シマリスと犬を飼うということ
私が犬の飼い方なんてことを語るには10年早いので、シマリスを飼うということについて
犬との生活の違い、接し方の違い、などに焦点を当てて、私の思っていることを書きます。
シマリス関係の本、毎月欠かさないで読んでいる小動物関係の月刊誌に書かれていた
ウケウリも多く混じってます。
かなりエラそうかもしれませんが、ひとつの意見と思っていただければいいなぁと思います。
〜シマリスは野生動物なのです〜
シマリスは基本的に野生動物そのままで、家畜としての歴史を持っていません。
対照的に犬は大昔から人間とともに暮らしてきて、人間の仕事に合わせより適した性質や体格に改良され、悪い言い方をすると人間に都合のいいように訓練できる動物です。
一緒に幸せに暮らすことができるように訓練しなければならない動物であるというべきなのかもしれませんが。
シマリスはアパートでも飼えるし、犬ほどお金もかからないし、小さくてかわいいしってことで簡単に飼い始める人も多いと思います。
我が家のシマリス’もも’は生まれつきの性質とペットショップのオーナーが売る前にかわいがってくれて
いたということもあって、人間を怖がらず手乗り肩乗りリスです。私の姿を見るとエサのおねだりもします。
冬はたまに噛み付きそうになりますが、非常におだやかでやさしい馴れたコです。
馴れているのに噛みまくるコもいるようです。馴れてくるとわがままになるのかもしれません。
ただ、馴らそうとして頑張っても馴れないという話もよく聞きます。
手に乗ってくれるからかわいくて愛情が湧くとかそういう考えの人には飼えない動物です。また、トイレ
のしつけをしようとか芸を覚えさせるなんてことは無理です。
決まった場所でしかトイレをしないという性質のコも結構いるようですが、飼い主が教えた結果ではないようです。
〜犬とリスの接し方の基本〜
各家庭でそれぞれ異なるに違いないのですが・・・・・
うちの場合シマリスは必要なとき以外は放っておいてほしいのだろうと思い、必要な世話以外でそれほど一緒に遊んだりしません。
1日に数回顔を合わせ、名前を呼んでおやつをちょっとずつ上げるという毎日です。
それに対して、犬とはリビングでほぼ1日中一緒にいます。犬はご主人さまと常に一緒に行動したい動物であり、犬がイタズラをしたら叱り、いいコだったら誉めて上げ、一緒に遊んであげるべき動物です。
犬を飼ってから、特に最初は犬の世話に手がかかり、犬に付きっきりの生活になっていました。
シマリスと犬にかけている世話の時間は圧倒的に犬の方が多いのは確かです。
知り合いに「犬飼ってからリスの方は影が薄くなったんじゃない?」と言われてギクっとしましたが、
リスと犬の接し方が全く異なるので、接する時間と愛情は比例しないと思いました。
〜シマリスと犬の居場所〜
我が家は2000年6月にシマリス、2002年2月に犬を迎えました。
シマリスももちゃんの方が先住のおねえさんなのです。
2002年1月まで私が仕事をして非常に多忙だったのですが、退職に合わせてあこがれの犬を飼い始めました。
非常に臆病であるシマリスとイタズラ好きな子犬とが同居して大丈夫なのか?特にシマリスにストレスがかかってしまうのではないか?ということを考える必要があります。
我が家は2階建てなので、2階の空き部屋にシマリス、1階リビングに犬と居場所を分けています。
犬が2階に上がってくることはないので、シマリスと犬が顔を合わすことはありません。
また、我が家の犬つむぎはめったにワンワン吠えないので、シマリスがそれにびっくりすることはありません。しかし近所のお宅の外飼いの犬が吠えるとやっぱりピクっとしてから固まっています。シマリスは犬などの吠え声が苦手なのでしょう。カラスの声なども苦手のようです。
〜シマリスの住環境〜
シマリスのケージの場所
シマリスのケージを置いている2階の空き部屋は我が家で一番静かな場所です。東西北の3方向に窓があり、道路に面していない洋室です。空き部屋なので家具も家電(冷暖房は除く)置いていません。
シマリスは変化の少ない静かな場所で飼うのがいいと思います。本当にビビリ屋さんです。
風通し日当たりはよくしていますが、やはり夏は猛烈に暑くなり冬は寒くなります。温度管理はとても重要です。
普段はケージの中にいますが、たまにケージから出して部屋に放します。そのときに事故のないように気を付けないといけません。今の空き部屋は安全なのでちょうどいいです。
シマリスは昼行性の動物なので、日中活動して夕方暗くなると巣に入って寝てしまいます。
夜も明るい部屋で飼うのは適していません。その場合は布などをかけて暗く静かにしてあげるといいのかもしれません。
どんなケージがいいの?
シマリスはハムスターとは比べ物にならないほど運動します。運動神経もすごく発達しています。ピョンピョンと跳ねてどこにでも行っちゃいます。
したがってかわいらしいハムスター用ケージではなく、高さのある大き目のケージ(金属製)を使わないといけません。
我が家では、リス・モモンガ用という比較的高さのあるケージを使っています。
また、普通のケージで飼うなら単独飼育でないとダメです。リス園みたいな広い場所なら別ですが。
寝床(巣箱)について
市販されているハムスターや小鳥用の巣箱でいいのだと思います。
我が家のももは、どこにでもおしっこと糞を撒き散らしてしまうので、巣箱の屋根部分がすぐにガビガビになります。木製だと洗ってもニオイが取れないし、しょっちゅう洗ったり交換したりすることによって、ももが「あたしのおうちのニオイがしない、また変わってしまった!」とストレスを感じてしまうと困るなぁと思い、ダンボールで手作りにしました。屋根は取り替え可能です。
冬用は床ホカホカヒーターの大きさに合わせ、屋根も低めにして寒くないように作り、夏は屋根を高めに
して風が通るようにします。
巣箱の中にはハーブ入り(防虫らしい)の干草みたいなのを入れています。たまにこの草も食べているようです。
ダンボール製の巣箱のことを書いてみましたが、我が家のももはカジカジするのがあまり好きではないようでダンボールの巣箱もかじることはほとんどありません。(冬眠前には訳あってかじります。下記参照)
遊び場として取り付けている木製の板もまったくかじりません。
普通のシマリスさんはダンボールだと数日でボロボロにしてしまうのかもしれません。
おうちが大好き
シマリスはすばしっこいので、一旦脱走すると大変なことになると思います。
うちのももはケージの中が一番安心できる場所のようなので(生後1年目までは、外も大好きでしたが)
遠くに行こうとしません。ケージのそばにおり、しばらく部屋に放して遊んでいても自分で勝手に入って
行きます。ケージの中が自分のなわばりだと思っているようです。
万一、脱走した場合、やはり近くにいる可能性が高いらしいので、諦めずに探すことが大事だそうです。
〜シマリスの温度対策〜
シマリスは北国の動物なので、夏の暑さにはとても弱いです。一方で冬眠する動物でもあります。
(*今、一般的に飼われているチョウセンシマリス、チュウゴクシマリスは冬眠します)
「夏」のこと
湿度は50〜60%、気温は30度を越えないように気をつけます。
エアコンなどを利用するのが一番いいのですが、我が家のシマリスはエアコンのない部屋にいます。
エアコンのある部屋は人の出入りが多いので、エアコンがなくても静かな部屋に置いているわけです。
長い時間留守するときは、エアコンのある部屋に移動して、エアコンを高めに設定して出かけます。
エアコンがないとはいえ窓は東西北にあり南側のドアを2つ開けるととりあえず四方から風通りは大変良いです。そして扇風機を回しています。リスに直撃しないように、ちょっと上向きに首振りさせて回します。
ケージのそばには最高最低気温も記録できる湿温度計を置き、1日何度もチェックしています。
でも最近東京の夏は異常に暑いです。恥ずかしながら30度を超えてしまったことは何度もあります。
暑くなるとシマリスは身体を伸ばして床にベタっとお腹をつけた体勢になります。できるだけ熱を発散しようとしているのでしょう。
水を入れ凍らせたペットボトルをケージに入れたり、冷凍ペットボトル布やピニールでグルグル巻いてケージの屋根の部分に取り付け、下方に冷気が行くようにしたりと、シマリスの周辺だけは気温が下がるようになんとか工夫し、しのいでいます。
素焼きの鉢などを冷蔵庫で冷やし、それを入れるといいとも聞きます。
我が家のももは冷凍ペットボトルに擦り寄っていました。友達のところのシマリスたちも、ペットボトル
に抱きついているようです。
ペットショップのご主人の話によれば、シマリスは暑さに弱いけどハムスターほどは弱くないと言って
いました。同じ状況にいた場合、ハムスターの方が圧倒的に伸びてしまうようです。
「冬」のこと
シマリスは自然の温度そのままでいると、秋ごろから冬眠してしまいます。
北海道のエゾシマリスは平均10月半ば頃から冬眠を開始し、4月か5月頃まで眠っているようです。
飼われているシマリスも夏を過ぎて秋にさしかかると、巣箱などに食料を大量に溜め込みはじめます。
自分が入るスペースがなくなるほど貯めるコもいるそうです。
また巣箱に巣材を持ち込んでベッドを作り始めます。我が家のももは、自分の巣箱を壊して巣材として
使用するので、巣箱は大穴が開いているのに寝心地の良いベッドは完成するという矛盾が起きています。
(*巣箱は取り替え可能なダンボール製なのです)
したがって、ダンボールの切れ端をケージに入れておいて上げると、それを細かくちぎって丁度いい
大きさにして、口にくわえてせっせと巣箱に運ぶ姿が見られます。
この姿はとってもおもしろくて、かわいいです。
巣箱の中には床に敷くタイプのヒーターを入れています。23度〜25度くらいを保つことのできる
ペットショップでよく見かけるものです。電気も8Whほどです。
ケージ全体ではヒヨコ電球を2個使用しています。20Wと60Wで外は金属のカバーがついており、
これもペットショップで普通に見かけるものです。
そしてケージにはビニールシートをかぶせ、冷気が直接当たらないようにしています。
温度計は床とケージの上と2つ取り付け、両方ともチェックしています。
大体20度前後です。ときどき15度くらいまで下がってしまうときもありましたが・・。
気温が下がっても巣箱に入ると25度前後はあるので、とりあえず大丈夫だと思っています。
ヒヨコ電球を購入する前、1200Wのオイルヒーター(人間用)を使用して、部屋全体を暖めていました。
ももの部屋は12畳ほどあります。オイルヒーターの電気代は毎月1万円ほどで驚きました。
ヒヨコ電球を使用してからも、特に零下まで冷え込むような朝にはオイルヒーターも使用しています。
夏も冬も電気代と、気温チェックを惜しんではいけないのです。
(冬眠のさせ方については、ごめんなさい、よくわかりません。)
シマリスのエサについて
シマリスの性質について
秋には噛む!
などの内容を今後も更新していきたいと思っています。
トップへ