜学校や幼稚園に使用、二階を会堂に使用していた。
重要文化財に指定されています。
明治6年(1873年)キリスト教の禁止令が解かれ、各地に教会堂が建てられるようになり、
中世ヨーロッパのロマネスク様式を基調に、日本に多い地震への配慮するとともに、外観・内観も優れたデザインとされたいる。

教会内に置かれていた椅子、オルガン。

顔を覗かせた入鹿池。
江戸時代に造られた灌漑用貯水池。

西郷從道邸 旧所在地:東京都目黒区 建設年代:明治10年(1877年)代 重要文化財。
西郷從道は明治政府の中枢にいたため在日外交官との接触も多く、
広い敷地内に、和風の本館と少し隔てて本格的な洋館を接客の場として設けられた。

いずれも豪華なつくりです。。

日本三景を描いた暖炉飾り。
左から安芸の宮島、丹後の天橋立、陸前の松島。

椅子の背もたれの外周には竹が使われ細やかな細工がされています。

らせん状の階段と半円形に張り出されたベランダ。

森鴎外・夏目漱石住宅 旧所在地:東京都文京区 建設年代:明治20年(1887年)頃。
明治中期のごくありふれた建坪39坪で当時の典型的中流住宅ではありますが鴎外、漱石が住んだという由緒がある。
明治23年森鴎外が借家しここで一年余りを過ごし、処女作小説「舞姫」を発表、この家では「文づかひ」等の小説を執筆し、文壇に入っていった。
明治36年(1903年)から同39年までは夏目漱石が借りて住んでいた。
漱石はここで「吾輩は猫である」を発表、文壇にその名を高めた。

南側に当たる縁側では猫が日なったぼっこ。
それと北側の様子です。

居間と台所。

投句もうながしていました。熱心な人も居ます。

東山梨郡役所 旧所在地:山梨県山梨市 建設年代:明治18年(1885年) 重要文化財。
廃藩置県により県・郡がもけられそれに伴い建てられた。
中央棟と左右翼屋で構成する形式は内務省に代表される当時の官庁建築の特徴とか。

札幌電話交換局 旧所在地:札幌市大通 建設年代:明治31年(1898年)重要文化財。
建てや内には当時の電話機から現代まで使用されていた電話が展示されている。

レンガ通りと呼ばれる通りの建物。
京都中井酒造 旧所在地:京都市中京区 建設年代:明治3年(1870年)
軒が低く、正面の目の粗い格子は酒屋格子と呼ばれる。

酒造の帳場。

東松家住宅 旧所在地:名古屋市中村区 建設年代:明治34年(1901年)頃 重要文化財。
東松家は明治20年代後半までは油屋を生業とし、その後昭和の初めまで堀川貯蓄銀行を営んでいた。
元々、平屋を二階建てに、さらに三階建てへと増築した。

土間から吹き抜けをのぞむ。また上から土間を見る。
銀行業も営んでいたため下から上の様子を、また上からは下の様子が分かるようにとした。

窓にも鉄格子が設けられている。

部屋にも色々な趣向が凝らされている。

電球も古いものが使われていた。

日本赤十字社中央病院病棟 旧所在地:東京都渋谷区 建設年代:明治23年(1890年)。

ベット。患者用と軍関係者用?

ブラジル移民住宅 旧所在地:ブラジル・サンパウロ州・レジストロ市 建設年代:大正8年(1919年)と、
ハワイ移民集会所 旧所在地:アメリカ・ハワイ州ヒロ市 建設年代:明治22年(1889年)頃。
建物左手の鐘は「ペペケオ耕地の鐘」といい、移民たちは毎朝4時半にこの鐘で起床し、
朝6時の開始の鐘から昼の30分の休憩をはさみ夕方4時半の終了の鐘まで、
10時間の肉体労働に従事した辛い記憶の鐘である。

尾西鉄道蒸気機関車1号 製造年代:明治30年(1897年)。
尾西鉄道は明治29年に会社設立、明治31年には愛知県の弥富―津島間が、同33年には弥富―新一宮間が開業した。


六郷川鉄橋 旧所在地:東京都蒲田・神奈川県川崎間の六郷川(多摩川下流) 建設年代:明治10年(1877年)。
日本最初の複線用鉄橋として完成した。開通式は時の工部卿伊藤博文も出席。
橋の全長は約500mで、本橋と避溢橋からなていた。

金沢監獄中央看守所・監房 旧所在地:石川県金沢市 建設年代:明治40年(1907年)。
正門と中央看守所、第五舎房の一部だけが遺され、当時の洋式監獄の形を十分にうかがうことができる。

広い廊下の左右に独居房の重い扉が整然と並ぶ第五舎房の内部。
室内も狭くて仕方がないとは感じない程度。

帝国ホテル中央玄関 旧所在地:東京都千代田区 建設年代:大正12年(1923年)。

ロビー。

フロントと内部。メインロビー中央には三階までの吹き抜きになっている。

宇治山田郵便局 旧所在地:三重県伊勢市 建設年代:明治42年(1909年) 重要文化財。
伊勢市はその前宇治山田市であったため宇治山田の名前が残っています。
他には近鉄宇治山田駅が現在でも残っています。
郵便局は伊勢神宮の外宮前の角にあったのを覚えております。
当時はこんなに古いものだとは思っても居ませんでした。

内部は円形の「公衆溜」と呼ばれたホールがあり、その周囲にはカウンター。
ホールの天井はまわりの事務室部分より一段と高くされ、高窓から光を入れている。
天井の中心からはチューリップ型のシャンデリアが下げられている。

聖ザビエル天主堂 旧所在地:京都市中京区河原町 建設年代:明治23年(1890年) 重要文化財。
聖フランシスコ・ザビエルを記念して、かつてザビエルがいたことのある京都の地に建てられた
カトリックの教会堂で基本構造はレンガ造と木造との併用。
正面にはバラ窓が見られます。

太陽により美しく輝くステンドグラス。

京都市電 創業年代:明治28年(1895年)。
日本では京都市電が最初の市電。
京都が初となったのは、琵琶湖からひかれる疏水を利用して日本最初の水力発電が開始されたことにもよる。

京都七條巡査派出所 旧所在地:京都市下京区 建設年代:明治45年(1912年)。
木造の建物ですが当時流行していたレンガ造洋風建築に似せて化粧レンガを張りつけています。
低く勾配の緩い屋根やかまぼこ形の玄関庇は銅板葺。

三重県庁舎 旧所在地:三重県津市 建設年代:明治12年(1879年) 重要文化財。
この庁舎も内務省庁舎にならったもので左右対称となった木造。
正面には菊の紋章が飾られている。
県庁とは思えないような立派な建物ですね。

鉄道局新橋工場 建設年代:明治22年(1889年)に収められている昭憲皇太后御料車と明治天皇御料車。
いずれも鉄道記念物で菊のご紋が見えます。
建築物は67ありますが見学できたのは18の建物。
滞在したのは約5時間弱ででした。
見なかった中で重要文化財としては品川燈台、菅島燈台付属官舎、大阪・池田市にあった呉服座、
鉄道寮新橋工場・機械館のリング精紡機と菊花御紋章付平削盤があったようです。
明治村へは名鉄電車で名古屋駅から犬山へ、バスで犬山から明治村となります。
連絡がよければ一時間と少しで着くことが出来ます。
久しぶりによく歩きました。