▼赤っぴの本棚メモ

お客さまへ
リンクの貼ってあるとこだけ、感想とか置いてあります。
ネタバレのあるページもあるのでご注意。
to be continued...

●未読/○途中まで/×処分

赤川 次郎(あかがわ・じろう)

一日だけの殺し屋/青樹社文庫
赤川次郎って、中学生の頃よく読んだけど、大人になって懐かしくなって読んだら全然つまらなかった…。

芥川 龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)

地獄変・偸盗/新潮文庫
2004 08/以前から、昔のいわゆる古典というやつを原作にして小説書いてくれればきっと面白いのに、と思っていたら、とっくにやっていたんですね芥川さん。あらためてこの名作に電車の中で没頭しまくり。言葉の緊迫感と、リアルさに目がくらみそう。この人は、神の領域に近いところにいる気がする。エンターテイナーであり、哲学者であり、私の中では最大のカリスマです(ってまだ2冊しか手元にないじゃん)。
蜘蛛の糸・杜子春/新潮文庫

浅田 次郎(あさだ・じろう)

勝負の極意/幻冬舎アウトロー文庫

有島 武郎(ありしま・たけお)

惜しみなく愛は奪う/新潮文庫
小さき者へ 生まれ出づる悩み/新潮文庫

家田 荘子(いえだ・しょうこ)

俺の肌に群がった女たち/祥伝社ノンポシェット文庫
最後の、当時の流行言葉系の用語解説がくだらなくて笑える

池田香代子 再話/C. ダグラス・ラミス 対訳★

世界がもし100人の村だったら/マガジンハウス
200204/インターネットをかけめぐった「ちょっといい話」みたいなもの。世界というのを理解するのには結構わかりやすいかも。似たような追従本が、つまんなくて笑えます。

石原 壮一郎、ひさうちみちお(いしはら・そういちろう、ひさうち・みちお)

大人養成講座/扶桑社文庫

泉 鏡花(いずみ・きょうか)

婦系図(おんなけいず)/新潮文庫
200201/花組の芝居で見た。「別れろ切れろは芸者のときに言う言葉」が名セリフとして伝わる「湯島の白梅」の話なんだけど、実はこの部分は後から書かれたもので、本編にはちっとも出てこない。本編は、かなり錯乱してサイドストーリーがもつれ絡んだ複雑な大作。どっちかっていうと歌舞伎っぽい味わい。内容は社会派です。さすが明治。

井上 ひさし(いのうえ・ひさし)

黙阿弥オペラ/新潮文庫
200208/タイトルに惚れて購入。こないだ読んだ「悪への招待状〜幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ」小林 恭二/集英社新書が面白かったので、最近「黙阿弥」という言葉に魅かれる。シナリオ形式。歌舞伎作家・河竹新七がスランプから脱して黙阿弥と名乗るまでを、愉快な仲間とのやりとりで読ませる。仲間っていいね、と単純にしみじみ感じられて、井上ひさしをちょっと尊敬した。この人の芝居見てみたくなっちゃったです。

岩崎 峰子(いわさき・みねこ)

×祇園の教訓〜昇る人、昇りきらずに終わる人〜/幻冬舎

 副題がなんともそそる本。帯には「一流になる人の共通点」。この本を思わず買ってしまう大多数の人の動機は、「はたして自分は一流になる人なのか? それともなれない人なのか?」というジャッジメントを求める心理ではないだろうか。自分も含め。でも、この本からそのような結果は導きだせない気がする。祇園の素晴らしいルールはわかった。大事なのは、プロ意識。

岩月 謙司(いわつき・けんじ)

女性の「オトコ運」は父親で決まる/新潮文庫
200408/香川大学の人間行動学教授の岩月氏による、論文、の、ようなもの。「だめんずうぉ〜か〜」の倉田真由美が解説マンガを書いている。帯には「愛すべき人を遠ざけ、“どうでもいい人”を引き寄せていませんか?」とある。この手の本ってあまり近づかないようにしてるのだが、ふと手にとってみて結局読みきってしまった…。おおざっぱに言うと、男運が悪いとか言ってる女性は「だいたいが」ファザコン(幼少時に父親に愛されなかった娘)であり、相手に父性を求めてしまうばかりにうまく恋愛をすることができない。なぜなら、自分を愛してくれない父親を愛することが無意識に愛情だと勘違いしているからであり、自分を愛してくれなそうな男性に魅力を感じてしまうからである。そして、普通に自分を愛してくれる男性をスルーしてしまいがちだ。もったいないからちゃんと自分を愛してくれる人に気づき、ちゃんと愛されましょう。…というような感じ。ちなみに、ファザコン娘はマザコン息子と魅かれあいやすく、何かがおかしいと感じつつもそれに気づかないで不幸をくりかえしがちだそうです。「へぇー」。で、あまりにもその「だいたいが」のサンプルに当てはまる私は、じゃあどうしたらそれを克服できるんだ?と思いながら読み進んだが、そこに関する記述はなし。わかったけど、どうすりゃいいんじゃ!と思った。すごく不親切な本。しかし、一歩間違うと「そういうわけで、この壷を買うとあなたもファザコンを直すことができます」に近い領域の話だと思った。そういえば、村上龍も父親に愛された娘は最高だとかどっかのエッセイで書いていたな。

内田 春菊(うちだ・しゅんぎく)

キオミ/角川文庫
今月の困ったちゃん/新潮文庫
私の部屋に水がある理由(わけ)/文春文庫

江戸川 乱歩(えどがわ・らんぽ)

屋根裏の散歩者/D坂の殺人事件/新潮ピコ文庫

遠藤 周作(えんどう・しゅうさく)

海と毒薬/講談社文庫
20040813/戦争時に、大学病院で行われた捕虜の生体解剖に関わった人たちの心の動きを追う。「日本人にとって神とは何か、罪とは何かを根源的に追及した問題長編。毎日出版文化賞・新潮賞受賞」(背表紙より)。「わたしが・棄てた・女」と同様、ここにも“ミツ”という女性が出てくる。よく知らなかったが、この人はカトリック作家だったようだ。やたら長い解説が載っていて、それによると、“ミツ”の存在には何やら深い意味があるらしい。ちょっと気になる。

 この話の舞台設定がすごい。映画の「es」と、「エルサレムのアイヒマン」を思いだす。「何もしない」つまり自分で選択せずに流されることで生まれる罪というものに正面から向き合っている話。最近私は「戦争」というものが非常に近い存在としてそこにあるということに怯えているところがあるのだが、その怖さは、「自分が何も選択しない」ことによって、間接的に行っている罪があるのではないだろうかということだ。自分の中で、すごくあっちいったりこっちいったりして、考えが一本にまとまらないのを、ずっとそのままにほったらかしている…そのこと自体に罪があるような気がしてならないのだ。

 年表によると、昭和33年、35歳の頃に書いた作品だということ。えー、もうあと少しで同じ年齢なんですけど…。この違いは何だ。ところで「深い河」が70歳で書いた作品。…明らかに迫力が違う。当然「海と毒薬」の方がキレてる。しかし「人間の真実」をひたすらに探求するという彼の心の芯は、何一つ変わっていないのかもしれないなぁと思った。

深い河 ディープ・リバー
200212/業の深い私は、これを読んでガンジス河に入りたくなった(笑)。ちょっと説教くさい(年寄りくさい)。ところで説教とは、年配の人の方が欲しがるものではないのだろうか。そうだとすれば、この本がなぜ人気が出たのかがわかる。帯には「生きる意味を問う最後の純文学長編」と書いてある。生きる意味を問うことが生きることそのものである若者とは違い、そういった年月を経て年配となった人間は、自分でその答えを出せなかった場合、何者かが「答え」をくれることを欲するのではないかとふと思ったからだ。だって、こんなに生きてきたのにわかんない、って思ったら、ついいろんなものに手出しちゃうんじゃないのか? 私はまだそんな年にはなっていないので、答えはいらねぇ。
わたしが・棄てた・女/講談社文庫

大槻 ケンヂ

ボクはこんなことを考えている

大谷 晃一(おおたに・こういち)

文楽の女たち/文春新書
0308/「個性的な女主人公が登場する十二の文楽をとりあげ、物語をたどり、見所や背景を解説します。現在では名場面のみの上演が多くなってしまいましたが、全体を読むと、人物の性格の奥深さや、複雑な設定が改めて見えてきます。身分やお金や義理に縛られ、自由に生きることができなかった女たちの、時代を越えて涙をさそう命がけの恋の話を、大阪ことばを混じえた著者独特の語り口でお楽しみ下さい。」とはカバー裏の説明より。資料として拾い読みしたものを、改めて最初から読み通してみたところ、やばいぐらい各ストーリーで泣きそうになる。浪花節、の意味がおぼろげにつかめてくるような書。そして、いつの時代も女はどうしてこうなのかなぁと思う。それとも、私を含め、私の回りの女にこういう人が多いだけなのか?

大野 敏明(おおの・としあき)

知って合点 江戸ことば/文春新書

 あ、まだ全部読んでなかった

小川 未明(おがわ・みめい)

小川未明童話集/桑原三郎編/岩波文庫

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