No.35

ベッド・メイキング


3軒目のステイ先、私のベッド
同じ部屋の窓際


 bP3でドアの開閉についてはすでに書いたが、それぞれの入り口から見えるベッドについて、少し書いてみようと思う。9ヶ月の間ホームステイした3軒の家はもとより、バーバラやケイの家、招かれた先生や知人の家など、一般のアメリカ人の住居は、本当に美しく整備されている。2階には、いくつかのベッドルームが並んでいて、いつもドアが開け放たれているのだが、これがまた、何時見ても美しく整えられている。

 カーテンや床の色とうまく調和したベッドカバーがベッドを覆い、その上には、美しい色のクッションが配置され、いかにも居心地のよい空間が工夫されている。そして、ホテルの部屋のように、ベッドカバーには一筋の皺もなく、中のクイルトまでぴんと張られたように整えられている。

 後で分かったことだが、このベッドを整えるということも、しつけの一つであるらしい。子どもたちもある程度の年齢になると、自分のベッドを整えてから、学校に行く。ダイアンの3男は、朝の早い仕事で、私の起きる頃にはもう家を出ていたが、廊下から見える部屋は、ベッドも整然としていて、清々しい。子どもの時についた生活習慣は、その後一生、気持ちのよい生活を営むために役立ってくれる。

 日本でも昨今は、ベッドの生活を取り入れている家庭が多くなってきたと思う。しかし、果たしてどの位の家庭で、子どもたちにベッドを整えることを教えているだろうか。はたまたどの位の男性が、女性の手を借りずに自分のベッドを整えているだろうか。ベッドという道具を外国から取り入れたものの、ベッドに付随する文化は取り入れなかった。その結果、ベッドは単なる万年床に化した、、、、というのはちょっと言い過ぎかな。(私も反省してま〜す!)

 子ども部屋について、今少し付け加えるならば、個室化、孤室化は避けようと言うことだ。勉強中や、就寝中は別として、ドアはなるべく開け放つこと、親はいつでも子ども部屋に入れること(鍵はつけない)、コンピュータは子ども部屋に置かず居間に置く、などなど。アメリカでの子育て上の常識である。生活形式(ハード)を輸入したのなら、ソフト面でも学ぶべきだと思うのですが。
                             2000.6.1


ボブとバーニの寝室