公共施設新改築におけるシックハウス対策を求める陳情書
 
公共施設におけるシックハウス対策と
化学物質過敏症への配慮


公共施設新改築におけるシックハウス対策を求める陳情書
市議会審議会場における化学物質過敏症への配慮を求める要望書
わたしたちが始めたこと


公共施設新改築におけるシックハウス対策

 6月5日、わたしたちは、島根県、松江市、出雲市と、島根県議会、出雲市議会宛に「公共施設の新改築におけるシックハウス対策を求める陳情書」を 提出しました。(出雲市議会は提出期限を過ぎていたため、要望になりました。) 今、耐震性の見直しや市町村合併で公共施設の新改築が進みつつあり、化学物質過敏症のわたしは、松江市議会の委員会傍聴や意見陳述にも、県や市の新改築後の施設での原子力防災訓練見学にも、公民館開催のおやこ劇場松江センターの低年齢向け地域公演にも行けません。出雲市の市役所の新築後には、倉塚香織の出雲市への申し入れにも同行できなくなるでしょう。経費面で、自然住宅は無理だとしてみ、せめて、母衣小並みの配慮を求めたいと考えています。

 同日に同文の陳情を県、同議会、同教委、松江市、同教委、同議会、出雲市、同教委、同議会に提出する予定の慌ただしい提出は、10時半からの島根県総務部営繕課での提出からスタートしました。陳情理由を説明し、県の公共施設の新改築における対策だけでなく、県内の市町村の公共施設の新改築に関しても指導をとお願いしたら、近く県内市町村の担当課が集う会合があるので、そこで県民からこんな陳情がでたと陳情書のコピーを配布していただくことになり、嬉しかったです。

 松江市議会では、議会事務局への陳情書持参時に「化学物質過敏症のわたしでも、委員会傍聴や意見陳述ができる会場で開催して欲しい」と依頼してみましたが、即座に「できない」と断られましたので、提出は延期することにし、5月8日に市議会審議会場における化学物質過敏症への配慮を求める要望書を提出しました。教育委員会でも請願にして意見陳述をと考えていましたが、松江市は市教委分も市民活動推進課が受理し、県教委から「受理したが、教育福祉施設も、他の公共施設同様に営繕課が担当課」の連絡が入り、県教委宛の提出は取りやめになりました。



提出した陳情書

2007年6月5日

島根くらしといのちのネットワーク
  代表 倉塚  香織
子どもの人権オンブズパーソン
代表 木村 衣月子

公共施設の新改築におけるシックハウス対策を求める陳情書


 わたしたちは、身近な暮らしで起こっている問題について取り組んでいるグループです。これまで化学物質過敏症の市民、特に子どもたちを健康被害から守るために、農薬空中散布や教育福祉施設でのシックハウスの問題に取り組んできました。
シックハウスとは、新築・改築された建物や新しい家具などから放散する化学物質が原因で生じる健康障害の通称です。シックハウスの場合、ある建物もしくは建物内のある場所に入ると健康障害を起こしますが、建物から出る、もしくは化学物質を放散しているものから離れるとその症状は軽減します。頭痛、めまい、目の痛みや充血、鼻詰まり、皮膚の異常、疲労・脱力感などがよく聞かれますが、全身のさまざまなところにいろんな症状が現れます。
 文部科学省では、学校などの公共施設のシックハウス対策のために規制を導入し、松江市の母衣小学校のように、シックハウスの原因になる材料を排除し、ホルムアルデヒドなどを吸収して分解する内装材の活用を行なうなどの対策を取った例もありますが、他の公共施設においては対策に遅れ、化学物質過敏症の市民は新改築後の施設利用時に体調不良に苦しんだり、施設に入れなかったりの不平等を強いられています。わたしたちは、公共施設の新改築におけるシックハウス対策を求め、陳情いたします。

陳情要旨

 公共施設の新改築において、シックハウスの原因になる材料を排除し、ホルムアルデヒドなどを吸収して分解する内装材の活用を行なうなどのシックハウス対策を取ってください。

陳情理由
  1. 化学物質過敏症の市民は、新改築後の公共施設利用時に体調不良に苦しんだり、施設に入れなかったりの不平等を強いられています。
  2. シックハウス対策のための地産の木材や炭の使用は、地元の林業振興になります。
  3. 地元の環境に配慮した建材の製造業やシックハウス対策を取る建設業を助成することは、新しい産業の創出につながります。
  4. シックハウス対策は、施設の使用時だけでなく、建材製造過程、施設の建設・解体・廃棄においても、化学物質の使用や拡散を低減する、環境保護対策でもあります。
  5. 公共施設新改築においてシックハウス対策を取り、その対策を広くアピールすることで、環境問題に取り組む姿勢を示し、住民や施設利用者を啓発できます。

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