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ケーテ・クルーゼは、1883年ドイツのブレスラオに生まれました。彼女は小さい頃から創造的 な自己表現が可能な女優になる事が夢でした。ベルリンに出て、更に精進し、ついにその夢を かなえたのです。この頃、将来の伴侶であり共同の経営者となる、マックス・クルーゼとの出会 いが彼女の人生の大きな転機となったのです。 結婚し二番目の娘ソフィアをもうけた時に、上の娘のミメールが人形を欲しがりました。ケーテ は、マックスにこの事を伝えましたが、彼は街で売っている人形を買うのを賛成しませんでし た。マックスは、固く冷たい人形を与えたくなかったのです。彼は、ケーテに「独自の人形を作っ てあげなさい。この事はきっと貴女の眠っていた芸術的才能を伸ばす事にもなりますよ。」と諭 しました。それは1905年のことで、この年に、とても素敵で、温かみのある最初のケーテ・ク ルーゼドールが生まれたのです。 ケーテ・クルーゼ社は創業100年を超える、最も古いドイツの人形メーカーです。創業当時か らの高い品質基準と伝統的な手法、そして詳細に至るまで誇りと愛をもち作業に臨む姿勢が、 子供達にもコレクターにとっても、特別な人形を作り出します。目や口、そして髪の毛の必要な 部分は、それぞれ手で描かれています。これこそ、それぞれの人形の個々の魅力や個性、表 情を作り出す秘密なのです。 小さい頭は肩のところで回転し、足もおしりのところで動きます。今も多くのケーテ・クルーゼド ール(クラシックライン)の詰め物はやさしい温かさを保つトナカイの毛です。トナカイの毛は、 何世代に渡って愛用された後も、人形の最初の時の形を保ってくれるのです。人毛は手作業 でかつらに編み上げます。今日この様な作業をしているのは、ケーテ・クルーゼのスタジオだ けです。最後に美容院で髪を切って、編んだりしてスタイルをつけます。髪には、櫛が通り、か たちを整えられます。ドレスも皆手作りで、自然の繊維によるものだけをそれぞれの人形のた めに厳選します。 ケーテ・クルーゼの精神は、今も私達のスタジオの中で生きているのです。手作業、私達はこ の原則から離れたことはなかったし、これからも離れることはないでしょう。「手」は心に伝わり ます。「手」だけが手から「心」に帰っていくものを作ることができるのです。その一番分かりや すい見本は、人形なのです。人形とは何でしょうか?人形とは愛されるものでなくてはなりませ ん。それは人形の目的でもあります。愛とは何でしょうか?それは非常に深遠な問題です。私 達の人生において解けない問題かもしれません。しかし、人は追い求めるものなのです。私達 の人形作りもまた、そうした終わりなき深い行為といえるのではないでしょうか。 ケーテ・クルーゼ社 社長 アンドレア・クリステンソン
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