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vol.13 成都 〜武侯祠と三国志〜




2002/8/9


友人Kが...

今日もすがすがしい朝です。 「今日から一人になるけど、ファイト一発頑張ろー!!!」(←8月8日分参照)と気合を入れて起きると、 すでに峨眉山(がびざん)方面ツアーへ出発しているはずのKが転がっています。

「まさか、寝過ごしたのか?」
一瞬そう思いましたが、その程度の問題ではありませんでした。 Kが高熱を出していたのです。

Kの話によると、発熱に気づいたのは深夜。 体の異常に気づいたKは、受付まで体温計を借りにいったそうです。 そして計ってみると、なんと39度。 あわてたKは、とっさに僕を起こそうとしたとか。

でも、一旦寝るとなかなか起きないのが僕の特徴。 全く起きてくれない友人(僕)にKはこう思ったそうです。
「なんて白状な奴なんだ...」

Kには悪いけど...

39度の熱を出したKでしたが、僕が見る限り、熱の割に元気そうでした。 ただ、非常に寒がるので、僕が持っていた雨具を貸してあげました。 この雨具は帰国後返してもらいました。

Kには悪いですが、僕は翌日には上海へ発つことが決まっていたので、 成都観光に出ることにしました。

肉まん

まず、朝食として宿近くでミニ肉まんを4個購入(1元)。 このうち2個は、中に肉の入った日本でもお馴染みの「肉まん」。 残る2個は、中身のないものでした。つまり、肉まんというよりは、 もちもちの「生地」だけの食べ物です。

これが非常においしく、53路バスに揺られつつ、あっという間に全て平らげてしまいました。 そして、ちょうど食べ終わった頃に着いたのが、かの武侯祠です。

武侯祠へ

三国志を知らない人にとっては、「ただ中国的な建物・像がある場所」。 逆に、三国志好きな人間にとっては、ある意味「聖地」のような場所。 それが武侯祠だと思います。ちなみに、 武侯祠の「武侯」とは、日本でもお馴染みの諸葛孔明のことを指しています。

この場所には、5世紀ごろ、諸葛孔明の主君である劉備玄徳をまつる昭烈祠が最初に建てられました。 その後、隣接して孔明の武侯祠が建てられました。

14世紀ごろに昭烈祠と武侯祠は合併され、「漢昭烈祠」という名前になりました。 つまり、正式には主君である劉備が中心です。

しかし、時代とともに、また民衆の孔明人気とともに、 「漢昭烈祠」はしだいに「武侯祠」という通り名で呼ばれるようになっていきました。 「武侯祠」前の道路の名前も「武侯祠通り」になっています。

28人の文官・武官の像が並ぶ文臣廊・武人廊、劉備・関羽・張飛の像がある昭烈廟、 孔明とその子・孫が並ぶ武侯祠などなど、見ごたえたっぷりです。

また、お土産の種類も非常に多く、扇子・置物・衝立など高いものから安いものまで色々ありました。 僕はその中でもお手ごろな三国志人物トランプを買いました。

武侯祠については、撮った写真の枚数が多いので、別のページ (武侯祠Gallery) でまとめて紹介しています。三国志好きな方はぜひ見てください。



(1)
武侯祠内の通路



(2)
扇子をもつ孔明像



(3)
三義廟



(4)
武侯祠内の建物






(5)
「漢昭烈之陵」の文字





(6)
武侯祠入口の様子



四川省博物館を目指すが...

途中で腹ごしらえ(たまごチャーハン・3元)後、 16路バスに乗って四川省博物館を目指しました。 降りるべきバス停で降りなかったため、かなりの距離を歩くという羽目になってしまいましたが、 なんとか四川省博物館には到着しました。

でも、何か様子が変です。
静寂なはずの「博物館」が騒然としています。

それもそのはず。運悪く、四川省博物館は改修中でした。 このまま引き下がる訳にも行かないので、 ガードマンにあらゆる手段を使って「見たい」という意思を伝えようとしました。

すると、思いが通じたのか、ガードマンは遠くを指差して何か言うではありませんか。 中国語の分からない僕にとって、それが何を意味するのかは全く理解できませんでしたが、 指す方向に何があるのかは分かりました。

四川大学です。

そこで、「改修中は、きっと大学内の施設を使って展示しているんだろう」という甘い考えで大学に乗り込んだのですが、 結局中には入れてもらえませんでした。

まあ、ふらっとやって来た奴を入れてくれるとは思いませんでしたが、 それにしても、見れないんだったらガードマンも勘違いするような素振りを見せないで欲しいですね。

ただ、これぐらいのことなら、事前に宿で聞くことができただけに、 非常に悔しかったです。

撮影場所不明
大阪、中ノ島あたりに似ていませんか?


天府広場へ

気を取り直して、次へ!! 16路バスを乗り継いで訪れたのは、天府広場。 広場の一番目立つ場所には、立派な毛沢東の像も立っています。 特に何か見所があるという訳でもないのですが、多くの中国人がたまっていました。 彼らも、何かの観光をしているというよりは、座れるところを見つけては休憩したり、 ジベタリアンやっていたりという感じでした。

ここから宿まではそう遠くなかったので、疲れた足を休めた後、歩いて宿まで戻ることにしました。

毛沢東像
天府広場の毛沢東像


中国のQoo

宿までの途中、意外なものを見つけてしまいました。 日本でおなじみのQooキャラクターの看板です。

もちろん、文字は全て漢字。 日本で何気なく見ていたキャラクターが中国語で表示されているのは、なんとも奇妙なものです。

しかもよく見ると、セリフ「クー」が「酷」と表示されています。 日本人にしてみれば、「酷」なんて、まるで青汁を飲んだ後なのか?と思ってしまいますが、 中国では「格好いい」というニュアンスが入っているとか...。

同じ漢字を使っていても、意味が全然違うということを改めて実感しました。

中国のQoo
「酷」でQooー!


夕食

この日の夕食はKとともに、宿で働いていた余輝収さんに連れて行ってもらいました。

中国では、英語に慣れさせるために、一人一人英語名をもっているそうで、 彼女もPhyllisという英語名をもっていました。

彼女おすすめの料理を食べたのですが、僕はなかなか美味しいと思いました。 今思えば結構辛かったのかもしれませんが、舌が四川の辛い料理に慣れてしまっていたようです。 一方のKは、体調が悪く、熱もあることから、かなり辛い辛いと言っていました。

宿へ帰る途中、彼女が学んでいる学校(医療系とのことでしたが)を見せてもらいましたが、 暗くてよく分かりませんでした。 帰り道がよく分からないということで、彼女に途中まで送ってもらったのですが、 別れてから案の定道に迷いました。

街灯などが少なく、日が暮れると道の雰囲気が全然違うようで、 ちょっと苦労しましたが無事帰ることができました。


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