No.34

ブロードウェイを楽しむ

タイムズ・スクエア


 ブロードウェイとは、マンハッタンを南北に貫いて走る道の名前である。ただし、ブロードウェイを楽しむという場合は、42丁目タイムズ・スクエア周辺の劇場街でお芝居やミュジカルを楽しむという意味である。

 バーバラはミュージカルのファンで、私も誘われてブロードウェイにたびたび足を向けた。バーバラは前売りの安い切符を段取りよく手に入れて、個人で、また、プロジェクトとして、子どもたちを連れてブロードウェイに赴く。安いものは、15ドルとか18ドル、天井桟敷またはその周辺である。その後、一人でブロードウェイ通いをしたが、劇場の窓口でも当日券が簡単に安く買える。ニューヨーク到着1ヶ月後の日曜日には、リンカーンセンターに一人で出かけ、シティバレー、コッペリアを観て大いに満足した。

 また、この翌年、マンハッタンに6週間滞在したときは、たびたびタイムズスクエアや貿易センタービルまで出向き、行列して割引切符を買ったものだ。ここでは当日券または翌日のマチネのいい席が半額で買える。A席60〜70ドルのものが、半額30〜35ドルで手に入る。FOREVER TANGOを最前列のかぶりつきで観たときは、劇場を出て、感激覚めやらず、34丁目のメイシーズ前まで歩いたのを覚えている。

 バーバラと出かけるときは大体夜の公演である。ピークスキルから、バーバラの運転する車で1時間かけて、劇場に到着する。劇場周辺のしゃれた店で簡単に食事をする。こんな時いつも感心するのが、バーバラのチップの計算の速さである。もちろんチップも割り勘である。急いで劇場に戻り、自分の席に座ると、まもなく開演だ。期待で胸をわくわくさせながら、開演を待つ気分は最高である。

 開演が8時だから、終わって外に出ると真夜中に近い。リンカーンセンターの場合は、預けた車は、1台ずつ係員の運転で、車乗り場に運ばれてくる。着飾った人たちが、次々と運ばれてくる自分たちの高級車で立ち去る中、バーバラのこじんまりしたトヨタ・ターセルが到着、乗り込んだバーバラはアクセルを踏み、私たちは劇場を後にし家路につく。満足!満足!
            2000.1.31