2002/7/28
中国の大地へ
昼過ぎ、上海虹橋空港に到着。初めての空の旅は、とても心地良かったです。
上海に到着して、まず感じたこと。それは、上海が大阪と同じか、それ以上に蒸し暑いとういうことでした。
その暑さに、「これから無事やっていけるんだろうか?」と不安に感じました。
空港内で、TC200$を中国元に両替しました(→1640.5元)。
知人などに見せてもらう以外では、海外の紙幣・コインを扱うのは、もちろんこれが初めてです。
円と元の換算は、15円が1元に相当すると思ってもらえればいいと思います。
いずれにしても、1640.5元というのは結構なお金であり、
中国国内で使用した全ての費用約3900元の半分ほどということになります。
海外では、特に「お金の取り扱いには注意しなければならない」と聞いていたので、
旅行中は常に注意を払うようにしましたが、それが結構大変でした。
上海駅へ向かう
当初の予定では、「28日中に北京行きの列車を確保して、明日(29日)朝には北京へ到着」
ということになっていたので、とりあえず上海駅へ向かう手段を探すことになりました。
探すと、空港前にバス停があり、何台かのバスが止まっていました。
すかさず、Kがバスの運転手に上海駅へ行きたいことを伝えましたが、
結局どのバスに乗ればいいのか、上海駅へいけるのか分からず、
中国初日にしていきなりタクシーを使う羽目になりました。
タクシーの運転手は、地図と身振り手振りを交えた僕たちの説明を何とか理解してくれ、
高速道路を利用して(もちろん値段は上乗せでしょうが)上海駅まで送ってくれました。
料金93元(=約1400円、もちろん2人合わせて)という値段については、そのときは少々高い感じもしましたが、
高速道路を使った分も含めれば、まあそんなものなんでしょうか。
上海の街並み
上海駅までの間、運転手との会話はKにまかせ(といっても、会話にはなっていませんでしたが)、
僕のほうは、周囲の景色を確認することに全集中を注いでいました。
それで思ったのは、上海が非常に発展した都市であるということです。
よくご存知の方からすれば当たり前のことなのかもしれませんが、
僕は「上海といっても、発展しているのはせいぜい一部の地域でしかない」と思っていました。
しかし、高速道路の両側にそびえ立つビルは途切れることがなく、
大阪の梅田新御堂以上、あたかも東京の首都高を走っているかのような風景には、
不思議な感じがしました。「本当に中国に来たんだろうか?」と。
上海の人々
上海駅近くで降ろしてもらい、徒歩で駅まで向かったのですが、
中国の人々を見てかなり驚いたことがあります。
それは、「信号」というものの存在価値がほとんどないことです。
横断歩道、信号などは、日本とさほど変わりはないのですが、
人々の感覚が日本とは大きく異なるようです。
日本でも、赤信号を無視する人は多くいますし、僕もちょくちょくします。
ですが、それは程度に差はあるにしても、だいたい
「車が来ないとき」「車が来ていても安全だと思うとき」です。
しかし、ここでは違います。人々は信号が赤であろうと常に道路を渡る隙をうかがい、
渋滞で車の動きが鈍くなろうものなら、一斉に人々の波が動き出します。
その目は獲物をねらう肉食獣の目、その動きは大草原を移動するカヌーの群れといったところです。
渋滞をさらなる大渋滞へと変貌させる悪い循環があるようで、今後の中国における課題の一つではないでしょうか。
この「信号無視」の度合いは、中国内でも都市によって若干の違いはありましたが、
いずれの地域でも、はるかに日本よりひどいものでした。
この感覚に慣れるのが一苦労で(慣れる必要もないかもしれませんが・・・)、
最終的には誰かについて無視することならできるようになりました。
失望
上海駅に到着し、今日中に北京行き列車チケットを確保するという計画は、
早くも無残に散り去りました。というのも、僕たち2人に宿をすすめてきた駅前のおばさん
(おばさんと僕たちの間で、たまたま通りかかったお姉さんが通訳してくれました)から、
少なくとも次の日の夕方出発の列車しかとれないという情報を得たからです。
すぐに計画を変更し、今日は上海でとまることにしました。
はじめは、高いホテルを紹介されたりと色々やりとりがありましたが、
最終的には、翌日のチケットを代わりにとってくれるということを条件に、
そのおばさんにつれられた上海駅北側の安ホテルで落ち着きました。
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上海の素顔
旅行早々予定外だらけでしたが、その割にこの宿はそう悪くなかったです。
値段のほうは、食事なしのツイン1泊(シャワーは有)が一人あたり99元(=約1500円)と
いうことで、安くも高くもないという感じでした。
安ホテルと道路を挟んで反対側に、大きなアパート(廃墟?)のようなものが立っていたんですが、
それがまた、見るも無残なものでした。てっきり、人は住んでいないとばかり思っていたのですが、
実際は多くの人々が住んでいるアパートでした。
先の高速道路からの景色で、「上海はかなり発展している」と感じたのですが、
それは、どうやら上海駅南側地域にしかあてはまらないことのようです。
上海は近年急激に発展した都市で、観光地となっている南東部の外灘地域、
中心街となっている上海駅南側地域は先進国の様相をしていますが、
駅北側はかなり発展途上といったところです。そういう訳で、
駅北側と南側では街の様子が全然違います。上海の素顔を見たければ、
この駅北側に足を運ぶといいと思います。
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バンメシ
中国に来てから数時間しかたっていないにも関わらず、もうくたくたでした。
これがカルチャーショックというものなんでしょうか?
お腹も空いてきたので、Kとともに街に繰り出しました。
僕は、誤って高級レストランに入ってはまずいと思っていましたが、
この地区ではそのような心配は不必要でした。
途中、パン屋を見つけ、「明日の朝ごはんにしようか」と相談していたところ、
手ごろそうなファースト・フード店が見えてきました。
店名は「永和大王」。大王とは、なかなか不届きな店です。
不届きついでに言うと、この店は、そのマークといい、配色といい、明らかにケンタッキーのパクリです。
その後、この店が、少なくとも上海のあちこちで展開しているチェーン店の一つであることを知るのですが、
この時点では、そんなことは知る由もありません。いかにも、怪しげな店。
でも、入ってみたい。そんな感じで入りました。
入ってみると、普通のファースト・フード店でした。メニューはどうやら中国料理のようです。
何が何なのか分からないので、とりあえず適当に注文しました。ところが、ところが、・・・。
出てきたのは、うどんか?スープ?ちまき?という3品でした。はっきり分かったのは、
オレンジジュースだけです。ナッツ、肉片入りのうどん状のもの、スープ、ちまきの全てが正直まずかったです。
おそらく中国で食べた中で、最もまずかった食べ物だと思いますが、
かなり好みで分かれるところであるのも事実です。ぜひ、お試しあれ。
ちなみに、お値段の方は、3品あわせて13元(=195円)、オレンジジュースが7元(=105円)でした。
中国では、海外由来の飲食物は、軒並み高めの値段設定のようです。
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コンビニとインターネット・カフェ
お腹がふくれ、精神的に余裕がでてきたので、宿までぶらぶら街を見ながら帰ることにしました。
途中、コンビニを発見し、午後の紅茶を購入しました。こんなところでも、コンビニあるんですね。
さらにぶらぶら行くと、インターネット・カフェを発見!
さっき通ったときには全然気づかなかったのに・・・。
やはり、人間、お腹がすいていると注意力もなくなるんでしょうか?
1時間3.5元(=52.5円)でパソコン・ネットが使い放題だったので、
家にメールを送ったり、ネットを見たりと満喫しました。
1時間たち、やることもなくなったので、僕はやめましたが、Kはまだメールしていました。
周囲に目をやると、僕たちぐらいか、あるいはもう少し年齢が低め(だいたい15〜20ぐらい?)
の男ばかりでした。その多くが、ネットゲームに熱中していました。
このあたりは、日本も中国もあまり変わりませんね。
その他の都市のネット・カフェの様子も含めて考えると、
中国では、高所得者層を除けば、個人でパソコンやゲーム機を所有することは
少ないのではないでしょうか。その代わり、安いネット・カフェが発達しているようで、
中国のハイテク産業の源はここに端を発しているのかもしれません。
(ただし、このあたりは僕の推測に過ぎません。)
その後、宿に戻り、すぐに寝ました。
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