ジェンダーとは?


生物学的な性別のセックスに対して、ジェンダーとは社会的な性別のことです。 日本にはまだまだ社会的に男女の差別や偏見があると思います。(女性に対してだけでなく、 男性に対しても)次の文章を読んで質問に答えてみてください。
ある大学病院に有能な外科医がいました。 その外科医に手術をしてもらおうと全国から患者が集まってくるほどの知名度です。 ある日、その外科医のもとに交通事故にあったという親子が運ばれてきました。 親子を見て外科医はびっくりしました。 なぜならば、交通事故にあったのは自分の子供とその子の父親だったからです。

質問です。この外科医と交通事故にあった子供、その子の父親との関係は何でしょう?

子供は離婚した妻の子で父親は妻の再婚相手・・・なんてまわりくどく考えないで下さい。 素直に考えれば、子供の親には父親と母親がいるわけですから、外科医は子供の母親で、 その子の父親の妻ということになります。 外科医=男性と考えてしまうかもしれませんが、職業に男女の差はないのです。

私が実際にある英語サークルで討論した内容です。
新婚の夫が彼の友達に「新婚生活はどうだ?」と聞かれ、「妻は料理ができないので、 僕が作らなくてはいけない。」と愚痴っていました。 同じように妻が彼女の友達に「新婚生活はどう?」と聞かれ、 「夫は日曜大工ができなくて、壊れたものを私が直すの。」と愚痴っていました。

実際はもっと長く会話形式で書かれていたのですが、この文章を読んで 私たちが「妻は料理をすべきなのか?」「夫は壊れたものを直せなくてはいけないのか?」 などと討論しました。 私が討論した男性2人は口々に「妻は料理を習ったりして作れるようになるべきだ。」 と言っていました。 本当にそうなのでしょうか?

これがジェンダーです。 これが女性の仕事、あれが男性の仕事と分けれるものなのでしょうか? 私はそうは思いません。 女性だから、男性だからできることとできないことがあるのではなく、女性でも男性でも 一人の人間としてできることとできないことがあるのです。

「高校で理科を教えている。」というとたいていの人はびっくりします。 そしてその半分は「女性で理科なんてめずらしいね。」といいます。 何年か前には初めて行ったクラスで露骨に「女だ!」って言われたこともあります。 悪い気はしないのですが、初めて会う人に自己紹介するときは聞かれるまで職業は言わないようにしてしまいます。

学校でもジェンダーによる差はあります。 出席番号は男女で分かれていて、男子が先です。 今、その出席番号も変わってきているところが多いですが。 母校に教育実習に行ったとき、出席番号が男女混合になっていました(大学の学籍番号のように)。 今、働いている学校でも、去年までは男女別の出席番号だったのですが、 今年からは男女混合になりました。

職業の名前も今は変わってきているものが多いですよね。 例えば、保母→保育士、スチュワーデス→フライトアテンダント(客室乗務員)など。 昔、ジェンダーについて研究していた友達が、「男女」は「女男」、 「夫婦」は「婦夫」と書いてもいいんじゃないかなんて言っていました。 男女平等というなら書き順もどちらでもいいはずなんですよね。


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