アロマオイルが体内に取り込まれるには4つのルートがあります。

1.嗅覚として神経系へ刺激が伝わるもの
 人は何かの匂いを感じた時、それが何かを認識する前に、その匂いが好きか嫌いか、あるいは快か不快かという反応が起こります。
またある匂いがその匂いに関連した記憶を呼び覚ますこともあります。
 ある匂いをかぐと、その揮発成分が鼻の奥の上部にある嗅上皮の粘膜に溶け、そこで嗅細胞が出している毛(嗅毛)にキャッチされると、
それが嗅神経細胞の興奮となって神経線維を電気的インパルスが伝わっていき脳に入ります。
嗅神経線維を伝わるインパルスは脳の内部の嗅球、嗅索を経て大脳辺縁系といわれる脳の領域に達します。
 そして大脳辺縁系で香りは古い記憶や本能行動と結びつき、強い感情を呼び起こした後、視床下部へと伝わり、身体に生理反応が現れます。
視床下部は私達の体の恒常性を保つために自律神経系や内分泌系(ホルモン調節)、そして免疫系を調節しています。
 またそれとは別に大脳辺縁系に入った嗅覚刺激は大脳皮質にも伝えられ、香りに対する「意識」を作り出します。
この2つの伝達がほぼ同時に起こっていると考えられます。それは「その人にとって快い香りは、自動的に体のバランスを取る」という点で一致しているのです。
 それによって、アロマセラピーではオイルの成分が嗅覚を通じて大脳辺縁系の視床下部に伝えられ、
気持ちが落ち着いたり元気になったり悲しみに耐えられるようになったりという心理的効果が得られるのです。

2.皮膚による浸透
 人の皮膚は通常簡単に物質を通過させることはありません。
それは皮膚の表皮を覆う皮脂膜や角質層のバリアゾーンがあるからです。しかし、精油はとても小さな分子構造をしている上親油性ですから、これらを容易に通過します。
 キャリアオイルで稀釈することで肌にオイルの成分をながく留めるとともに、マッサージなどで血行をよくして、透過性を良くします。
そして真皮層の血管やリンパ管に入り、血液を介して全身の組織、器官へと広がります。
 ある実験では、ガーリックの精油を足にすり込んだ場合、10分後にはその人の呼気の中にガーリック油成分が検出されたという結果が出ています。
つまり10分という短時間で皮膚を透過し血流に乗り、肺胞でガス交換され、呼気に出てくると言うことを意味しているのです。

3.吸入による体内への吸収
 オイルのにおいを嗅ぐと、精油成分はわずかながら鼻粘膜から吸収され、血液に入るものがあります。
肺の一番奥にある肺胞の薄い膜を透過して血液に入り体内を循環します。

4.内服による消化管の粘膜からの吸収
 日本ではあまり勧められていませんが、フランスでは専門の医師や療法家により内服の方法が取られています。
 精油は内服すると消化管粘膜から吸収され、血液循環を経て肝臓に至り代謝分解されます。
内服の場合、成分全てが吸収されるため続けると肝臓に蓄積し、毒性を発見する恐れがあります。
また消化管粘膜に対する刺激も考慮せねばなりません。坐薬として肛門や膣から挿入する方法も、
消化器系を解さないため分解を受けずそのままの形で循環します。
 皮膚よりも粘膜からの方が速やかに吸収されます。
そのため危険性も伴いますので、内服の場合は必ず医師の指示に従ってください。


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