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松江で起きたわいせつ事件 2001年に起きたのわいせつ事件への公開質問状 NO MORE わいせつ事件 2001年に起きたのわいせつ事件へ申し入れ書 |
教職員の不祥事防止に関するアンケート 県立校入試に関する不祥事 | 子どもの暮らしと教育 |
わたしたちの社会には、長い弱肉強食の時代に培われた価値観が、意識的・無意識的にひろく根づいています。その価値観によると、例えば、男は女より、おとなは子どもより、夫は妻より、指導するものより指導されるものより、養育するものは養育されるものより、社会的身分が低いとされています。社会的に高い身分の者が思いを通し、ストレスから生じたイライラを社会的身分の低い者を虐げることで晴らす。しかも、社会もそれを容認し、被害者が被害事実をひとに訴えることにさえ強い抵抗が生じます。特に、教職者の児童・生徒に対するわいせつ事件の背景には、この社会的身分による力の差が大きく働いているのです。
弱肉強食の時代に培われた価値観から、教職者の児童・生徒に対するわいせつ事件をみてみましょう。男性教諭と女児の場合、男は女より、おとなは子どもより、指導するものより指導されるものより、社会的身分が低いとされているのですから、3重の意味で社会的身分による力の差があることになります。社会的に高い身分の者が思いを通し、ストレスから生じたイライラを社会的身分の低い者を虐げることで晴らす。しかも、社会もそれを容認し、被害者が被害事実をひとに訴えることにさえ強い抵抗が生じる。この構図に働く力も3重の身分の差から強いものになります。
被害者が子どもではない場合でも、教員のわいせつ事件は子どもたちに大きなショックを与えます。信頼していた先生であるほど裏切られた思いは深く、その教官だけでなく、すべての教官に対する不信感、すべてのおとなに対する不信感を抱く子もいます。あってはならない事件であるにも関わらず、教員のわいせつ事件はあとを断ちません。
2003 2.17 松江市内の小学校の男女各1名の教諭が20歳代の女性への準強制わいせつで木次署に逮捕されました。夕方のローカル放送をみて、驚かれたみなさんも多かったのではないでしょうか?わたし自身はみていなかったのですが、数名の知りあいに問い合わせたところ、以下の内容であったようです。古瀬元博被告(44)は、加藤和美容疑者(27)に被害者女性を呼びださせ、騙して睡眠薬を服用させ、準強制わいせつ行為を行わせた。一緒にテレビをみていた子どもが、知っている学校の校舎の放映と報道内容のなまなましさにショックを受けて、どうしてやればいいか悩んだひとの話も聞きました。
この古瀬被告は先月27日、加藤容疑者や父親を脅したなどとして、脅迫容疑で逮捕されています。しかも、「14日まで、通常通り勤務していた」のです。えっ、通常通り勤務! 信じられませんよね。でも、これは島根県ではごく普通の対応です。
例えば、県教委の2001 9.20の公表によると、民家をのぞき、軽犯罪法違反で書類送検されていた県西部の公立中学校の男性教諭については、同日付で減給10分の1(6ヶ月)の懲戒処分、授業中にデジタルカメラで女児のスカート内を盗撮したことが明るみに出た県西部の公立小学校の男性教諭については、停職2ヶ月の懲戒処分です。中学教諭は、2000年8月から2001年2月初旬まで、自宅近くの民家をわいせつ目的でのぞいていました。2月初旬に被害者の家族に気づかれ、警察に通報されています。また、小学校教諭は5月下旬、教室で女児2人のスカートの中を、学校便りを作るために持ってきていたデジタルカメラで盗撮。しかも、「両教諭とも事実を認め、被害者らに謝罪」しているのに、処分の出たこの日まで、通常通り教壇に立っていたのです。
処分の軽さに驚いたあなた、驚くのはまだ早い。この中学校教諭は、2001年4月松江市の公立中学校に転勤し、いまもそこで教壇に立っています!
相談を受けた木村衣月子とわたしは、さっそくその中学校の保護者や校長、教育委員会などにはたらきかけました。その結果わかったのは、県教育委員会は、処分が決まる9月まで保護者はもちろん、市教育委員会、校長先生にも一切その処分について知らせていなかったということでした。学級担任もしており、学年の途中での変更は子どもたちの混乱を招く恐れもあるので、教職員や保護者がその事実を知り、見守っていると伝えるにとどめたようです。その後、その教諭は公的な場面でも活躍しています。