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| イースターの翌朝、窓のスクリーンを開けると、外は雪景色であった。庭のブランコも芝生も真っ白、木々は大きなクリスマスツリーのようで美しい。しかし、部屋の中は快適な暖かさで、外の寒さが実感できない。後で、この14部屋ある大邸宅の隅から隅まで、廊下、踊り場、トイレに至るまで、セントラル・ヒーティング・システムによって華氏67〜69度(18℃前後)に保たれていることを知り、唖然とした。こんなにエネルギーを使っていいのかなあ。常に節電、節エネルギーをささやかながらも心掛けてきた私にとって、これも大きなカルチャーショックの一つであった。 確かに物価は安い。日本のスーパーマーケットに当たるグロサリーストアに行くと、野菜や肉の値段は1/3から1/4,ガソリンが(3.8リットル)1ドル40セント(1996年当時)。広大な自然、豊かな資源、人々の暮らしぶりに圧倒される。 さて、その朝から、いよいよ私の学校勤務が始まった。7時30分、バーバラの車でウッドサイド小学校に向かう。市の北東の住宅地のはずれから、ダウンタウンを通り抜け、山手の住宅地を走ること約10分。市の南のはずれ、ウッドサイドの名前の通り、林を背に横に長く広がる煉瓦造り、平屋建ての小学校に到着した。途中、車窓から見る家々は、一つ一つ振り返って見たくなるほど可愛らしく、映画やテレビで見たあのアメリカの風景であった。 |