生垣素材と意識して植物を見ると、自分でもその植物に色々な可能性が見えてきます。
よその庭を見ると、意外なものを生垣として利用していたり、言われてみればこれも生垣だと思うものまで様々です。
人のイマジネーションはすごいです。これが少しでもその刺激になるとうれしいです。
常緑広葉樹。日陰でも育ちます。三つ叉に分かれた葉が個性的です。最近のガーデニングでも重宝がられて人気が戻ってきました。アオキと同様、家の裏手の目隠しとしても使われます。生命力が強く伸びるので、手入れは怠らないように。大きくしすぎると下枝がなくなります。葉に虫がつかないので管理は楽な部類に入ります。
○カクレミノ
下枝がなくなってしまう欠点を補うため、上記の二軒のお宅のように、フェンスの内側に植えて目隠し、西日よけに利用したり、サツキなどで低生垣を作って二段にするなど、アイデア一つで利用法は広がります。
カクレミノも花が咲き、実を成らせるのでそちらも楽しめます。
常緑広葉樹。日陰でも育ちます。ナンテンもヒイラギナンテンも、縁起物のとして鬼門よけに必ずといって良いほど利用します。個性的な両者ですが、どちらもメギ科で性格はほぼ同じ。花が咲き、実が成ります。虫に対しても強く、手入れも楽です。
○ナンテン(同じ扱いでヒイラギナンテン)
生垣として利用しても、実を成らせやすいのも特徴です。ただしあまり薄く作ると、やはり下枝の損失が目立つようになるので、ご自分で使いたい場所ごとにバランスを考えてください。
ヒイラギナンテン
両者共に紅葉がきれいなのも見逃せません。
常緑広葉樹。日陰にも強いです。ここではフェンスに絡めて生垣をなす常緑性のツルものとしておきます。
虫に強く、手入れも楽なものがよいですね。ツルものはどれも花や実に個性があるものが多いです。
数点あげてみましょう。
○ツルもの
サネカズラ
スイカズラ(写真はツキヌキニンドウ)
ツルニチニチソウ
キャロライナジャスミン
ムベ
オウバイ
これらは全て手元にあった写真から抜粋したものです。
調べればもっとあるでしょう。
いずれツルものだけで特集も組みたいと思いますが、実際にはそれほどの数が存在しますので、色々アイデアを練ってみると楽しいですね。
ここでは一年中使えるという意味で、常緑系のつるもののみの掲載にしましたが、常緑の生垣とフェンスに落葉系のツルというものいいでしょう。
常緑性で日陰でも育ちます。つくしのような茎が立っているだけという至ってシンプルな植物ですが、タケと同じような扱いで考えれば、十分生垣です。しかも手入れという手入れは要りません。虫もつきません。欠点といえば増えすぎること。邪魔になったところは根から抜いてしまうのが一番でしょう。
○トクサ(同じ扱いでハラン、オモトなど)
もともと日本庭園では利用されていました。場所を選ばず使え、水辺にも植え込むことができます。
庭のアクセントとして利用すとおもしろいですよ。
ヒイラギナンテンの実
ハラン
オモト
どちらも葉ものではありますが、使い勝手はトクサと同じです。葉が広がる分、トクサよりスペースが必要となります。三者をうまく組み合わせて使う方法もあります。
常緑広葉樹。日陰でも育ちます。葉は丸めで光沢があります。萌芽力があり刈り込みにも強いです。ただし花芽は先端につきますので時期に注意です。青虫が付きやすいので葉に注意が要ります(枯れることはありません)。
一重の花と八重花があり、一重の方には実がなります。
○クチナシ(同じ扱いでジンチョウゲ)
昔から玄関前の生垣などで利用されてきました。
最初から背丈を高く作ると下枝が追いつかないので、切りながら仕立てていく方が良いです。
八重咲きの花
クチナシの実。
口の開かないこの実からクチナシという名が付いたとも言われています。
天然の着色料として、キントンなどに利用されてきました。
ジンチョウゲ;
こちらの方が葉が小さく、模様が入ったりするので好まれる方もいます。虫もこちらの方がつきづらいですが、下枝がなくなりがちになるのが注意事項です。
花は、赤花と白花があります。
クチナシ、ジンチョウゲともに、良い香りがします。
それも、この両者が玄関前などに使われてきた理由でもあるでしょう。
常緑性で日陰でも育ちます。虫もつきづらく、大した管理もいりません。増えて整理したい場合は、根ごと抜いてしまいましょう。これも使い方次第では生垣と呼べるのではと掲載します。これでも花が咲き、実が成るのですよ。
○ジャノヒゲ
法面の土のおさえなどにも使われています。意外と背が盛り上がって、仕切り代わりに使用することもできます。
二段垣の根元の抑えにするのにも使えます。
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