このページの表紙にさせて頂いた水石飾りは、【中央水石会】と言う水石家が集まる展示会でのひと間です。
他にもすばらしい飾りがありますが、この作品はとてもシンプルでわかりやすく、それでいて冒険心を持たせる楽しい演出だったのでご紹介させていただきます。
主石 八海山石 35×14×16 卓 班竹机卓 軸 今井景樹
石を授かるとそれに伴い、卓や軸が欲しくなります。
石に合う道具との巡り合いも、水石の楽しみの一つです。
FOUNDATIONにてお話した探石もLVUPしてくると、川原で石を手にした時、この演出まで自然と脳裏によぎります。
さて、私の視点からの解説です。
主石を見ると、どっしりとした山の頂上に天窓があります。
そして、イメージを膨らませる脇床に飾られた苔と山野草から、人が訪れない自然を感じます。
軸は、到達した者だけが味わえる爽快感か、はたまた圧巻のパノラマか。石の抜けた先に別世界を感じます。
卓と添え物の高さのつり合いや、石の流れを見た掛け軸の逃がし方など、拝観していて違和感を与えないパワーバランスは恐れ入ります。
欲を言わせて頂けば、どっしりと畳に根付くような卓の形状でであると、石も地に着く感があります。
ただの解説よりも、右のように詩になおしたほうが伝わりやすい事もあるかもしれません。
なんとなくイメージが伝わったでしょうか。
席主が何を想いこのような演出をしたのか、受け取る拝観者はどのような連想をするのか。
水石の醍醐味です。














多くの席飾りがありましたが、席主と撮影交渉をすることができた一席をご紹介させていただきます。

平成26年度 テーマ席 遠江八景を水石で飾る



主石 久慈川石 石銘 古城 |
主石 神居古潭石 紋様石 石銘 しん (心) |
| 主石 伊予石 石名 徂徠山 水盤 雷紋長方銅水盤 卓 紫檀地板 軸 青楓瀑布 山科香亭筆 |
| 主石 縄文時代石器石劔 石名 一心峯 樟角巻對山楼 傳来 添 天然樹「白衣観音」像 卓 唐木卓 軸 菖蒲 森田沙伊筆 |
| 主石 只見川石 水盤 均釉外縁長方水盤 卓 紫檀平卓 軸 柳に蜘蛛 |
| 主石 神居古潭石 台座席 卓 紫檀甲玉透中卓 軸 閑雲 戸田幽翠 筆 |
| 主石 安倍川わさび石 台座席 酒井亮 造 卓 舞葡萄甲玉透卓 軸 弘庵二行書 藤森弘庵 筆 |
| 秩父石 石名 要 台座席 酒井亮 造 卓 紫檀飾平卓 添 銅社 朱塗地板 |
| 主石 三倉石 石名 円空 台座席 卓 紫檀天拝卓 軸 静 大徳寺長老 筆 |
| 主石 佐治川石 台座席 卓 真塗地板 軸 旭日 |
| 主石 豊似石(北海道) 石銘 天空 水盤 楕円銅水盤 軸 朧月 卓 斑竹塗天板飾付机卓 ※水盤、軸、卓は私の見識の範囲で表記 |
![]() 主石 千仏石 席名 弁天夕照 |
![]() 主石 十勝川石 席名 舘山秋月 |
![]() ![]() 主石 根尾川石 席名 寸座落雁 |