ヒストリー (データ)     

       

 唯原 歩 の著書

                 

           
          「情報処理論入門  
           -情報リテラシー− 
         1995.12.20発行  三恵社(名古屋)刊

          
B5版、161ページ  

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 まえがき より

  教師が教室で、学生を対象に講義する場合、あらかじめ設計しておか
 なくてはならない学習プログラムの中で、もっともプライオリティーの高い
 ものは、モチベ−ション(motivation)であろうと思う。
  学生の、学習への「動機づけ」である。
  
  ある教育心理学者は、学生にモチベーションを与え、それを高める教
 授設計の前提として
   @ 注目性(attention) A妥当性(relevance) B確信性(confiden−
 ce) C満足性(satisfaction)
 の四つの条件をあげている。

  @ は、教材や、教師のストラテジー(strategy)が、学生の興味・関心・
 好奇心を惹きつけるものであること。

  A は、その教材が学生らの必要とするものに適ったものであること。

  B は、学習プログラムの到達目標が、学生の能力と努力でマスター        
 できるという確信がもてるものであること。

  C は、課題や目標を達成したときの満足感、成功感、充実感が、学
 生自身によって実感できるものであること、などである。

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   さて、以上の視点から、本書の教授資料と教材配列のコースアウト
 ライン(教育順序)のなかで、とりわけ次の八項目に留意した。
 
 (1) 高度情報化社会は、メガビット社会からギガビットの社会へと、めま
 ぐるしく変化している。 この高度化のキーワードは「ネットワーク化」と、
 「マルチメディア化」であるといわれている。

  その過程で、いまの学生に必要とされている『テクノパワー』、そのため
 の基礎基本(minimum essentials)としての『情報リテラシー』の育成を、
 本書の到達目標(eternal  beheavir)としてかかげた。

   すなわち、「動機づけの条件」の一つ、「妥当性」である。

 (2) ベーシックのプログラミング技法の基礎が、イメージをとうして、ビジ
 ュアルに、やさしく、楽しく学べるメニュー⇒『コンピュータ・グラフィックス』を
 用意した。

   すなわち、「動機づけの条件」、「注目性」である。 

 (3) 具体的な問題をテーマとして掲げ、問題を解くために必要なBASIC
 文法や命令文の書式、フローチャート、プログラム、解説等を記述した。

 (4) 章末に新しい情報分野の知識を含め、「初心者向け参考資料」に
 ついて解説を加え、更に理解の速い学生のために「研究」を付記した。

 (5) 章末には又、学習の成果を確認する意味で、若干の「演習問題」
 をのせ巻末には、特に、ややレベルアップした「総合演習問題」を補足
 した。

 (6) 社会的な視野で捉えた情報化社会における「情報教養」、情報処
 理が前提とすべき「ブール代数」や「論理回路」などにも触れた。
 
 (7) 文中の "COMMENT" で、学習者の 《息ヌキ》 を意図した。

 (8) プログラムの作り方や、ベーシック文法の学習については、とりわけ
 学生の興味、関心、好奇心と学習者に対する確信性、満足性を確保す
 るために、教材として、「パソコン・グラフィックス アルゴリズム」を取り
 入れた。



         「学習情報シソーラス」

           −学校図書館運営実務百科【2】W−8−
              1987.8発行.第一法規(東京)刊  
                  B5版、17ページ


 要項

 1.学習情報シソーラス
   1.学習情報について
   2.シソーラスの構成、必要性、シソーラス例

 2.キーワードによる学習情報の検索
   1.検索方法の種類
   2.キーワード等による検索の例
     (1) 長野県産業教育センターの検索方法
     (2)  NEO-CAI学習システム研究会(東京)の検索方法

 3.学習情報シソーラスのツリー表示
   1.情報の構造化
   2.概念の木の構造(概念のツリー)
   3.学習情報シソーラスのツリー表示

 4.学習情報シソーラスにおけるキーワード解析基準
   1.意味上の選択基準
   2.文法上の選択基準
   3.ディスクリプターと非ディスクリプターの決定

 5.学習情報シソーラスの作り方
   1.対象範囲の限定と内容の明確化
   2.学習内容の分類表(主題カテゴリー表)の作成とコード化
   3.「指導細案」の作成
   4.キーワードリストの作成
   5.ディスクリプターグループ(非ディスクリプターグループと識別語
     を含む)
   6.木構造より成るタームチャートの作成とディスクリプター、非ディスクリプター、
識別語の決定の決定
     (1) ツリー表示の基本形
     (2) ツリー表示の意味
     (3) ツリー表示による構造化の視点
     (4) グループ内のチャート化
     (5) グループ間のチャート化
   7.シソーラス表示
   8.タームチャートとシソーラス表示のチェック(適正化、修正と補完)
   9.学習情報シソーラスの編成
   10.学習情報シソーラス(冊子体)の印刷、製本
   


           「白内障物語」 
        
−高齢新人類 Z の入院臨床日記−

              付、大腸検査・手術体験記         
              2000.7.25.発行  ぎょうせい(名古屋)刊
               
A5変形版 163ページ

  白内障オペは、半分ネムっているうちに終わってしまった・・・・・
  その間、30分

  自動車運転免許証は、メガネなしで合格

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まえがき より

  「このごろ、新聞の字もかすんできたし、特に右目は、視力が0.1で、めがねをかけても0.1なんです。めがね屋には『矯正不能』といわれました」
  「なんとか、なりませんか? 」

  「そりゃ−、手術ですね。視力が衰え、生活に不自由を感じてきたらすぐ手術を受けるといいですよ」

  昭和五十七年頃から世話になっているE 医大のS先生は、たんたんと言葉をつづける。

  「白くニゴッタ水晶体の中味をとり除いて、代わりに人工レンズをはめ
 ればぐんとよく見えるようになります」

  「そんなことをおっしゃっても、私も、もうトシを重ねて古希ですよ。体力
 もないし、大丈夫でしょうか? 」

  「体力は術前検査でチェックするから、心配ご無用」
  「この病気は、病気といっても、加齢現象の一つで、誰でも四十や五
 十になれば、だんだん見えにくくなる。九十歳代では、ほとんど一○○%
 の人に発症します。この手術は、技術開発がめざましいので、合併症がな
 ければ、一○○%成功しますよ」
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  七十歳の私にしてみれば、【きよみずの舞台】から飛び降りた気持ちで、
 手術を受けた。

  手術は‘うつらうつらのマドロミの中で’終わってしまった。
  オペにかかった時間は、正味三十分。
  オペの結果には、正直いって、さすがの私も「あっ! 」と驚いた。
  自動車運転免許証の更新に、古希の私が、メガネなしでパスしてしまったのだ。
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  七十歳の高齢ということで受けた「白内障手術」と十三日間の入院生
 活の実体験を医学的にドシロウトの患者の立場で、物語風の日記に綴
 ってみた。
  専門家の監修は全然受けていない。医学的に専門の分野については
 誤りがあるかもしれない。お許しいただきたい。

  ともあれ人に忍び寄るのは、ストーカーだけではない。トシを重ねるに
 つれ白内障も緑内障も万人に例外なく忍び寄ってくる。しかも医師によ
 れば最近では若い人にも、眼圧の高くない緑内障が増えているときく。
  これも早期発見、早期治療が第一。

  十三日間の入院生活で看護婦さんたちとは、いい感じのコミュニケー
 ションがとれた。彼女らとの会話を通じて、『高齢新人類 Z 』の視点て゜
 眺めた社会時評を織り交ぜた。

  また若者たちへのメッセージも少しばかり、私なりに感じるところを述
 べた。

  この入院の機会に、過去をたどりながら、まさに山あり谷ありの私の人
 生と、この人生を支えてくれた人々との縁(えにし)に思いをめぐらせてみ
 た。

  早期発見、早期治療は、大腸の病気にもあてはまるようだ。この手術
 体験も併せて書き添えた。
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     中日新聞、平成12(2000)年9月28日朝刊 に書評
                  − ようこそ文化へ − 『この一冊』
     ホンゴー出版 「あすすめガイド」に 推薦文 

  「目の手術で入院」へもどる

              

               私記・1752番地」

        「子や孫に、いつまでも続く子孫に伝えるために」
    −歴史観に立って、先祖のルーツを探り、歴史の法則に学ぶ−

           2001、7、8発行 ぎょうせい(名古屋)刊
          A5変形版、113ページ



 要約

  先祖のルーツと、時代を生きた家族の生きざまの一部をしるしたこの家族史を、子や孫に、 限りなく続く子孫に、贈りたい。

  この家族史は、次のように構成された。

 一. 先祖のルーツ

  森下家の初代(始祖)は、森下好右衛門(文化14年生)で、現代すなわち平成12(200)年から数えて180余年前に遡る。
  江戸時代・徳川家斉(第11代将軍)の治世。
 
  その後、五代を経て、現代の当主(峰高)は、六代目に当たる。

  家紋は、織田支流(平氏)・織田瓜の五瓜に花菱・四弁。

 二. 始祖につづく代々の森下家の系譜と一部親族の系譜

 三. 森下家と時代の対応年譜

  五代目・高次郎とその妻・おき代を中心に記述したので、時代の年譜は、五代目夫妻の死後、昭和48(1973)年の「ベトナム戦争終結」までの記述にとどめた。

 四. 森下家の繁栄と没落 

  (1) 五人の子どもらに関する部分は、子どもらが共に過ごした1752番地での時代、すなわち小学生・中(女)学生までの時代を中心に記述した。
  (2) 付記『戦後日本の復興の歴史』については、三と同じ理由で、昭和45(1970)年の『環境公害などの社会問題』までの記述とした。

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 《歴史に学ぶ》ということは、過去から連綿とつづく時代の流れを時間軸としてその上に、自分自身を投影する生き方である。
 時代の流れという厳しい歴史的事実の陰に生きた、一庶民=家族の生き方の中に、未来に生きる子孫の歴史的な時代認識に訴えるものがあるとすれば、私のこれにまさる喜びはない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 道は限りなくつづいている。
 《一つの地球》をめざして。
 悠久の過去から悠久の未来へ。

      プロフィール へ


  


            〈自分史断章〉   
              「爪の痕跡」爪の痕跡」
                  ―  軍需工場の中の青春―
                                        未出版、A4版 24ページ

 戦争の暗雲に閉ざされながら過ごした、中学生時代の青春のひと駒。


 
要約


 学徒動員に至る時代背景と政治的プロセスを添えて、歴史の検証のささやかな手がかりとした。
 戦争は人と自然を限りなく破壊する。戦争を生きのびられた人間のひとり
として、明日の時代に生きる子どもたちに、「歴史に学ぶ」ための一つの資料
として伝えたい。

 一. 長野県伊那中学校報国隊の学徒動員は、このような時代背景のもとに始まり、寮生活や工場、空襲にさらされた青春は、全体として、このような実体であった。

 二. 動員学徒の少年らの、具体的な生活は、それぞれ、寮舎や、工場の職場、米機空襲下の事情、食事情など、このような実体のもとに行われた。

 ☆ 動員学徒の手記
   1.動員生活について
   2.20年3月12日深夜の空襲について

 三. そして、私の軍需工場の中の青春は始まった
   1.寮生活
   2.工場生活
   3.20年3月12日(月)未明の空襲

 主テーマの一部

  ある日、身体の疲れか、緊張が足りなかったのか、手が滑って、重い 《定盤》を自分の左足の上に落としてしまった。足指に重圧がかかり、飛び上がるほどの痛さをこらえて保健所に行き、治療してもらった。
  足のイタミは、一週間ほどで治ったが、左足の小指だけは、いまだに、後遺症をひきずっている。
             
   イタミはないが、小指の爪だけは、18歳の青春を閉じこめた動員生活の嘆きを秘めて、切っても切っても硬直したままに、【ヒンマガッテ】出てくるのである。
  爪を切れば、本来、新しく真っ直ぐに、出てくるはずの爪が、爪の根っこの部分の骨が、変形してしまったのか、爪を切っても、いつもデボデボの、固い石の奇形になって伸びてくる

 「ツメ半月」の奧の「そうぼ(爪母)」といわれる部分が、やられてしまったの かもしれない。
  皮膚科医によれば、「ツメは健康のバロメータ」とも言われ、爪の色や形 爪のまわりの状態などによつて、ある程度、内臓疾患の診断もできるらしい。

  2002年の今、縁側などで折々、自分のツメの奇妙な生態をみつめながら、「工場の中の青春」を想いやり、感慨に沈むときがある。

  結び

  「歴史に学ばない者は、歴史をくりかえす」という・・・
  「歴史の必然の流れ(cosmos=地球村の共生)に、目を凝らせ」ともいう・・

  これらの言葉を、新世紀のパンセとして、
  「軍需工場の中の青春」への想いとともに、私は・・・、
 未来につづく若き人々に伝えたい。
  ・・・・・
  寺山修司 に、「歴史の上のサーカス」という「空想の劇場建設に着手した、奇抜な」(東 由多加) エッセイ集がある。

  情緒不安とイデー喪失の時代にさまよう、軍需工場の中の少年らにとって、まさに、この物語は「歴史の上のサーカス」である。
  歴史に対してか、自分の想像力に対してか、当時の、少年らのメランコリーとアンニュイは、21世紀の現代までも、その痕跡(後遺症)をひきずっている。

勤労動員へもどる



              「コンピュータ入門」  
               −電子計算機と流れ図− 
              1972.11.08発行、ぶらざーKK 刊
                 A5版.169ページ


  項目

 高校におけるコンピュータ教育のねらい
 コンピュータの基礎
 コンピュータのしくみと原理

 流れ図理論
 コーディングとプログラミング
 テープもしくはカードのせん孔

 オペレーティング
 デバッキング
 ラン

 ブール代数
 論理回路
 アプリケーションズ
 
  
            
             昭和45年度版
           初級公務員採用試験問題」共編著
                  −考え方と解き方−
               1969.4.1発行 令文社(東京・長野)刊  
                A5変形版 250ページ 

            新しいユニークな特徴をもりこんだ問題集            

              ★  問題をとくための「考え方」と「解き方」
                ★ フィードバックしながら自学自習できる
              ★ 豊富な問題例とその解説(ヒント)
                ★ 公務員試験合格者のアドバイス
              ★ 受験案内−志願から合格採用までの道すじ

            受験生の身になって創りだされた公務員試験合格
            への道しるべ


              公務員を志す若き世代の人々へのアピール
           
              若き友よ
              君は君の目的を小さくするのか
              それとも
              君の力を大きくするのか         ― ゲーテ ―


    【この問題集の特長】
              《 この問題集を学習するための手引き》

  私たち現場の高校教師より成る進路指導研究協議会のグループは、なによりもまず、受験生の立場に立った、キメのこまかい配慮のもとに、次のような観点・視点でこの問題集を編集してみた。このことは同時に従来の、この種の問題集とはひと味ちがった本書の新しい特長とも考えてよいと思う。

 (1) 問題と解答を、単に羅列するということでなく、問題解決のコツをのみこめるように、問題の「考え方」や「解き方」に特にウェイトをおいて、それらを“くわしく”、“わかりやすく” 解説するよう心がけた。

 (2) 「公務員採用試験問題」の基本になる問題、実際にこれまでに出題された問題、今後出題されそうな問題などを、豊富にしかも広範に盛りこんだ。

 (3) 新しい学習の進め方として、「プログラム学習理論」の一部(フィードバック)の手法をとり入れた。
 読者は自分で学習にとり組みながら、問題がのっているページの上段に指示されているページにもどり、そこで自分の答えの正誤を判定しながら、次の問題に進むことができる。

 (4) 更にこの場合、自分の答えが誤っているときは、“別冊”として設けてある解説(ヒント)を参照して再びその問題にとり組むことができる。

 (5) とかく無味乾燥(むみかんそう)になりがちな問題集に、適度の彩りを添えるため、適当なスペースに“はげましの言葉”と“休憩室”を設けた。

 (6) 受験生の進路指導のための手引きとして、受験案内―志願から合格採用までの道すじ ―を解説した。
 (7) この問題集を伴侶に、ついに公務員への門を開いた先輩たちのアドバイスや実感を巻頭にのせて、本書の「まえがき」とした。

もくじ

1.国家公務員採用試験の要項
2.採用官署
3.地方公務員採用試験の要項
4.公務員の待遇
5.試験の内容
  1.教養試験
  2.適性試験
  3.作文試験
  4.口述試験
6.合格から採用まで




 唯原 歩 の 著作

                  
                                 
  「フローチャートについて」(明治図書)1970 『教授工学』 NO1
 「流れ図のよみ方とかき方」−新教科書による数学教育指導法−
   (近代新書出版社)1972、『数学教育ゼミ』特集号
 「ゆとりある教育をすすめる授業改造の焦点」(明治図書)1976 
 『授業研究』NO153 

 「AIDORインライン教育文献検索システム(1)(2)(3)」(日本科学技術情報センター)1977、1978 『情報管理』VOL20 NO8、9 VOL21 NO4
 「愛知県教育センターにおける教育文献検索システム」
  −AIDORシステムの用語管理−(第一法規)1976、『教育と情報』 NO225
 「日本における文献情報処理システムの紹介」(第一法規)1980
  『教育と情報』NO270

 「愛知県における情報処理教育の実践活動」(地方自治情報センター)
  1981 『地方自治コンピュータ』 VOL11 NO3
 「教育文献初の索引辞典(電算機組合わせ)」(中日新聞社 )1978.5.8夕刊
 「アクセス・ネットワーカーズプラザ-; ゼミにパソコン通信を取り入れる」
  (NTT総合エンタープライズ)1989.5 『情報アクセス』 VOL4 NO36


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