伊勢神宮・外宮


入口にかかる表参道火除橋。
火除橋は防火の為に造った堀川にかけられている橋で、この橋を渡ると神域に入ります。
第一鳥居口御橋とも呼ばれるそうです。

火除橋手前の左側に設けられている手水舎(てみずしゃ)です。
外宮ではすべて左側通行になっており、手水舎もその関係で左側に配置されています。
前にも紹介したとは思いますが、手を洗い口をすすぎ身も心も清めてお参りの準備するところです。
お水のことは「お手水」と言い「おちょうず」と読みます。
口を漱ぐときは左手の手のひらに水を受けて、その水ですすぎます。
柄杓から口飲みしてはいけないそうです。

第一鳥居です。
入って行くとき見た鳥居と振り返ってみた鳥居です。

第二鳥居です。
両側には大木が立ち並んでいます。

ほどなく建物が見えてきます。

進行方向の右手に現れた神楽殿です。
御祈祷をお受けすることが出来ます。
御祈祷とは、「祈願」といい神に感謝を捧げ、 更なるご加護をいただけるように願う儀式だそうです。
神宮の御祈祷は、「御饌(みけ)」と「神楽(かぐら)」に大別されます。
御饌はお祓いが行われ、御神札と神饌が供えられ、次に祝詞(願い事)が御神前に奏上され、お供えが下げられて終了します。
神楽はお祓いが行われ、雅楽が奏でられる中、御神札と神饌が供えられ、次に祝詞が御神前に奏上され、
続いて典雅な舞(神楽・舞楽)が捧げられます。 再び雅楽が奏でられる中、お供えが下げられて、終了します。

神札授与所です。
神札(しんさつ)いわゆるお札(おふだ)さんやお守りなどを販売しています。
白い小袖(白衣)に緋袴を履いた巫女さん姿の女性が座っているのが見られます。
ちょっとはっきりしないので分からないかもしれません。

こちらはもう一方の入口で北御門参道です。
駐車場から来るとこちらの入口になります。
昔はこちらが表参道だったのですが、伊勢市駅ができてから裏参道になったとのことです。
私には覚えがありません。
表参道と同じ造りとなっています。
左に手水舎、中央に火除橋が見られます。

ほどなく御厩(みうまや)が現れます。
馬は神馬(しんめ)と呼ばれは、神社に奉納された馬で祭事の際に使用されます。
馬の種類には特に決まりはなく、神が乗るとされています。
二頭の神馬の名前が掲げられていましたが、中にはみえませんでした。
草音(くさおと)号 平成13年生まれ、牽進平成20年、アングロアラブ種、宮内庁御料牧場、芦毛
笑智(みえとも)号 平成18年生まれ、牽進平成23年、アングロアラブ種、宮内庁御料牧場、芦毛
いずれも一瞬栗毛と思ってしまい神馬は白馬ではなかったかなと思いましたが、よく見ると芦毛でした。
芦毛とは馬の毛色の名称で、体の一部や全体に白い毛が混生し、年齢とともにしだいに白くなるそうです。
御料牧場で飼育された中から選ばれるため皇族方がお乗りになったことがある馬もいるそうです。
牽進されるときには御馬牽進式(みうまけんしんしき)が行われ、
御正殿の御垣内に入り、新しい御馬が奉納されたことを神前に報告し神馬となります。
牽進は神馬が退落(死亡)すると皇室より奉納されることになっています。

北御門鳥居です。
表参道からは二つの鳥居をくぐりますがこちらからは一つです。
入口の衛視見張所でもらった案内図にはこの先に忌火屋敷、
そして御正殿裏にある御饌殿を少しでも見ることが出来るかなと思いましたがだめでした。

更に進むと神札授与所。
ここで表参道と合流します。

神札授与所の前、参道の右側にある九丈殿と五丈殿。
奥の五丈殿に対して九丈殿は直角に建てられています。
五丈殿では、雨天の時の御祓いや遷宮諸祭の響膳(きょうぜん)などが行われるそうです。
九丈殿では、外宮の摂社、末社、所管社の祀りが行われるそうです。
伊勢神宮は一般的に「お伊勢さん」とか「大神宮」とか呼ばれますが正式名は「神宮」。
で神宮司庁がありここで管理運営されています。
内宮、外宮を中心に14か所の別宮、43か所の摂社、24か所の末社、42か所の所管社があり、
これら125の宮社の総称が「神宮」だそうです。
所在地は伊勢を中心に近隣の市町村です。
別宮は「わけみや」の意味で、神宮の社宮のうち正宮に次いで尊いとさています。
昔の記録から区分けされているようで、それぞれ内宮と外宮のどちらかに属するようです。
ちなみに、「伊勢を参らば朝熊を駆けよ、朝熊参らば片参り」といわれる朝熊神社は、
調べてみますと、別宮の下の内宮の摂社でした。

御正殿前の様子です。
鳥居をくぐるとすぐ遙拝所となりお賽銭箱も見られます。
御正殿は横から眺められますが撮影禁止となっています。

外から屋根の部分が少し見ることが出来ました。
造りは、いわゆる神明造で屋根には千木、鰹木が見られます。
千木は屋根の両端で交叉させた木で、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べられた木こことです。
外宮の千木は地面に対して垂直に削られて外削ぎと言われており、鰹木は9本です。
工芸展の木箸で紹介しましたが内宮と外宮では切り方が異なるようです。
内宮の千木は地面に対して水平に削られて内削ぎと言われているそうです。
出雲大社をはじめ多くの神社は、祭神が男神の神社は千木を外削ぎに、女神の社は内削ぎにしておるそうです。
また鰹木の数は、奇数は陽数とされて男神、偶数は陰数とされて女神の神社に見られるのが一般的だそうです。
しかし、内宮の祭神天照坐皇大御神、外宮の祭神豊受大御神とともに女神であるのにもかかわらず、
内宮では千木が内削ぎ、鰹木が10本で、外宮は千木が外削ぎで鰹木が9本となっています。
いわれは諸説があるそうではっきりしていないようです。

御正殿前に紙垂を付けた綱で囲われた3個重ねた石積みが見られます。
「三ツ石」と呼ばれています。
伊勢神宮は最近パワースポットとしても注目されていますが、
これも超パワースポットとして人気があるようです。
ここに立ち止まって手を合わせると、強力なエネルギーを感じもらえるとのことです。
特に若い女性に人気があるようで沢山の人が記念撮影をしていました。
昔はこの場所を宮川の支流が流れていましたが、室町時代後期の明応地震で流れが変わり、
今は、川はなく少し離れた場所が池となっています。
遷宮の修祓が行われる川原祓所にあたり、川原だったことの名残として三ツ石が残されているそうです。
もう一度、伊勢神宮について述べますと、太陽を神格化した天照大御神を祀る皇大神宮、
一般的には内宮(ないくう)と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮、外宮の
二つの正宮が存在しますがやはり内宮が上に扱われるようです。
起源説も、天皇の夢に天照大御神(内宮祭神)が現れ、「自分一人では食事が安らかにできないので、
丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を近くに呼び寄せるように」と神託されたので、
内宮に近い山田の地に豊受大御神を迎えて祀ったのが始まりと言われます。
約1500年ほど前のことと言われます。
神々にたてまつる食物をつかさどるということから、
衣食住、農耕、そして産業の神としてまつられています。
また、戦前は全国神社の頂点の神社として位置付けられていましたが、
戦後は宗教法人神社司庁になり、全国神社の本宗と位置づけられているそうです。
おおまかな伊勢神宮・外宮を紹介しました。
ボランティアの案内も受けることが出来ます。
一番最初に横断歩道の写っている写真がありますが渡る前の右側に観光案内所があり、
申し込むと案内してくれ、色々と話を聞けるのではないかと思います。
外宮の中には別宮がありますが、この紹介も次にしたいと思います。