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| アメリカの小中高校で、様々な資料を使い、日本紹介の授業を工夫した。結構どれも評判がよかったのだが、中でも、ウッドサイド小学校1年生の4クラスでした
おむすびころりん の授業は、バーバラが気に入って、私が日本に帰ってから、授業案を
FAX で送るように要望が来たものだ。 まず初めに子どもたちに日本のお米を見せる。アメリカでお米といえば、もっと細長いいわゆる外米のことだから、ちゃんと形の違いを見せておく必要がある。その後、教室に備え付けの流しでお米を洗い、炊飯器をセットする。日本米も炊飯器も、バーバラと一緒にニュージャージーのヤオハンで購入したものである。炊飯器のスイッチを入れてから、おむすびころりんの絵本を読む。お話の途中には、おむすびころりんスットントンと適当に節を付けて歌も入れる。一通りのお話ではまだご飯は炊けないから、もう一つのバージョンを話して聞かせる。最初の話は、ネズミ達に感謝されたおじいさんがおみやげをもらって帰って来るという標準版だが、セカンドバージョンの方は、これに隣の欲張りじいさんが登場し、最後は穴から出られなくなった欲張りじいさんは、モグラになってしまうというちょっと残酷な話である。ゾクッとするところが子どもにとても受けるようだったが、それと同時に、おむすびへの興味がいやが上にも増してくるらしい。 話が終わると、タイミング良くご飯の炊きあがりを告げるブザーが鳴る。大きなボールに炊きあがったご飯をあけ、これもヤオハンで買ってきた青菜のおにぎりミックスを振り込みしゃもじで混ぜる。おにぎりミックスには、他にたらことか海苔入りのものがあるが、アメリカの子どもたちは、フィッシー、魚臭いといって食べたがらない。最近はアメリカ人も、お魚を食べる人が増えてきたといわれるが、まだまだ一般には魚嫌いが多い。 子どもたち一人一人の前に四角く切ったラップを置き、この上におにぎり1個分のご飯をのせる。ラップの四隅をつまみ上げ、ラップごとご飯をにぎるわけで、これだと三角でも丸でも簡単におむすびが作れる。 「あれ!何でこんなにくっつくの?」 外米のパラパラご飯しか知らない子どもたちにとっては、不思議な体験だ。思い思いの形のおにぎりが出来上がる。前もって用意しておいた itadaki masu と書いた紙を見せ、みんなで食前の挨拶「いただきます!」をいって食べ始める。「ベリーグッド!」、「イツデリシャス!」、「イツグレイト!」、みんな嬉しそうにもぐもぐ! このほかにも、学年に応じて、カレーやちらしずしなど作ったが、どれも好評だった。バーバラは、この後、1998年3月から6月まで、他国の文化を知るにはまず食べ物(胃袋)から・・・・と、中学校で日本食の料理プロジェクトを進めたとのこと。カレー、お好み焼き、おにぎりを取り上げ、大いに楽しんだということだ。 |
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