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わがままな 釣魚水槽
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熊本には,むぞらしかさかなば,ぎょうさんおっとです.
Since 2002. 1. 5. 更新日:2006. 6. 28.
| カミナリイカの飼育 | 魚のいろいろな特徴 | |
| 6/18日から急遽始まったカミナリイカの飼育. ここに至る過程に関しては,2006.6.20(掲載文)および掲示板をご覧ください. ともあれ,100個ほどのイカの卵を連れ帰り飼育が開始した. 孵化したイカ達は2匹,5匹,8匹,10匹.....と次第に増加していった. |
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| 孵化したイカを観察すると様々な模様を示してくれた. 模様だけ見ていると軟体動物であるということを感じさせてくれる.(?どうゆうこと?)つまり,体に現れた模様は,どことなくアサリの貝殻に似ているなと直感的に思えたということです.真ん中の二本の短い手を持ち上げているときなどは,巻貝を髣髴させます. |
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| イイダコの赤ちゃんもそうでしたが,イカの赤ちゃんも泳ぐときに時折真ん中の手を持ち上げて泳ぐようです.遠目で見ると触覚のようにして泳いでいるように見えます.でも,なんとなく,この二本の手を使ってバランスをとっているようです. | ||
| 筒イカ(ヤリイカ,ジンドウイカ,スルメイカ,アオリイカ)などと違って,甲イカは腕にかなり特徴があります.写真のように,前六本は短めで,指のような形をしています.一方,後ろ二本は,平べったく,貝の足やオールのようにも見えます.海底にいるときは,この平べったい二本の腕を使って,全体的に丸まった形を示します.これらの8本の手のほかに,二本の奥の手があります.見たところ,同長の4倍くらいはありそうです. | ||
| 遊泳風景 前の短い二本の腕を触覚のように伸ばそうとしています.基本的に,寸胴で,幅の狭いエンペラで遊泳しているから,あまりスマートではありません.例えて言うならクラゲの小さいやつみたいです.筒イカのようにすーーすーーーって感じには行きませんね.また,遊泳中は,写真のようにこげ茶色になって,ふわふわって感じでしょうか. |
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| 水槽の底にいるとき. 基本的に,このような体勢で過ごすことがもっとも長いみたいです.表面の模様は,既に述べたように様々です.幅広の外側の腕をうまく使って隙間を最小限にしていることがわかると思います. |
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| だんだん増える赤ちゃんイカ 日一日とイカの赤ちゃんが増えます.45cm水槽には,フィルターと卵しかないので,水槽の下には,生まれたての赤ちゃんが目立ち始めました. |
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| 四日も経つと,40匹を数えるようになってきました.この頃になると,沢山の抜け殻の卵がしぼんで,腐り始めました.また,卵の中で生活していたときにしゃぶっていたゲル状の球体も多数水槽に放出されるようになって来ました. | ||
| 6日目の夜,ついに50匹を数えるようになりました.写真のように卵は大部分ハッチアウトしておりしぼんでいます.この光景は,幼い頃駄菓子屋さんで売っていた”卵アイス”の抜け殻を思い出しました.さすがに限界に近い感じがします.また,左隅に白く見えるのが,腐った玉のからです.既にカビ状のもにが白く現れ始めました. | ||
| 7日目:ついに引越しを決断 ほとんどハッチアウトしていること.少し,水槽が白濁し始めたことを考慮して,住み替えをすることにしました. 隣にあった,60cm水槽の住人をバケツに移し,リリース.海水をすべて抜き取り,新しい海水を注入する.フィルターの給水口には,生ゴミネットを輪ゴムでくくり付ける.45cm水槽の海水を半分ほど抜き,残りを一気に60cm水槽に移す.そのとき,フィルターの隅で死んでいる赤ちゃんイカが10匹以上確認される.また,腐敗の始まった卵の殻は,とんでもない異臭を放つ事が判明し,60cm水槽から急遽全部撤去する.数えてみると孵化前の卵は,この時点で5個程度であった.また,写真のように,部分的に薄くなって,でべそのようになってしまっている卵も多数存在した. |
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| カミナリイカ (モンゴウイカ) の赤ちゃん 60 cm 水槽に引越し |
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| 60cm水槽に移されたイカの赤ちゃん 60cm水槽には,土管やら貝殻やら,砂利やらがあります.写真のように,イカの赤ちゃんはうまく擬態し,あたかも砂利の一粒だ!!!といわんばかりの名演技を見せます. |
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| マンダラ模様 45cm水槽でもしばしば観察されたのですが,時折マンダラ模様を示します.このアーテスチッくな柄には脱帽です.”我々には,守るべきフラッグがある!!”とでも主張しているようにさえ見えてしまう. |
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| さてさて,住み替えに際して,海水汲みがてら餌の採集を行いました.何が餌になるか,見当が付かないので,先ずは,ボラの子(2cm)とイサザアミで様子を見ることにしました.ところが,せっかく掬ってきたイサザアミを猛烈な勢いでボラの子が食べているではありませんか.”げ!,失敗したかな・・・・・・”,ボラを水槽から取り除こうとするのですが,ちょこまかと動き回るため捕獲できません.その代わりに,水槽の底でじっとしているイカの赤ちゃんを脅かして,墨を吐かせてしまう始末.観察すると,イカ自身を襲う気配がないから,当分はこのままにしておこうと考えています. | ||
| どうも何かを食べているようで,個体間でサイズに違いが現れ始めました.大きいイカで,1cm強,生まれたてで0.8cmぐらいです.やはり,周囲の色と体色を同調させるようで,水槽隅の黒枠周辺のイカは黒く,砂利のなかのイカはマンダラ模様,そして,貝殻上のイカは真っ白なカモフラージュを示しています.面白いでしょ! 結構見ていてあきませんよ. | ||
| 甲イカ類は,別名スミイカといわれます.写真のように,体の中央にある黒い点が墨の格納されている部分に当たります. | ||
| 昨年の10月から居るコシダカウニとの2ショット. イカにとってウニだろうがなんだろうがお構いなしのようです.平和に過ごしています. |
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| このぐらいになると,腕の形がそれぞれ違うのがわかると思います.体の真正面に見える短い腕がしばしば触覚のように動きます. | ||
| 基本的には,こんな感じで一日中過ごしています. 僕には,この状態がなんとなく新幹線(700系のぞみ;あるいは700系ひかりレールスター)に見えてしまう. このような状態から,目の前をゆっくりとホバリングしているイサザアミめがけて突撃し,捕食します.そのスピードたるや正に新幹線なみ!!! 突撃時には正に奥の手がズバット!!出現します. 採集後,10日たった今も10数匹生きています. 今後はどうなることでしょう.......... |
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| カミナリイカの孵化 | ||
| サイズの比較 ハッチアウトしたばかりのイカは,1cmにも満たない大きさ.それに比べて,卵はかなり大きい. |
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| ハッチアウト直後のイカの赤ちゃん. 腕の付け根に,乳白色球状の栄養分をくわえています.あたかもおしゃぶりをつけた赤ちゃんのようでしょ. 少しして泳ぎだすと離してしまいます.離されたこの栄養だまを再びくわえているイカは見つかりませんでした. |
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| 表面の汚れた皮をうまく剥ぎ取ると,透明な皮が現れます.この卵のかわは,五層構造程度になっているようです. |
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| サイズでも測っておこうかと,定規を置いて写真を撮っていたら,なんとハッチアウトし始めちゃいました.写真の左下側で,イカの頭が出始めているのがわかるかと思います. 丈夫な膜を破ってハッチアウトするにはどうするのかな?と思っていたのですが,ご覧のように頭から破っていくのがこの写真からわかります. なぜ? 口にあるカラスとんびでなく頭なのだろう? 答えは簡単でした.甲イカは,背中に固い甲羅状のものをもっていたのです.甲イカは,その一部が体外に突き出ているため針イカとも呼ばれています. 石頭を,勢いよく膜にぶつければ,難なく孵化してこれます. ”う〜〜〜〜〜む!” ”自然はよくできている” |
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| ハッチアウトしたいかの赤ちゃんと卵の中の溶液. ハッチアウトしたてのときは,写真のようにおしゃぶりをくわえています.真ん中の黒い点が,墨のたまり場所でしょう. |
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| (注) | 飼育一覧とは,生態観察が出来た生物達の意味で,現在全て飼っているわけではない.水槽サイズの制約から体長が20cmを越すと水質管理が極めて難しくなる.そのため,育ってしまった魚は,元の海に帰してあげている.また,十分観察できた魚達も元の海に帰してあげれるように努力している. |
| ”釣魚水槽” | 定義: 釣った魚を飼って楽しむための水槽.生簀や熱帯魚水槽と区別するために本HPで使用する造語である. |
| 読みかた:ちょうぎょすいそう,チョウギョスイソウ,Cyogyo-suisou |
| リリース | 説明 |
| 夏場の高温期に向けてたまにしか餌がもらえない魚たちは,水槽越しの私の動きを見ながら反応します.そうです,既に餌付けが完了した状態にあります.金魚用のフレークを片手に持って2〜3回見せびらかすと,みんな餌の時間だと思ってライズしてきます.上部フィルター吹き出し口の直ぐわきに餌の投下口があるため,そこをめがけて集まります. ”餌あげたいけどね............” ”あげすぎると,君達しんじゃうよ?!” ”だから,餌あげられないんだよ.ごめんな” てな会話を一方的にしていました. |
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| 既に,上段で書いたように,イカの赤ちゃんの都合で,急遽リリースとあいなりました. 高温期には厳しい魚種も多かったので,正に潮時だったのでしょ. リリース直後に釣られてはかわいそうだから,満腹状態にしてから,水槽から掬い上げました.ですから,当然イカの導入前には,水槽の海水を全換えすることとなります. ”まあ,仕方ないですよね.” ”達者で暮らせよ〜〜〜〜〜” ”魚たちは,闇の海に散っていきました” |
