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| バーバラは、友人達を家に招くのが好きで、私の滞在中にも、何度かパーティを催した。到着2日目のイースターディナーもその人数の多さと部屋の広さに驚いたのだが、その後、私のウェルカムパーティを初め、友人の退職記念パーティ、教会員達のパーティなど、なにやかやと人がたくさん集まってきた。 イースターやサンクスギビング、それにクリスマスのディナーは、銀の食器を使う正式なディナーであるが、いわゆる普通のパーティは、食事もバイキング形式が多い。例えば私のウェルカムパーティはウィークデーの夕方であったが、料理は全て持ち寄りで、客はそれぞれ、アルミホイルでカバーをしたお鉢やタッパーを手に集まってくる。これら持ち寄られた手料理は、ゲストルームの隣のゲスト用ダイニングルームに運ばれ、テーブルに並べられる。一方、広いゲストルームの窓際のテーブルには、白、赤のワインの大瓶、ノンアルコールのパンチのガラスの大鉢などが置かれている。 客達は、用意された紙皿、紙コップ、プラスティックのナイフ、フォーク、それにプラスティックのワイングラスなどを用いて、大いに飲み、食べ、且つ喋る。使い終わった食器は、テーブルにぶら下げられた大きな紙袋に捨てられる。後片づけも簡単で、これならパーティも簡単に開けるというわけである。 しかし、使い捨ての食器についていえば、学校のカフェテリアでも全て紙食器使用であった。学校の給食室では皿は洗わない。全て捨てるのである。このほか、朝のマンハッタンを歩くと、ファストフード店の前は、恐ろしい程のゴミの山である。このゴミの大半は使い捨ての食器である。いいのかな。こんなに捨てて。いくらパルプの豊かなアメリカでも、やり過ぎだと思う。バーバラのささやかなパーティは許すとしても。 アメリカ人のパーティ好きは、住まいにも表れていて、家族の使うリビングルーム、ダイニングルームの他に、ゲストルーム、ゲスト用ダイニングルームのある家が多い。ダイアンの家は特に大きな家ではなかったが、ゲスト用台所まで備わっていた。ダイアンは、また特にパーティへの思い入れの強い人で、勤め先のシティホールの催すパーティでも采配を振るい、パーティエキスパートとして、あの辺りでは知る人ぞ知る(?)存在であった。 さて、バーバラは、1998年11月に、あの大きな屋敷を手放した。子どもたちの巣立った後、大き過ぎて手に負えないというのが理由だ。今は、小さな借家住まいで、次の手頃な家を物色中ということだが、今度もパーティのできるゲストルームつきにするのだろうか。 1999.7 |
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