日本共産党員の皆ざまへ
拝啓
私は、本書12〜13ページでも書きました通り、同党日野市議団の女性議員への中傷発言は一切しておりません。それは私の生き方に反する行為であり、私の24年間の議員活動のプライドをかけて宣言致します。しかし、弁明の機会がなく、このような媒体の発行になったことをご理解下さい。
私は、自身の疑問の追究のために2回もソ連に行きました。1回目は平成2年のソ連の共産党最後の第28回党大会が開かれている時期。2回目はそれから数年後、エリツィンがモスクワの市庁舎に立てこもり大砲の攻撃を受けた時期。実際に歩き、国が壊れる実情をリアルタイムに見ました。
しかし、私は共産主義思想を否定するものではありません。そのイデオロギーは色あせてきたとはいえ、今でも人を魅了するものがあります。むしろ、多くの人が自己の利益を求める社会の中でそれを乗り越え、批判もされ、ある意味自分を犠牲にしながらも、いい牡会を作っていこうとしてきた歴史にはさ共感さえ覚えます。そんな一生懸命な善意の人たちにどんな不必要な負担や環境を与えているのかを、今の日本共産党の幹部首脳によく考えて欲しいのです。
目的のためには手段を選ばない今の手法や姿を、明治以来の人道的な社会主義者、荒畑寒村、幸徳秋水、河上肇のような先達が見たらどう思うのか。私にはそういう人たちが築いてきた財産を、今の党はただ全部食いつぶしてしまっているように見えます。
どうか党員の皆さま、視線を外に向けるのではなく内に向けて、今こそ正当な手法で議論を尽くし社会を善き方向へ導く、本来あるべき共産党としての姿を再構築して下さい。
敬具
2007年2月吉日
夏井 明男