ゼミ紹介

一生で最後の勉強する機会

〜どこで何を学ぶか〜

権丈研究会7期 金子藩 山下顕広

目次

はじめに 権丈ゼミへの経緯 入ゼミ後 おわりに 連絡先

じめに
 このページをごらんの皆さんこんにちは。権丈ゼミ7期の山下顕広です。みなさんこのページをご覧になっているということは少しでも権丈ゼミに興味を持っていることでしょう。大学に入ってもうすぐ折り返し。。来年からはゼミ入らないといけないのかな?と、ぼんやり考えつつこのゼミ紹介をみている2年生の方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで私のゼミ紹介では皆さんのゼミ選びに少しでも参考になるように、私がゼミを選んだ経緯や権丈ゼミに入ってゼミの活動、雰囲気などを紹介していきたいと思います。
 その結果権丈ゼミの良さ、大変さを知っていただき皆さんのゼミ選びの助けになれば嬉しいです。
権丈ゼミへの経緯
 1,2年生の頃は文化系のサークルに所属し、演奏会の企画、立案、運営を行いました。その経験は有意義なものでした。その演奏会は40年以上毎年開催されてきました。そこでは40年間で培われていたノウハウが存在し、代々引き継がれていました。私はその引継ぎに従い運営を行ったのですが、人をまとめることは非常に難しかったです。なぜ難しかったのかを考えてみると自分の意見や考えを人に伝えることがまだまだ不十分だったのではないかと、考えるようになりました。演奏会会議時にも文章にして伝えることも、話をして説明するのも一苦労でした。
 演奏会の準備も山場に差し掛かった頃が丁度去年の12月ごろで、そろそろ3年生になったときのゼミについても考えなければならないと考えていたとき日吉での権丈先生による産業経済論を受講しました。その講義に聞き入ってしまいました。その話しは人を引きつける話し方をされて、私は聞き入ってしまいました。
 その時点ではまだぼんやりと権丈ゼミというものを少し意識してみたぐらいでした。
 そして入ゼミの時期がやってきました。私はオープンゼミなど、ゼミ説明会などに様々なゼミを回りました。それぞれのゼミは工夫を凝らした紹介をしていました。
 そのなかでも私が行ったのはゼミの先生の書いた論文を読むことをしました。
 権丈先生の文章を読むことでこのゼミに入って学びたいと考えるようになりました。権丈先生は「将来大きく飛躍したいと願っている者が、君たちの年齢の頃にやっておいた方が望ましい訓練にはさほど違いはなく、このゼミでやっていることは、そうした志の高い者たちが共通におさえておかなければならないことばかりである」とおっしゃっています。この文章を読んでゼミを決めました。
入ゼミ後
さて、次は入ゼミ後に行う訓練について触れたいと思います。無事に入ゼミに合格することが出来ると、3年生はすぐに権丈ゼミの企画が始まります。まず行うことは新人王です。

@新人王
 新3年生にとってゼミ活動の最初の企画となる「新人王決定戦」。この激戦を勝ち抜いた者たちは、その後の二年間に渡るゼミ活動でも大きく花開き、権丈ゼミの「先導者」という重責と栄誉に応えた存在となっている。
 とは言っても企画というものは勝つことが全てではない。各人がそれに対してどのようなアプローチ・意志表示を試みたかが最も重要となってくるのだ。今回の新人王企画に限って言えば、これは単に「読書のすすめ」の幕開けに過ぎない。しかし権丈ゼミの方針である、<読む・書く・考える・話す>という基本スキルの向上は、読書・映画・コラムといった日々の活動によってはじめて育成されていくものである。つまり新人王企画はこれ単独で成り立つものではなく、これから本格的に始動するゼミ活動の「始まり」そして「序章」としての重要な位置付けを担っているのである。
 このように新人王では、1,2年生のときに勉強に気を抜いていた新3年生に鞭を振るう企画となる。読書は苦手だと思っているそこの君。弱気になることはない。何を隠そう私自身も読書が大の苦手だったのである。読書といったら漫画を読む。というような人間だった。しかし、心の中では少なくとも読書をしないことを恥じていた。ぼんやりと読書をすることで物の見えかたが変化して異なった見方が出来るのではないかと考えるようになりました。
 もしあなたが読書をしないことを少しでも恥じていて変えていきたい思っているのならば権丈ゼミはあなたのやる気できっと生活習慣を変えて読書をするようになるでしょう。
 新人王はその導入部分なのです。読書に慣れていない人は少しでも読書に慣れるように行うものです。是非積極的に参加してください。

A右腕
 右腕。それは、自分が何か事業を起こそうとする時、こいつとなら共に戦っていける、もしくは、こいつなら頼りにできる、仕事を任せられる、という者のことを言う。「研究テーマ選びのセンス、学問のやり方をみれば、そいつが仕事のできる奴かどうか分かるもんだよ」と、日頃言われる先生。その先生が今回4年生に託したミッションは、3年生のレポートを読んで、将来、ベンチャー企業を立ち上げようとする時に、その右腕として声をかけたい奴を探しなさいというもの。ここから、この闘いは「右腕カップ」と名づけられた。
 トーナメント方式で行われるこの熾烈な競争は、毎日が興奮の連続となるだろう。4年生はわずか5000字に込められた3年生の可能性を探り出し、自分の右腕となるに値する人材を選び出す。3年生はその先輩の熱意に応えるべく、いや、孤高の賞杯「右腕カップ」を目指しながら、完成度の高いペーパーをただひたすら追求する。実はこの大会、確かにペーパー提出の最終期限はあるのだが、勝ち進んでいる間のペーパーの更新は何度でも可能なのである。つまり勝てば勝つほど、ペーパーの完成度を高める時間が与えられていくのだ。
 1,2年生の頃にレポートを提出してきた人も居るだろう。しかしこの右腕はそのレポートとはまったく異なるものである。5000字というとそんなに書けないよ。と思うかもしれないが、実際に書き始めると5000字にまとめるということが難しくなってくる。文献を読んでいるとあれも書きたいこれも書きたいと、思うようになってくる。
 正直このペーパーを完成させるまでには長い道のりがある。しかし、完成したときの喜びはとてつもなく嬉しいものである。

B計量ものまねコンテスト
 計量ものまねコンテストは、与えられたデータを被説明変数とし、それを説明する過程を、いかに、経済学の論文らしくみせることができるかを競う遊びである。計量ものまねコンテストで必要とされる能力は、経済学雑誌に載っているいかにもそれらしき論文――特に計量経済学系の論文――の本質を見抜き、そして、それをマネて論文を書くことで、審査員である読者たちに、思いっきりアカデミックな論文を読んでいるような錯覚に陥らせる能力である。仮説はどんなにバカげていても構わない。むしろ、審査員が思わず笑ってしまうような仮説の方が良いかもしれない。なぜなら、バカげた仮説を、どれだけアカデミックな研究にみせることができるかを競うことを通じて、巷間、アカデミックな研究と言われる論文のなかに、どれほど中身のないものが含まれているのかを見抜き、真に意味のある研究を見分ける力を養成するのが、計量ものまねコンテストの真のねらいであるからだ。
 この企画は夏休みに課される。この企画は経済学系の論文に真似てサブゼミで勉強した計量の技術を生かす大切な機会である。
 これまで勉強してきたことを右腕同様文章にするという訓練を行う。

C文章の達人
 文章の達人は通称文達とも呼ばれます。
文達はあるゼミ員が一つのテーマに沿った指標を提出します。その指標から読み取れることを他のゼミ員は400字という短い文章にまとめます。その文章をまたあるゼミ員が文章を審査し、順位をつけるという。文章を書く訓練をします。
 その中で、<文章を書く>という行為は、ものごとをどう捉え、理解し、分析・判断し、どう伝えるかということです。自分が言いたい、伝えたい内容の中に、自分なりの方向性や考え方を出すことが必要になります。そこで、ただ日常をぼんやりと過ごすのではなく、至るところにアンテナを張り巡らし、新しい情報をキャッチし、見聞きしたさまざまな情報やモノを観察し、常に“なぜだろう?”という問題意識をもつことが大切になってきます。
 文達を通して、自分の研究領域以外の資料について考えることで見聞も広がりますし、思考訓練にもなります。また、他の人の書いた文章を読むことで今まで気がつかなかった視点に気づくこともあるでしょう。その視点が身につく頃には訓練の成果が出てきてることでしょう。

D読書の薦め
 読書のすすめ。権丈ゼミにおいて、この企画の意味するところは深い。
 この企画では、権丈ゼミで訓練する4大スキル、<読む・考える・書く・話す>のうち、<読む・考える・書く>スキルを駆使し、鍛えることができる。
のみならず、この企画を通じて、自然とゼミへ参加していくことが出来るのである。
 感想やコラムをホームページへアップしてゆくことで、普段から<考える>クセを身につけることができるようになる。
 また、ホームページという公の場で自分の意見を表現するということは、他人が読む文章であるということを意識せざるを得ない。したがって、ここで練習を繰り返し、推敲を重ねることで、<書く>能力も次第に上がってくるだろう。
新人王の部分でも触れたが、本を読むことは権丈ゼミにおいて重要であるので、読書をすることをお勧めする。

E三田祭論文
 三田祭論文通称三田論。これはもう3年生にとって最終目標であるといえる。上記に示された訓練をフル活用して藩という権丈ゼミ独特の言い回しをされたグループに分かれて研究を行う。グループに分かれて研究を行うことは、単にひとりで研究するより他のゼミ員とより良い意見を出し合い上達していくという意味が込められているだけでない。先生は「君らの年齢の頃に、仲間と日夜格闘しておく方が良いとも思っている。なぜならば、それにより、チームの作り方・動かし方を学び、チームの中で自分の個性に見合った貢献の仕方を模索することができるのであるし、さらには状況や人の心の動きを読み取らなければならない場に追い込まれる機会を得ることもできるからである。」とおっしゃられているように、グループで活動することが重要であるからである。テーマの発表は新年4月のお花見の席で発表される。そこから藩活動が始まる。長い長い三田祭論文への道のりである。夏合宿ではほとんど寝ずに藩員みんなで話し合い、一つのテーマを考えていく。
 各藩で学んでいくことは楽しいこともあるが、苦しいことも多くある。その中でひとつの論文を藩員で作り上げていくことは素晴らしい経験になる。
おわりに
 以上、権丈ゼミでの活動の一部を紹介しました。これから皆さんはゼミ選びという大学生活最大といってもいい選択が待ち受けています。
 三田での生活はゼミ中心になります。一歩間違えると三田での貴重な時間を無駄にしてしまうことになりかねません。そのゼミ選択に少しでも参考になればとこの紹介を作成しました。
 このゼミ紹介を最後まで読んでいただいてありがとうございました。
連絡先
このゼミ紹介を呼んで少しでも疑問に思ったことがあれば遠慮なくメールしてください。送り先はこちらです。それでは権丈ゼミを選んで、面接で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

権丈ゼミ7期生 山下顕広

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