冬の風物詩、寒さに弱いソテツを藁で覆います。
近年の平均気温の上昇で、冬の寒さも厳しさが和らぎました。
関東においては、寒さでソテツが枯れることもほとんどなくなりました。
ですので、冬でもそのままで不便はありません。雪囲いも施工しているお宅はあまり見なくなりました。
しかし、雪囲いというだけあって、降雪の際は、大変助かります。
ソテツの葉の間に雪が積もってしまうと、それが凍ったりすることで、木が冷やされ、葉が茶色く枯れてしまいます。
藁で巻くことで、100%これを防ぐことができるのです。
黒いシュロ縄ではなく、藁縄を使うこともあります。
人によっては、どちらも使用して作る親方もいます。
装飾要素が強いものですから、見た目良く仕上げることができればいいでしょう。
はずす場合は、3月上旬、遅くとも彼岸までを目安にしています。
一番大敵なのは、春になって降る遅雪です。
はずした後に降られる場合は、運が悪かったかもしれませんが、雪囲いの景観を見ることができることは冬の時期の醍醐味には違いありません。
一年経つと葉がぼさぼさになりますね。元気がよい証拠でもあります。
中心に太いものが1本立ち、その周りに子供達が成長し始めた株です。
まだ若い株なので葉も短めで、柔らかめ。
雪囲いするには施工しやすい株です。
最初に垂れ下がったいらない葉を付け根から切って、木を軽くしていきます。
我が家では葉を残したまま雪囲いするので、形がさまになるところまで葉を落とします。
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髪の毛を頭の上にまとめるように(僕の毛の量ではあがりませんが)、持ち上げヒモでぐいぐい縛り上げます。
太目のビニール紐が、絞りやすくゆるみづらいので使いやすいですよ。
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下から生え出した新しい株は、それぞれは小さすぎるため、いくつかをひとまとめにして縛ります。
この絞り上げる膨らみが、その後完成形に繋がるので、幹の太さと同じになるように、葉の量を調整し、曲がり具合も幹に沿って、頭は真上を向くように気をつけてヒモを巻き上げていき、手で傾きを整えていきます。
最終的に7本の株にまとめました。成長したおかげで昨年より1本多くなりました。
藁は、知り合いの農家さんが稲刈りをするときにもらってきます。事前に藁束をすき、長さや方向を揃えて束ねなおします。
実は藁をすく作業や、藁を束ねて縛る作業にはコツがあります。今回は書き切れない情報ですので、別の特集枠を作りたいと思います。
藁を重ねていく長さ次第で、藁を何段木に巻きつけるかが決まってきます。細かく段を作ればきれいですが、それだけ、材料、時間もかかってきます。
天辺には飾りむすびの帽子がのりますので、その下の段まで巻きます。
縛る位置が高すぎたり、低すぎたり、緩かったりすると藁からすべり落ちますので注意です。また、形が一定ではないので、場所場所で若干位置は修正します。
ソテツの幹もとの、とがった部分も痛い(化膿することもあります)ですから気をつけてください。
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頭部を作る
藁束を真ん中より上の位置で結束します。
その上の部分を一握りくらいの量で編みこんでいきます。
髪の毛の三つ編みを結う感じです。
編みこんでいくと、最終的に天辺まで到着しますので、最後は十字に藁を編みこんで完成です(ってこれだけ編める人はいないと思いますので、参考に)。
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今作った頭部をかぶせれば完成ですが、上に行くほど細くなる頭部は、一箇所の結束では風が吹くと抜けてしまうことがあります。ですので頭部のシュロ縄と、もう一段下のシュロ縄を針金で結んでおきます。
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最後に、縛ったりすることでずれてしまった藁の裾を切りそろえます。
少し藁を手で開き気味に仕上げるとダイナミックさが出ます。
完成です!
手入れに行った先で、お客様のところにあった材料で作ることもあります。
あるだけの量の藁で作ることや、コモなど、なんでもきれいに仕上げることでそれなりの雰囲気を出すこともできます。
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