湖東三山  西 明 寺



湖東三山は、西明寺、金剛輪寺、百済寺の三つの天台宗寺院の総称だそうです。
琵琶湖の東、鈴鹿山脈の西山腹に建てられているため、永源寺と共に紅葉の名所としも有名です。

西明寺は三山の中で最も北に位置します。
西明寺、金剛輪寺、百済寺と順に南下しました。


総門です。
三山とも総門の向きは西向きになっています。理由は?です。
Googleマップで確認してみましたが確かに西向きです。

静かなたたずまいを見せていますが、
実は国道307号に面しています。





紅葉を撮っているのではありません。
中央の木は不断桜なのですが残念ながら咲いていませんでした。





総門を入ってから車の騒音が聞こえていましたがさらに大きくなりました。
最初は国道から聞こえてくるのかなと思いましたが、
走ってきた国道の通行量からは考えられないような大きさです。

なんと参道の下を横切って名神高速道路が走っているではありませんか!
色んな経過はあったんだと思います。





門をくぐってからずっと参道は石垣に挟まれています。
石垣は山坊跡の石垣だそうで、栄えた時期があったことがうかがわれます。








長々と続いた参道もようやく終わりのようです。
苔が生した石垣も見られます。

登りきったところの右手に受付がありました。
総門の前の駐車場には奥の駐車場の案内もありました。
バスはここを利用するようです。
参道も捨てたものではと思いますが。

左側には本坊庭園があります。





参道はまだ見頃とはないように思います。
しかしながらこのようなところも見られました。





本坊庭園の全景です。
江戸時代中期の池泉回遊式蓬莱庭園と云うそうです。
国指定の名勝庭園となっています。
 






造りについて色々説明や講釈があるようです。
講釈にそった写真ではありません。なんとなく撮っています。






樹齢1000年で、幹が途中で二又に分かれていることから夫婦杉と呼ばれ、別名「千年夫婦杉」。
後側からは、子供の様に若木がでていることから良縁、夫婦和合、子授け、安産の霊木、
樹令千年の長寿の木であるので息災延命、家内安全の霊木とされているそうです。





夫婦杉を右手に見て階段を上ると二天門。
門を抜けると本堂が前にあります。





二天門から登ってきた階段方向の眺めです。





二天門の仁王さん。
大きな草鞋が見られます。





紅葉していたらもっときれいだろうと思いました。





本堂は入母屋造、檜皮葺きで鎌倉時代前期の純和様建築で、
中世天台仏堂の代表作とされ国宝第一号に指定されています。

比叡山延暦寺の焼き討ちを行った織田信長は、近江国にある比叡山傘下の天台寺院をも焼き払うことを命じたいます。
西明寺も焼き討ちにあいましたが、総門から続く多くの山坊が激しく燃えたため本堂も燃えたと思われ、
幸い三重の塔とともに焼失を免れたそうです。

ご本尊は薬師如来立像で左右に日光・月光菩薩像、十二神将像、二天王像などが安置されています。

寺宝の「刀八毘沙門天」を本尊の裏側で公開していました。
10年に一度公開するとか。ラッキーでした。
高さ50cmほどで江戸時代に造られたものだそうで、
東西南北の四方に顔があり、12本の手のうち左右に突き出た8本が刀を持つ珍しい毘沙門天像。
上杉謙信もこの毘沙門天様から旗印の「毘」をいただいたそうです。





本堂の右に建つ三重塔でこれも国宝です。
檜皮葺きの和様で鎌倉時代中期〜後期の建築とされています。

大日如来像が安置し、内部の柱や壁面には極彩色で仏・菩薩、牡丹、鳳凰などが描かれているそうです。
公開されていましたが入りませんでした。





付近をうろうろ。





帰りにもう一度二天門を振り返りました。
次の目的地は金剛輪寺です。





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