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**************** 雑学(1) ****************
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==================<<<お地蔵様>>>==================
正式には地蔵菩薩と呼びますが、
実は、閻魔王(えんまおう):えんま様のことなんです!
えんま様というと、死後の世界(冥界)の裁判官で、
恐い顔つきはお地蔵様のイメージと結びつきません。
地蔵菩薩は、悟界という仏様の世界にいますが、
冥界では姿を変え化身として閻魔王となっています。
人間界では、やさしく慈悲深い地蔵菩薩として見守り、
冥界では、恐い閻魔王として裁きを下しているのです。
冥界には、閻魔王の他に裁きを下す9人の王がいて、
合わして十王といいます。
死後千日(三年)の間に、十王の裁きを受けて、
天国か地獄に行くかとか、
または人間か畜生に生まれ変わるかなどを決められます。
通常、人は、天上界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界の
迷界と呼ばれる世界しか行けません。(これが輪廻転生です。)
そのどこへ行くかを裁くのが、十王の役目です。
しかし、修行や徳を積み、悟りを開くと悟界に上がれるようになります。
悟界にも段階があり、仏界、菩薩界、縁覚界、声聞界に分かれています。
菩薩様は、まだ修行中の仏様で、
本当の仏様になるにはなかなか道は遠いようです・・・
迷界は、どこも苦しみの世界で、苦しみは迷いから生じます。
悟って迷いを持たなくなって悟界に上がれるわけです・・・
ちなみに他の十王も、
秦広王(しんこうおう)は不動明王、
初江王(しょこうおう)は釈迦如来、
宋帝王(そうていおう)は文殊菩薩、
五官王(ごかんおう)は普賢菩薩、
変成王(へんせいおう)は弥勒菩薩、
太山王(たいさんおう)は薬師如来、
平等王(びょうどうおう)は観世音菩薩、
都市王(としおう)は阿しゅく菩薩、
五道転輪王(ごどうてんりんおう)は阿弥陀如来
の化身となっています。
なお、初七日や、四十九日,一周忌,三周忌などの法要は、
十王がそれぞれ裁く日とされ、残った家族や親類縁者が一生懸命供養して、
その功徳で亡くなった人の罪が少しでも軽くなるようにと祈るものです。
お地蔵様は、子供のような可愛らしい姿が基本ですが、
あちこちにあるお地蔵様にもいろいろあるようです。
悟界では地蔵菩薩、冥界では閻魔王、
人間界ではお地蔵様と三態に化身しているようにも思えます。
名の通り土地に関係があり、もともとインドでは農耕の神様でしたが、
安産・健康・長寿 ・智恵・豊作・求財などにご利益があるそうです。