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vol.15 列車に揺られて 〜おじさんの親切に謝謝!〜




2002/8/11


トイレ・・・

7時ごろ、周りの音で目が覚めました。起きると、もうすでに多くの人たちが起床済みで、 朝食をとっている人、おしゃべりしている人、景色を見ている人、それぞれのやり方で生活が始まっていました。

今日は一日中列車移動です。成都から上海まで直線距離でもかなり距離があるのに、 この列車は西安近くまで北上し、その後、洛陽・徐州・南京などの都市を通るコースで行くようです。 こういう場所にこそ新幹線のような高速列車が必要だと思いました。

しばらくして、トイレに行きたくなったので行っみたのですが、どのトイレもなかなか開いてくれません。 もれるほどヤバイ訳でもなかったのですが、ちょっとイライラしていました。

すると、S先生がこちらにやってきます。そして、S先生によると、もうすぐ駅に着くのでトイレは使えないとのこと。 駅でごまかして乗る人を防ぐためなのでしょうか?何も知らずにトイレ前で待つ僕の姿を見て、 生徒さんの一人がS先生に伝えてくれたそうです。S先生とその先生に感謝したのは言うまでもありません。

ちなみにS先生のいわく、トイレの使用表示ランプが消えていれば「使用可能」、 点灯していれば「使用不可」らしいです。列車の旅の参考にしてください。

成都-上海間のどこかの駅(1)
駅

成都-上海間のどこかの駅(2)
駅




カップラーメンが育んだおじさんとの友情

音楽を聞きながら景色を眺めていると、時間はあっという間に過ぎてしまうものです。 時間はいつの間にか昼食どきになっていました。

僕のベッドの向かいには、かなり酒飲み(紹興酒好き)のおじさんがいたのですが、 そのおじさんがあまりにも美味しそうにカップラーメンを食べているのを見て、 一気にお腹がすいてしまいました。

僕もカップラーメンを列車に乗る前に買い込んでいたので、それを食べようと思ったのですが、 どこでお湯を入れればいいのか分かりません。S先生に尋ねても良かったのですが、 ここは一つ、目の前のおじさんに尋ねてみることにしました。

「湯?湯?」

中国語の言葉がそれしか分からなかったので、 カップラーメンにお湯を注ぐジェスチャーと気合いでなんとかがんばったところ、 おじさんはすんなり分かってくれました。

しかも、わざわざお湯の入れ方、具の入れ方、できるまで5分ふたを閉めて待つことなども 全てジェスチャーで教えてくれました。日本にもカップラーメンはあるんだけども〜と思いつつも、 おじさんの親切を裏切ることもできませんでした。

このこともあって、このおじさんとはかなり親しくなりました。 まさにカップラーメンが育んだ友情です。 言葉が通じる訳でも何かに意気投合した訳でもありませんが、 「そこの酒をとってくれー」とか「この荷物をそこに置いといてちょうだい」とか おじさんとは積極的に関わったのを覚えています。

おじさんと一緒に写真をとることも試みたのですが、 結構シャイな方のようで残念ながら断られてしまいました。

列車の時刻表
列車の時刻表

おじさんのインスタントラーメンとお茶
おじさんの昼食





(1)
洛陽到着前の風景
洛陽到着前の風景


(2)
洛陽駅
洛陽駅


(3)
洛陽駅
洛陽駅


(4)
洛陽後の車窓風景
洛陽後の車窓風景


S先生、鄭州で降りる

そうこうしているうちに、列車は鄭州までやって来ました。 残念ながらS先生とはここでお別れです。S先生には色々助けてもらったので、本当に感謝です。

で、この駅から乗ってきた男性2人組がかなり強烈でした。

この2人は仕事でどちらも日本に行ったことのある方で、日本語をよく知っているとのことだったのですが、 2時間ぐらいずっと「こんな日本語を知っているぞ」というような話をされました。

2人から矢継ぎ早に攻め立てられる状況が苦しかったので、伝家の宝刀、三国志の本を取り出したのですが、 それが失敗でした。追い討ちをかけるように2人から三国志の物語をはじめから語られ、 終わった頃にはさらに1時間が経過していました。

その後、すぐに寝たのは言うまでもありません。



(1)
S先生の後姿

(2)
夜の駅




怖いよ!酒好きのおじさん

痛っ!


突然、殴られるようにたたき起こされたのは上海到着の数時間前。まだまだ外は暗い時間帯でした。

僕を起こしたのは、カップラーメンで親しくなった例の酒好きのおじさんです。

怖い形相で「窓の外を見ろ」というような素振りを見せるので、 おじさんの気迫にビビりつつ外を眺めていると、まもなく列車は橋に差し掛かりました。


この橋が長い長い!


かなり川幅が広く、少なくとも淀川の2倍程度、利根川の1.5倍程度はあったと思います。 (あくまでも、感覚)

寝ぼけた頭で、初めどういうことなのか分からなかったのですが、 しだいに「ひょっとして、これって長江(揚子江)とちゃうん?」と思い始めたので、 紙に書いて尋ねると、どうやらその通りのようでした。

たたき起こされて初めはかなりビックリしたけど、本当にいいものを見せてもらった思います。

おじさんには何度も何度もお礼を言って、上海までの数時間、再び寝ることにしました。

(突然のことだったので、写真が撮れなかった・・・ 本当に残念です。)





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