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  「ちょっと一言」コーナーの、今までの更新分です。  
   10回分ごとに区切って保存してあります。
   新しい順に書いてありますので、時系列順に
   読みたい方は下から上に向かってお読み下さい。
  







気がつけば、年が明けちゃいましたよ。

改めまして、今年もよろしくお願いします。

前回の更新から1ヶ月ちょっとですか。最近はすっかり月イチになってしまいました。
今年こそはせめて1〜2週間に1回は更新したいものですな。


さて、年が明けても世間は不景気なまま。
勝ち組企業の象徴でもあるトヨタ自動車ですら営業赤字に転落するご時世。
うちの会社も例外ではなく、非常に厳しい状態です。

私は昨年の4月に今までの技術部から経営企画というスタッフ部門に異動になったん
ですが、前にいた部署でも不採算部門ということでリストラが始まりました。
ま、リストラといっても社内リストラであり、別に会社を辞めさせられるわけでは
ないんですが、でも「不採算だから異動しろ」と言われるというのは、今までの
仕事を否定されるようで、あまり気持ちのいいものではありませんよね。

ま、私も異動した訳ですから、同じと言っちゃ同じなんですけどね。


さて、話は全然変わるんですが、昨日、ある事件の初公判が行われました。

その事件とは、

「神隠し殺人事件」

そうです、昨年の4月、東京都江東区のマンションでOLが忽然と姿を消し、その
37日後に2軒隣の派遣社員、星島貴徳被告(34)が捕まった事件です。

何よりショッキングだったのは、犯人は実は超身近におり且つ逮捕されるまで平然と
報道機関の取材に応じていたり残忍な遺体処理方法などでした。

昨日、その初公判だったんですが、その犯行理由がまたすごい。


「誰でもいいから性奴隷にしたかった」


性奴隷、要するに人間のセックスドール化ですよ。

って、エロ漫画じゃないんですから…。

そんなアホな理由で殺されてしまった被害者があまりにもかわいそうです。
この男、鬼畜以前にヴァカ過ぎますよ。

 「拉致って3日間ほど強姦し続ければ、性奴隷にすることができると考えた」

 「警察に訴えられないようセックスで調教しようと思った」

そして、その状態になれば、「あなたのオティンティンがなければ生きられない!」と
懇願するようになるはずだ。そして、それには絶対の自信がある。そう真剣に思って
いたとか。

そもそも薬も使わずに単にセックスしただけで女性が何でも言うことを聞いてくれるように
なるなんて普通に考えればまず有り得ないことぐらいわかりそうなもんですが…。
1日に何本ものオティンティンを召し上がっている風俗嬢の女性だって、別に性奴隷に
なっているわけじゃなくて、仕事としてやっているんですからね。

素人童貞とはいえ、1日に平均2回、多いときで5回ほどオナニーする(公判で供述)
絶倫さが彼に根拠のない自信を与えていたのかもしれませんね。

この手のストーリー、高い演技力を要求されるためAVではあまり見かけませんが、
エロ漫画の世界ではよくある話です。きっとバーチャルと現実世界がいつしかゴッチャに
なってしまったんでしょうね。犯罪者によくあるパターンですよ。

そしてそんな馬鹿な妄想を描きつつ、彼は犯行に及んだわけですが、現実の世界はそう
甘くはありませんでした。

拉致後、わずか数時間で被害者と同居していた姉が帰宅し、不審に思った姉が110番通報、
駆けつけた警官が被害者の家を訪れます。それをドア越しに確認した被告は、

 「もうダメだ」

と観念。
一度は、「裸の写真を撮って、それで脅せば逃げられるかもしれない」と思ったものの、
「家にはデジカメがない」という致命的な欠点に気がついてそれも断念。←バカ?

結局、殺してしまいました。

その後、バラバラにして遺体をトイレに流したり、細かくした遺体を近所のゴミ箱に
捨てたりしたのは周知の通りです。


でもちょっと待て。

…性奴隷の件は一体どうなってしまったんでしょう?

警察が事情聴取に来るといっても、いきなり隣人の家の中を家宅捜索するようなことは
ありません。それならば土日を使って彼の言う通り性奴隷にしさえすれば犯行を語られる
ようなこともなくなり、彼にとって「万事、うまくいくはず」だったのでしょうが、
でも彼はその方法を選択することはありませんでした。

なぜなら、彼の計画と現実世界で最も大きな剥離、それは、


 拉致ってきたのはいいけど、肝心のボクのオティンティンが勃起しない…


 氏ね!!!


いや、勃起してたらよかったとか、そういうことを言いたいんじゃないですよ。
その稚拙な犯行動機と、想像通りの展開に怒りを覚えているだけです。

被害者は拉致られるときに顔を殴られ、その上、ずっと目隠しをされていたといいます。
その恐怖と無念はいかほどのことだったでしょう。
謹んでご冥福をお祈りします。

その後、彼はAVを見たりして一生懸命、勃起するよう試みたそうですが、結局、
彼のオティンティンが奮い立つことはありませんでした。

裁判では今後、これらの様子が事細かに判明していくでしょう。

今回の事件で世間を震撼させたこと、それは何と行っても「どんなにセキュリティーの
高いマンションでも、犯人が隣人では防ぎようがない」ということです。
とはいっても最近のマンションはエレベータの中だけでなく、廊下にも防犯カメラが取り
付けられているところがありますから、そういうところなら安心なのかもしれませんが…。

今後、このような不幸な事件が起こらないよう、厳罰を望むばかりです。


 性奴隷。


確かに男にとって夢のようなことではあります。
しかし見ず知らずの男に拉致された挙句に性奴隷になるなんて有り得ませんし、それが
起こりうるのは漫画の世界だけです、しかしそれを現実世界とゴッチャにする人がこの世に
確実に存在している、そのことが一番の恐怖だと思います。

犯罪者は、犯罪を犯すまでは犯罪者ではないので、防ぎようがないですからね。



私はカミさんと付き合って、今月末で19年になります。

単純に月に1回セックスをしたとして、最低でも12×19=228回。
若い頃はもっとハイペースだったのを考えると、300回は越えているかもしれません。

しかし、うちのカミさんは性奴隷になるどころか、どんどん強くなるばかりです。


私はカミさんとセックスをするために彼女の機嫌を取り、腹が立つことがあってもグッと
我慢し、当日は普段以上に家事をやり、子供たちを早く寝かせ、ガッツいちゃいけないと
思って必死に平静を装っている私を知ってか知らいでか風呂を上がるなりいきなり普段
見ないような深夜番組を見だしたりしてたっぷりとジらされた挙句、

 「ごめん、眠くなったから明日でいい?」

と言われて


 ふざけんな!!!


と激昂しそうになるのをグッと堪え、笑顔で


 「いいよ、いいよ。じゃあ明日ね♪」


と言って、やっと翌日、ごほうびとしてセックスさせてもらえる。

そんなお姫様の扱いをしていても性奴隷にできないんですよ?


ん?


ちょっと待て。


あれ?


・・・これって、俺が性奴隷なんじゃねーの?(笑)










2008.12.3


先週、職場の忘年会の下見に行ってきました。

社長室という職場に変わってから最初の忘年会。
春までの職場でもずっと幹事をやってきましたが、部署が異動しても私はまたまた幹事。

ま、幹事業が好きだからいいんですけどね。

さて今回で異動後3〜4回となる宴会の幹事。そんな中、前回の宴会のときに取締役の
室長から、

「君が来てから何か宴会が豪華になった気がするね。」

と言われたんですよ!

名幹事を自負する私としては一番嬉しい一言です。
なんせ予算は前と全然変わっていないわけですからね。
限られた予算の中で、食べ物か飲み物、店の雰囲気などで何か「今までにない」という
ものを探す。そうすることで、ありきたりな職場の飲み会でも、参加する人が
「次はどんな店なんだろ?」と思ってくれる。それこそが幹事の楽しみでもあります。


さてそんな中、忘年会の下見に行ってきました。

前の職場のときは下見なんてほとんど行ったことなかったんですが、今の職場に来て
からはなるべく下見に行くようにしています。理由は二つ。
まず一つ目は、


 社長がいらっしゃるから


ぐるなびとかで店内写真を見ただけではわからないですからね。
写真では割ときれいだったのに、いざ実際に店に行ったら汚かったなんてこともよくある
ことです。一部上場企業のシャッチョ様をお連れするわけですから、さすがに場末の
スナックみたいな店はマズイ。

社長は叩き上げの人。
小さい頃、家が貧乏で「イルカのすき焼きをを食べて育った。すき焼きに牛肉を
入れるなんて、成人してから知った」なんて経歴のある人なので、たぶん店が多少
汚くても社長本人は気にされないかもしれません。
でも恐らく他の人から怒られると思います。
「なんだ、この店は?」と。
ってなことで、社長がいらっしゃるような大きな飲み会のときは毎回、下見に行くように
しています。

そしてもう一つの大きい理由。
というか、こっちがメインな気もしますが…。
それは、


 社長秘書と飲みに行けること!!!(笑)


職場で飲みに行くことはあっても、秘書が来ることはあまりない。
下見は、そんな秘書と飲みに行ける数少ない機会。昨日も、職場の先輩と秘書の三人で
下見に行ってきました。

いや〜、やっぱ秘書はいいですね。
若いのに言葉遣いが丁寧だから、何だか格上の感じがする。

言葉っていうのは人間の品格を顕著に表すもの。
言葉遣いが今時の子っぽく「だしぃ〜」なんて語尾を延ばすと、例え顔が美形でも、
それだけで「格下」と判断されるのが社会人というものです。


さてさて今回の忘年会、場所は築地にしました。
私、築地って行ったことなかったんですよ。本当は市場の開いている昼間に行きたかった
んですが、ま、それはまたの機会で。
カミさんと「一番下の子が小学校に上がったら、会社休んで昼間、築地にご飯食べに
行きたいね」なんて昔から話しており、それが我が家のささやかな夢でもあります。

話を戻します。

やっぱ築地の飲み屋だと、魚介が安くて美味しそうじゃないですか。

決めた店は、ふぐ料理屋。

もちろん個室。

てっさ、てっちり、白子、ふぐのから揚げ。他にもタラバとズワイのボイル、刺身盛り、
白身魚の活け造り、あわび、ウニなどがついて、さらに飲み放題で8千円ポッキリ。

やっぱ安いです。

ちなみに8千円は高いですが、実際は社長や他の取締役などが多めに支払いますから、
我々の会費は4千円。それでこの内容。

す、すごい…。


ってなことで、三人で3〜4件の店を小一時間ぐらいで周り、店を決めてから打ち上げで
飲んできました。

写真の店は候補から落ちた、「マグロのすき焼き」を食べさせてくれるお店です。刺身の
向こうに見えるのが秘書。


さすがに顔を撮ってここで公開するのはマズいので、個人的趣味も含めて胸のところ まで(笑)。 残念ながら宴会コースじゃないと「マグロのすき焼き」はえらく高いので断念し、 マグロづくしの刺身を注文。 マグロづくしの内容は、カマトロ、脳天、上あご、中トロ、赤身の刺身がそれぞれ3切れ ずつ入って3300円。 ちょうど3人だったので、1切れずつですね。 …いや、その美味しいの、何のって。 カマトロを食べるのは夢だったので、すごく嬉しかったです。 一番美味しかったのは上あごかな。噛みごたえがあって、馬刺しみたいな感じの味でした。 いろいろバカ話で盛り上がり、11時過ぎまで飲んで、そろそろ帰ろうということに。 店を出ると外は雨…。 なので秘書に 「ごめん、傘がないので一緒に入れて♪」 とお願いし、アイアイ傘に(笑)。 カバンにある俺の折り畳み傘、ごめんね。君の活躍の場がなくて。 いろいろとごちそうさまでした。 下見、最高です。






2008.11.11


先日、カミさんが住宅展示場のバイトに行ったときのこと。

朝イチにその事件は起こりました。


「ふざけんじゃねーよ! 帰れ! 帰れ!」


これからイベントが始まろうとしてた矢先、そんな怒声が住宅展示場内に轟きました。
どうやら駐車場の警備員同士のケンカが始まったそうです…。


ケンカした警備員は、30代そこそこぐらいの若くて大人しいおにーちゃんと、還暦は
過ぎているであろう頑固そうなおじーちゃんのコンビ。

若いにーちゃんのほうは毎日そこの住宅展示場で働いており、おじーちゃんの方は、
週末だけそこで働いています。
そして、二人とも、警備会社からの派遣です。


私も何度かそのバイト先に入ったことがありますが、普段は別段、仲が悪そうにも
見えなかったんですけどね。実はそうでもなかったようで…。


…カミさん曰く、そのおじーちゃん、とにかく仕事ができないんです。


住宅展示場というのは広大な敷地内にそれぞれの住宅メーカーの家が立ち並び、
広い敷地内では毎週のようにその広いスペースを活用して、客集めの各種イベント
が行われています。

イベントの中心は「子供向けイベント」。
要するに、子供をダシに使って家族で住宅展示場に来てもらおうって算段です。


さて、子供向けのイベントが多いということは、当然、会場内には子供が多い。
イベントをやっている時間帯は車の出入りも激しいので、事故が起こらないよう、
駐車場の警備員の仕事(車の誘導など)ってのは割りと重要な仕事なんです。

そんな中、そのおじーちゃんはというと…


 誘導やってない!


おじーちゃん、車くると逃げちゃうんですよ…。

ダメぢゃん、おじーちゃん。

世間では、信号無視して交差点を横切っちゃう年寄りの事故が後を絶ちませんが、
そういう意味ではこのおじーちゃん、安全極まりない。

だって、車が来ると逃げちゃうんですから。
しかし、警備員たるもの、それじゃダメでしょ。


そんなおじーちゃんですから、たまに誘導っぽいことをしていると、センターハウスから
見ていたカミさんやら管理人さんは

 「あ、おじいちゃんが誘導してる!」

って大はしゃぎ(笑)。


そんなおじーちゃんですが、本人曰く、

「施設内はいつもキレイにする。それが俺の生き甲斐だ!」

とか普段から豪語しています。しかし何度もいいますが、それって警備員としてどうなの?
ってか生き甲斐って、あんた、仕事と関係ないでしょ(笑)。


そして一番困ったこと、それはこの手のおじーちゃんにありがちな、年齢からくる

 プライドの高さ

です。

仕事できないのに、普段から威張る、若い方のおにーちゃんは大人しいので、その
おにーちゃんに命令ばかりする。でも自分は誘導しない(笑)。


そしてついに、そう、ついに若いおにーちゃんがキレたんです!


「いい加減にしろ!」

「いつも威張ってばかりで、全然仕事してねーじゃねーか!」


若いにーちゃんが怒声をあげると、おじーちゃんも負けてません。


「年上にその口の利き方はなんだ!」

「おれゃ、ちゃんとやってる! お前こそやってねーだろ!」


…もう水掛け論ですよ。
おじーちゃん、自分は普段からよく働いていると思っているんですからタチが悪い。


さて、ここで問題です。



確かに、上記の説明文だけ見ていると、おじーちゃんが相当に悪い。
仕事しねーくせに威張る、車が来ると逃げる。でも施設内の掃除はする。
最後の掃除はともかく、はっきり言って警備員失格です。

しかし、社会的に許されないのは、どちらだと思いますか?


おにーちゃんが切れたシチュエーションは、さあこれからイベントが始まる直前の、
イベントスタッフやら管理人やらがバタバタ慌しい時間帯でした。

それも、駐車場の真ん中で。

二人とも激高しており、間に入っても、ちょっとやそっとじゃ収まらない。
若いおにーちゃんの方は「このジジイとは仕事絶対にしない! 早く帰らせてくれ!」
と怒鳴りっぱなしだし、おじーちゃんの方はというと、先に少し冷静さを取り戻した
のか、「おれゃ帰ってもいいけどよ、仕事に穴を開ける訳にもいかねーだろ?」と
言っています。

確かに、今から警備会社に連絡して替わりの人を派遣してもらったんじゃ間に合わない
でしょうから、おじいちゃんの言うことも一理あります。

ただおじいちゃんの場合、いても仕事的に穴が開いているようなもんなので(笑)、
おにーちゃんにも一理あるような…。


冗談はともかく、このままではとてもお客さんを呼ぶような環境ではありませんし、
受け入れ側の住宅展示場としても困ってしまいます。

しかし、ここで住宅展示場が警備会社に電話したら、二人が仲良く揃ってクビになる
可能性は極めて高いです。というのも警備会社もクライアントあっての派遣元ですし、
客先からのクレームで、しかも誰が見ても非は警備員にありますからね。
この二人、なんだかんだ言ってもずっと長くそこの住宅展示場に来てくれていました
から、そんな情もあって、管理人さんもギリギリまで対応を待ったそうです。

それから数分後。

やっと落ち着いた二人は、お互い別々に、会社に報告の電話してたそうです。
恐らく派遣元に伝わった情報は、

・おじいちゃんの普段の仕事振りがよくない
・変えられるのであれば、おじーちゃんの方の派遣先を変えてほしい
・でも今回は若いにーちゃんの方がキレてしまい、客先に迷惑をかけた

ということでしょう。

そしてその若いにーちゃんは、警備会社から厳重注意を受け、もう一度キレたり
騒いだりしたら即クビだと宣告されたそうです。


今回の件、確かに若いおにーちゃんの方の気持ちも分かります。

しかしどんなに腹が立っても、大人として、社会人として、

 「切れたあとのリスク」

を常に考えて行動しなければなりません。


おにーちゃんとしても、普段からの蓄積で腹ワタも相当煮え繰り返っていたでしょう。
しかし、ここで切れたらどうなるのか?
その先を想像してから、キレなければいけないんです。


 おじいちゃんにガツンと言いたい   >  仕事を辞めてもいい


この天秤をよく考えるべきだったんです。
今回はたまたま管理人さんの好意でクビにはなりませんでしたが、今回は運がよかった
だけであり、普通なら間違いなくクビでしょう。

このおにーちゃんは本当に仕事を辞めてもいいから、おじーちゃんに文句を言いた
かったんでしょうか?

きっとそうじゃないんでしょうね。


世の中、切れる人はたくさんいます。

「俺はバカにされてムカついて、黙っていられるような人間じゃねぇんだよ!」

とは、桶川ストーカー殺人の小松被告が被害者に対してストーカーしている理由を
言った台詞ですが、そりゃ結構だし、勝手ですよ。
でも、相手に対して切れた場合、よほどのことがないと関係の修復は望めません。
大ゲンカになった後にガッチリ握手してくれるのは、きっと森田健作と柳沢慎吾
ぐらいでしょう。

本当にこの後、関係が壊れてもいいのか?

大人として、それをよく考えた上で、そして相手を見てキレるべきです。



先日、私も弟と大喧嘩しました。
私は元々、弟が苦手で、表面的には仲が良さそうに見えますが、長時間、話すことは
できません。なぜならとっても不快な気分になるし、すぐケンカになるからです。

弟は、自分が尊敬した人に対してはすごく丁寧に接する人間です。注意されればそれを
真摯に受け止め、ちゃんと直します。だから目上の人からのウケは良く、可愛がられる
し、きっと社会的な評判もいいと思います。

しかしプライドが非常に高く、いざ自分が見下した相手に対しては小バカにするし、
間違いを指摘されても絶対に折れません。また、他人を見下すくせに、自分が言われる
とキレやすい性格で、なので普段はなるべく深く会話しないように注意して接しています。

とはいえ、最近は兄を立ててくれるところもあり、少し前までは普通にうまくいって
いました。

しかし先日、ついに爆発してしまったんです。

確かに元々のキッカケは私が悪いです。
実家に息子と遊びに行っていたある日、いつものように弟に鼻で笑われた私は、正直、
ムッとしていました。
その場はそれで何とか弟を追い払ったものの、その後、もう一人の弟と私の息子の
3人でゲームをしていると、前述の弟がやってきて、何やら文句を言っているんです。
しかし、話したくないので無視したんですよ。そしたら彼はいきなり


 烈火のごとく切れ出したんです!


暴言、雑言、罵声の数々。
とても目上の兄への文句とは思えないような、それはそれは激しい言葉。

そこで彼が言った一言が、

「俺はバカにされてムカついて、黙っていられるような人間じゃねぇんだよ!」

まさに、桶川ストーカー殺人の犯人と同じ台詞じゃないですか。

聞いてみたいのは、弟はその後、私との関係が終わるリスクを考えてから切れたのか
ってこと。しかも、こんなに根に持つ俺に対して(笑)。
彼とはこれからもたまに接する機会があるので、このままいがみ合っていてもイヤな
ため、私は実家から出るときに弟を呼んで、


私「さっきは無視して、すまなかったな。
  でもその前のお前の一言で俺もムッとしてたからさ」

弟「そういうことなら仕方ねーよ」

と和解して出てきました。


しかしそのとき、彼からの謝罪の言葉は一切ありませんでした…。
要するに、自分は悪くないわけですよ。私が無視したから自分は切れた。間違ったこと
はしていない。これは自分のポリシーだし。
確かに和解はしました。しかし私は絶対に許しません。


彼は店を経営しています。
その賃貸契約の連帯保証人は私がやっていますが、彼から今またこのような依頼が来たら
絶対に引き受けませんし、更新があったら絶対に断ります。

例え、私しかやる人がいなくても。
それが、社会人としてのリスクだと思うからです。


私だって、カミさんと週末にHしたいときは、平日に相手にどんな理不尽なことを言われ
ても、ムッとすることを言われても、ケンカになりそうでも、全面的に折れてケンカを
回避します。

それは、「Hしたい」>「文句を言いたい」というのを天秤にかけて、どちらが重いか
判断しているからです。


私の弟。

前述の警備員と同様、今まではその性格でもうまく行ってきたのかもしれませんが、
世の中、そう甘くないことを身をもって知って体験してくれればいいと思います。

そしてみなさんも、切れるときは、その後のリスクを考えてキレましょう。









2008.10.20


前回、高らかに「復活!」とか宣言しておきながら、コラムは更新しねーわ、
肝心の予想はUPしねーわで…。

ダメじゃん、俺。

そんな中、秋華賞で見事、馬連万馬券をゲットしてしまいました。
途中まで原稿書いたんですけどね…。
ちゃんとUPしておけばよかったです。

今週は菊花賞。
今週こそは久しぶりに予想をUPしようと思っています。



さて、そういえばこの間、幼稚園最後の運動会がありました。

最後というのは、その幼稚園には長男→長女→次女と2年ずつ3人が通い、
一番下が来年小学生に上がるため、今年ついに6年連続6回目にして最後の
運動会だったんです。


そんな感慨深い幼稚園の運動会。
今年の親が参加する競技としては、綱引きと親子リレー、教職員との対抗
リレーがありました(そのうち、我が家は教職員対抗リレー以外に参加)。

そのなかでも、親子リレーは何だか毎年つまらなくなっていくんですよね。
というのも例年、お父さんが張り切って子供をブン回して泣かせるか、
自分がコケて怪我をするため、幼稚園側がどんどん簡単なものしてしまい…。

確かに気持ちは分かります。
幼稚園側から開始前に何度も何度もお父さんたちに「怪我がないように十分
注意して…」と言われるんですが、世のお父さんというのはスタートしちゃう
と負けたくない一身で異常にハッスルします!

あれ、ほとんど動物ですよ。

お腹を空かせた肉食獣の動きか、あるいはオナニー覚えたばかりの猿か。

とにかく気が狂ったように激しく動き出すんです(笑)。

「子供との親睦を…」なんてのはすっかり忘れ「絶対に勝つ!」「子供の前で
いいカッコをする!」という気持ちばかり先行します。
そして、頭の中では足が前に行っているんですが、実際の足は前にでず、
そして転びます(笑)。
ひどいと、子供の上に覆いかぶさって倒れたりして…。

何の目的でその競技をやってるんだか、もうサッパリわかりません。

一昨年なんて、知っている子のお父さん(銀行員)が親子リレーで子供を
おぶったままゴール直前で転びまして、子供は大したことなかったのが
不幸中の幸いでしたが、お父さんは全治2ヶ月の骨折…。会社を1ヶ月
近く休んだそうです。

銀行員、大丈夫なんでしょうか?
リストラされてなきゃいいけど。

ってなことで、幼稚園側もその対策として、
・親が子供を担いだりして走らない
・各人の走る距離を短くする
というのを考えまして、その結果、毎年だんだんつまらない競技になって
いったんです。

そりゃそうですよね、自分の番は一瞬で終わっちゃうんですから。
ってなわけで、今年もすぐに終わっちゃうつまらない親子競技でした。

そして実はもう一つ、事件がありまして。

というのも綱引きに参加するとき、気合を入れて「さあ頑張ろう!」と思ったら
どうもアソコのポジションが悪い。男はポジションが悪いとどうもバランスが
よくなくて、力を発揮できません。

ってなことで、直に手を入れて直しました。
よし、これでOK。

しかし、これがよくなかった…。

綱引きはトラックの中心で行います。ということは、全周の観客席から
丸見えです。私は幼稚園の行事には必ず参加するし、昨年度までは子供を毎朝
幼稚園に送っていっていた関係で、割と有名人なんですよ。奥さん連中でも
よく話す人たくさんいますし。

そんな私がトラックの中心で股間に手を直に入れてモゾモゾしてるんです。
私的には単に「ポジを直した」だけなんですが、周りから見れば
「あのオッサン、何をやってんだ」と…。

あとでカミさんに「直に手を入れてたでしょ?」と詰問され「ポジを直してた」
と正直に言うものの「信じられない、あそこでやらなくていいでしょ!」と
怒られる始末…。


じゃあ何か、言えばお前が手をつっこんで直してくれたのか?

そう、カミさんに逆ギレしたんですが…。

つーか、その手はどうしたんだ?とカミさんに逆襲され、

「そのまま、綱を握っちゃった…テヘ♪」

考えてみたら私の横で綱を引いていた人は、綱を握ってると同時に、間接的に
私の何も握ってたんですね。



みなさんも、ポジが悪いときはトラックに行く前に直しましょう。

私からの大事なお知らせです。









2008.10.10


今日から復活!

本年度に入ってから会社内で部署が変わり、慣れない環境から少しここをお休みさせて
いただいておりました。

やっと異動半年が過ぎ、少し余裕も出てきたので、ボチボチ再開しようと思います。
(とか何とか言って、またすぐ更新サボるかもしれませんが)

だって、気がつけば秋競馬、それもGT戦線が始まっているぢゃないですか!
更新サボってる場合じゃないですよね。


さて、休んでいた間のギャンブルですが、競馬の方は後ほど語るとして、株の方は
世界的な株大暴落のためにこの半月で15万円以上も負けました…(涙)。


15万円以上ですよ?

半月も経たずに!


3分で12機のリックドムを倒したアムロ並みのペースですよ。

…とはいえ、株は売った訳じゃないので、実際に損をした訳じゃないんですけどね。
株は売らない限り、あとその会社が潰れない限り、損はしませんから。
資産価値が下がるだけです。

とはいえ、半月で資産価値が半分近くになりました…。

…って、考えるとハゲそうなので、愚痴はこの辺で。


となると、競馬で勝つしかないんですが、これがまた…ね。
9月中旬の阪神・セントウルSで久しぶりの万馬券を取り、

 「おお? 秋、いいんじゃね?」

的に喜んだのもつかの間、そこから3週連続で負け越し。
しかも、一度も馬券を取れないという有様。


いつものように穴馬を狙っていると固いレースばかりが続き、

「何でもいいから取りたい!」

と、ガチガチの本命に賭ければ穴馬が突っ込んでくるしで…。
悪い流れが、どうにもこうにも止まりません。

ま、そんな愚痴ばかり書いても仕方ないんですけどね。


当たらない予想は予想コーナーの方に任せるとして、ここでははっしーが生活の上で
気になった楽しい話、気になった話などを、またお届けしたいと思っています。


どうぞ一つ、よろしくお願いします。







2008.07.16


こういう週に限って予想コラムを更新していないんだよなー。

先週の土日は馬券大爆発でした。
下の高配当的中一覧を見ればわかりますが、先週は土日両方とも万馬券的中。

土曜日が1レース2000円分買って、140倍の万馬券。
日曜日は2レースで4000円分買って、210倍と450倍の万馬券を的中。
二日で7万5千円勝ちです。

金額ももちろん嬉しいですが、穴党としては、万馬券を2日で3本取ったということが何よりも
嬉しいです。


一昨年から昨年まで、欲にかられて3連複の流し馬券中心で買っていたのですが、あまりに
的中しないため、初心に戻って今年から回収率100%以上をずっと維持していたころの
買い方である馬連BOXに戻しました。

そうしたところ、「ウソのように勝てるようになった!」…とは言いませんが、まあまあ
昔の状態に戻ったという感じ。大きくは勝てないけど、長い目で見て、収支トントンよりは
少し上に行く、というような感じですかね。
大穴党の自分には、穴馬を中心にした馬連BOXという買い方が合っているんでしょうね。

やっぱ穴党は宝くじ的な観点で、

 「10レース中、9レース外れても1レースの的中で収支をひっくり返す」

みたいな思い切りが必要なんだと思います。これだと大きく勝てないので、昨年までは本命馬
まで押さえて、全レース的中を目指していました。それがそもそもの間違いだったのかも。


今週は6000円分の馬券を買って81000円分の配当ですから、

 これで収支も大きくプラスだろ!

と思ったものの、今年のこれまでの総収支をネットで確認してみたところ、総購入が19万
8千円で、払い戻し計が20万円ジャスト。
わずか2千円のプラスぢゃないですか。ここまでいかに負けていたか…って話ですよ。

というか、今年ここまで約6ヶ月で、馬券を約20万円分も買っていたという事実に驚きを
禁じえません。一ヶ月平均にすると3万円ちょっとです。自分の小遣いが月3万円であること
を考えると、自分の小遣い全てを毎月の競馬に使っている計算になります。

…そんなに使っている気なかったんだけどなー。

恐ろしい、恐ろしい。

たまに確認してみるもんですね。


とまあ、「万馬券を取った!」ということばかり書いてきましたが、当HPの主旨である競馬
予想にまったく触れていないので、最後に少し予想のほうにも触れておきます。


今回大きく勝てた福島の七夕賞。このレースは荒れることで有名なレースで、数年前に1番
人気の馬が勝つまでは、26年連続で1番人気馬が負けていた名物レースでもあります。
ハンデ戦ということもあり、人気薄の馬にもチャンスがあることが荒れている理由でもあり、
ここ数年は平穏な決着が続いていたものの、当然、ここは穴狙い!

※ハンデ戦とは、全ての馬がゴール前で横一線に並ぶよう、馬が背負う重りにハンデを
 つけたレース。レースによっては10kg以上の差が付くときもある。

1番人気のカネトシツヨシオー、2番人気のキャプテンベガらをバッサリと切り、穴馬ばかり
の馬連6頭BOXと3連複2頭流しで勝負。万馬券奪取のセオリーでもある

 「有力馬が差し馬中心で、他に逃げ馬がいないときの人気薄の逃げ馬は狙え」

がバッチリはまったレースでした。


ってなことで、今週末はご馳走続き!


土曜日はカミさんが飲み会だったので、「2次会代にでも使ってよ」と彼女に2千円を渡し、
私は子供3人を連れ、近くの回転寿司に。土曜日は1万円ちょっとしか勝っていなかったので、
「夕食はスーパーで好きな食べ物を買おう!」と子供たちに提案したのですが、
「やだ! お寿司がいい!」と押し切られ…(笑)。

日曜日は6万円ちょっと勝ったので、ママにご祝儀で1万円渡し、夕食は何にしようか思案して
いたところ、カミさんが「今日は暑いし、お寿司とかサッパリしたものがいいよね」という
ことで、手巻き寿司なんかどうだろう、とのこと。それを子供たちに提案したら

 「またお寿司ぃ〜?」

だって。おまいら、どんだけ贅沢なんだよ。
長女が「しゃぶしゃぶ!」と言って聞かなかったので、とりあえず手巻き寿司用に大量の
お刺身と、豚しゃぶ用に1kgちょっとのお肉を買ってきました。

とはいえ、当然両方など食べられるはずもなく、結局日曜日は手巻き寿司オンリー。
そして、月曜日に残った食材でしゃぶしゃぶをやりました。

しゃぶしゃぶは最近のうちの定番料理でもある「豆乳豚しゃぶ」。鍋に豆乳を入れ、野菜は
千切りにしたネギと水菜。豆乳が沸騰したら野菜を一掴みワサっと鍋に入れ、そこに肉を
くぐらせて野菜と一緒に食べます。タレは、市販のゴマだれとポン酢を5:1で混ぜたもの。


 これがメチャメチャおいしい!!!


豆乳のさっぱりしつつもコクのある味が、牛肉より淡白な味の豚肉に旨味を与え、それを
また濃厚ではあるのにサッパリしているゴマだれポン酢でいただく。

食感も、豚肉のやわらかさにネギと水菜のシャキシャキ感。

うーん、何度食べてもおいしいですよ。


私の住む武蔵新城はとにかく物価の安い街で、しゃぶしゃぶ用のアメリカ産豚バラ薄切り肉を
1kg以上買っても1千円ちょっとです。


ただ、いろいろ散財していたら、残金が1万円だって!

 ウソ?

 7万5千円が全滅? 三分もたたずにか? 化け物か…(コンスコン)

ま、あぶく銭ですからね。消えるのも早いんですよ。


ちなみに、自宅で買う競馬の配当は火曜日にしか振り込まれませんので、週末のうちに競馬の
勝ちを実感したい場合は「火曜日に入るからそのとき返す」という自分の中の条件で、銀行から
キャッシングして対応します。


 これも、なんだかなー(笑)







2008.07.10


テリー伊藤のCMで有名なヘアコンタクトのプロピアが8日、民事再生法の適用を東京地裁に
申請しましたね。いわゆる、事実上の倒産です。負債総額は今年3月末時点で約43億円に
上るとか。

初めてこのCMを見たとき、私は

 「すげー! かつらもここまで来たか!」

と思ったものです。

深夜、TVを見ていればわかりますが、深夜番組のCMでは「これでもか!」というぐらい
プロピアのCMが流れており、「CMをこれだけ打てるのだから儲かっているんだなー」と
思っていました。


 しかし、まさか民事再生法の適用を申請するとは…。


ちなみに民事再生法の適用とは「事実上の倒産」ではありますが、倒産して事業を止めてしまう
のではなく、不渡りを出す直前に「ヤバいので民事再生法の適用を申請します」と言う使われ方
をします。要するに「これから再建しますから借入金の返済をちょっと待ってください」という
ような申請です(それ以外にもいろいろと制約はありますが)。

プロピアが巨額の負債を抱え、今年の3月期決算で債務超過に陥って民事再生法の適用をした
最も大きな理由は、広告宣伝費や研究開発費に収益が圧迫したからだとか。


 …そりゃそうですよ、あれだけ広告宣伝費をかけていれば。


広告というのは、諸刃の剣ですよね。
それまでまったくの無名だった「岩下の新生姜」も、あの

 「いわしたの〜♪ しんしょうが!」

という、耳に残る絶妙なCMで一躍、全国区に知れ渡る商品になりました。そして上手なのは、
一時期やたらとやっていた岩下の新生姜のCMも、最近はまったく見ませんもんね。

 知名度が上がった段階でCMを止めるか控える…

「ヘアコンタクト」の知名度は十分上がっていたのですから、プロピアのような中小企業であれば
早期にCMを抑制するべきだったのかもしれません。

経営陣が事業の経営権を喪失し、破産管財人等がその経営に当たる会社更生法と違い、経営陣の
刷新は法律上必須ではないですから、通常、経営陣がそのまま引き続き事業を運営します。
民事再生法の適用を申請したことで、これからは再建というイバラの道を歩むことになった
プロピア。もう既にある程度、知名度はあるのですから、これからはどのようにヘアコンタクトを
売っていくのか、その経営手法にかかっています。

ただただCMを打つだけではなく、これからは「ここだ!」というところに売り込んでいくのが
必要なんじゃないでしょうか。…例えば風俗業界とか。

ヘアコンタクトのすごいところは、あのどこにでも「何の違和感もなく」毛を生えさせることが
できる技術だと思います。なので例えばパイ毛、どて毛、くるぶし毛、太もも毛など、女性の
身体の「まさかこんなところに毛が生えてるとは!」的なところに毛を生やした女性が接客する、

 「ヘアサロン」

なんて風俗を提案してみてはいかがでしょう?
民事再生法を適用した今、仕事を選んでいる場合ではありません。世の中、マニアな人はたくさん
います。意外に興奮するお客さんは多いかもしれませんよ?
毛は髪の毛だけじゃないし、男性だけに生えている訳ではありません。というか、生えるべき部分
に生えていないものを補填しようとするのではなく、本来生えるべきでない場所にも生やしてみる、
そんな成歩堂龍一ばりの”発想の逆転”が必要なのかもしれません。

これからはそんなニッチな業界にもどんどん売り込んで進出すべきでしょう。


…なーんて、最近、経営企画の仕事をしているせいか、この手の話題にはどうしても食いついて
しまうんです。


閑話休題。


先週、久しぶりにプラネタリウムに行ってきました。

 は? プラネタリウム? なんで?

と思うかもしれません。私もそう思いましたから(笑)。
ことの発端は、私が寝ていたら枕元に子供向けの星の本が置いてあり、それを見て、

 「そうだ、京都に行こう」

的なノリで、私がどうしてもプラネタリウムに行きたくなったから。

ってなことで、早速ネットで調べます。あった、あった。向ヶ丘にある場所は川崎青少年科学館。


 おお、これって私が小学校の頃に何度か行ったプラネタリウムじゃないですか!


向ヶ丘の民家園って言ったら、私たち狛江出身の人は必ず遠足だか社会科見学で行きますからね。

それにしても近くにある向ヶ丘遊園地は潰れてしまいましたが、こちらはさすが公営。
まだあったことに驚きです。
なんせ最後に行ったのは確か小学生のときですから、30年近く前ですもん。


川崎青少年科学館は公営施設。なのでとにかく安価です。
駐車場が1時間200円。プラネタリウムへの入場料は小学生以下が無料で大人は200円。

うーーん、安い。

家族5人で入館料は400円でした。

平日は1日1回(15時から)しか見られませんが、土日・祝日は1日4回の公演。
私たちはその最後、15時からの公演を見てきました。

プラネタリウムの中に入ると、時代を感じさせる内装。座る椅子もリクライニングせず、
見るからに年代を感じさせる木製の造りで、星が投影される天上も薄汚れています。
そんな中、中央で一際光る最新鋭っぽい投影機とのギャップが何だか不思議に感じられました。

プラネタリウムの時間は45分。
平日は小学校の理科の課外授業としても使用されるため、たぶんこの時間(小学校の1時限は
45分間)なんでしょうね。

プラネタリウムはただ星を見るだけでなく、ちゃんとストーリーに沿って説明されます。
今なら夏の星座や、織姫、彦星、天の川の七夕ネタとか。

私はプラネタリウムが好きだし、子供も小学生の上二人は「面白い!」と言って大人しく見て
いました。そう、約一名を除いては…。

一番下の幼稚園生には、やはり無理でしたね。
開始後30分までは大人しく(?)見ていたんですが、30分を過ぎたあたりでついに我慢の
限界に達し、「外に出たい」と騒ぎ出し、椅子の前を徘徊し、ついには

 「つーまーらーなーいぃぃぃー」

としゃべりだす始末…。

ほんと、困りましたよ。

とはいえ、一番下以外はみんな割と満足。
ああいった、勉強になる施設は面白くていいですね。今度は違う季節に一人でゆっくり行って
みたいと思いました。


プラネタリウムで一番驚いたことは、男は両腕、女は背中一面に刺青をしたカップルが一緒に
見ていたこと。


 あんな人も星、見るんだね…


なんて言ったら失礼ですが、カミさんがボソっと感想を言ったのもうなづけます。
ただ、私がそのカップルを見た感想は、


 やっぱ、パールを入れているのかな…


ってとこでしたが。








2008.06.27


ご無沙汰しております。

いや〜、ほんと久しぶりの更新ですよ。

4月に会社内で異動したことで、ほんっっっとに忙しかったんです。

今まではファームウェア開発という技術職をやっていたんで、自分のペースで仕事ができた
からHP更新の時間なんていくらでも取れたのですが、異動したあとの部署は社長直下の
スタッフ部門。経営企画なんかをやったりする部署です。


 まるで畑違いですよ…。


職場には社長を始め、常務、監査役、子会社の社長などがゾロゾロ入ってきます。
そんな部署でPCでエロ画像を見ているところが発覚したら…

 …間違いなくクビでしょうな(笑)。

ま、前の職場でもさすがにエロ画像は見ていませんけど。
それでも「いや、友達が送ってきて…」とか言えばごまかせる気もしますが、今の職場は
絶対に「ドンマイ!」じゃ済みません。


さて、そもそもなんでこんな途方もない人事異動がまかり通ったかといえば、事の発端は
昨年、異動前の部署で「将来の我が社を考える会」なる会議がありまして、そこでの私の
発言が原因なんです。

まあ、例によって私はいろいろと発言していた訳ですよ。
その中で、私の「企画するのが好きです」という発言が技術部長の耳に残り、異動のお声
がかかった訳です。

異動先である今の部署は、我が社の経営企画をやる部門。でもでも…


 私が得意なのはイベント企画ですから!(キッパリ)


もう、企画違いですよ。
企画違いに畑違い、腹違いに種違いとくらぁ。

…何を言っているかわかりません。

とまあ、こんな感じで、とりあえずは毎日、頑張っていますよ。


でも仕事内容が全然違うのも大きいですが、何よりも大きいのは生活習慣の違いですかね。

項目 異動前 異動後
出勤時間 10:00AM 08:30AM
服装 シャツ&ジーパン スーツ
有給休暇取得 当日朝にTEL 前日までに報告
通勤方法 原チャリ 電車
異動前、一番心配だったのは、朝の出勤時間でした。 なんせ今までより1時間半も早い。 朝の1時間半の価値といえば、夕方の3時間ぐらいに匹敵しますからね。 でも慣れてみると何とかなるもの。 異動前は朝起きると小学生組の長男・長女は既に学校に行った後であり、朝に会うことは 少なかったんですが、今は朝、一緒に食事をして、私が先に出ます。そういう意味では、 家庭的にはよかったんでしょうね。 スーツに関しても、慌てて買いに行きましたが、慣れてしまえば別にどうってことは ありません。 問題なのは下の二つ。 まず有給休暇が取りづらいのが辛いです。今までは朝起きて  「あ、今日は雨降ってるから会社休もう!」 ってな感じでしたが、さすがに今の職場はそれはできません。 といっても有休がまったく取れない訳ではなく、異動して3ヶ月が経ちましたが、既に 3日の有休は取りました。事前に連絡しておけば取れるようで、その点はよかったです。 そして、最も大きいのは通勤方法! 今回の異動を契機に、それまでの原チャリ通勤から電車通勤に変えました。といっても、 間に合わないときなどは今でもたまに原チャリで来てしまいますが(笑)…。 ちなみにうちの会社は原チャリ通勤は禁止(…って、当たり前か)。 その原チャリ通勤の何が問題かと言うと ・もし通勤途中で事故っても労災にならない ・会社から電車の定期代が出ているのに違う通勤方法をしている(定期を買ってない) からです。 前までの職場なら例え原チャリ通勤がバレてもごまかす自信がありましたが、今の職場は 会社の経営側の部署のため、さすがにバレたらマズく、人事にいる後輩からも、 「異動したら原チャリ通勤はマズいので、電車で来たほうがいいです」 と釘を刺されてしまいました…。 そんなこともあって、電車通勤をしてますが…  つらい!  何で電車にあんなに人が乗っているんだ! だって普通に電車に乗ろうとして、人が乗りすぎてて乗れないことがあるんですよ? 異常な満員状態ですよ。 雨が降ったときは特にひどく、電車を2本待つことも。 当然、車内は蒸し風呂状態ですし…。 ただ一つ、楽しみなことがあります。 それは、以前の職場のときはたまに電車に乗っても時間的に女子高生はほとんど出会い ませんでしたが、今の通勤時間だと通学途中の女子高生をたくさん見かけます。 そして当然…くっついて乗るんですよ!(笑) あ、別に触ったりスカートの中を撮ったりはしませんよ。 手も、両手でつり革を持つか、片手は自分の胸の前に置いています。 要するに  「わたくしめは、触る意思は毛頭ございません」 ってところをちゃんとアピールしないと、変な冤罪に巻き込まれてもイヤですからね。 私がやることといえば、せいぜい自分の足をスカートに押し当てる程度です(笑)。 あの柔らかさが足から脳に伝わってきて… …って、偶然ですよ、偶然! だって、それぐらい、ギューギュー詰めなんですよ! それに、くっさいおっさんに密着しているよりは、女子高生の若々しい臭いのほうが絶対に いいですからね。 あ、そうそう、異動してから一つ、イベント企画らしい仕事をやりました。 それは、社長の送別会。 うちの会社の社長は今年の4月で変わったんですが、その前社長が今月の株主総会をもって 取締役からも退任されることになりました。 ということで、私がその送別会幹事を任されたんです。 入社してから前の職場で15年間も幹事をやり続けてきて、  「幹事なら誰にも負けない」 自信があった私ですが、社長の送別会となると話は別。 一部上場企業の社長の送別会なんて、一体どんなところでやればいいんですか! 全然わかりませんよ。 …あ、こういうときこそ、社長秘書に聞けばいいんだ! ってなことで、社長秘書に社長の好みや、前にどんなところで宴会をやったかを聞いたら 意外にも普通の飲み屋でもよいとのこと。 よ、よかった…。 ただ、普通の飲み屋といっても、  ・和食中心であること  ・日本酒が好きなので、地酒が豊富であること  ・個室があること  ・座敷&掘りごたつであること  ・駅から近い&平坦&店内も動きやすいこと が条件なんだとか。  って、全然、普通じゃない!!!(笑) 個室ぐらいまでは何とかなりますけど、掘りごたつというのが問題。ぐるなびとかで調べても 掘りごたつのことまで書いてあるかどうかは店の紹介方法によりますし、最後の平坦かどうか に至っては、実際に行ってみないとわかりません。 ま、社長は71歳と高齢で、且つ足があまりよくないので、仕方ないんですが…。 うーん、どうしよう…。 と考えていたら、いい方法を思いつきました。  社長秘書を誘って下見に行けばいいんだ!!! ってなことで、社長秘書に  「ねえ、ちょっと下見に行きたいから着いてきてほしいんだけど…。   ほら、社長の好みをいろいろ聞きたいからさ…」 とか訳のわからない理由を言ってみたところ、二つ返事でOK!  やった! 「事前に口頭で説明しておけば、わざわざ私が行かなくてもいいんじゃないですか?」とか 言われたらどうしようかとドキドキだったんですが、誘ってみてよかったです。 いや、さすが社長秘書だけあって、すごいかわいいんですよ。 まさか社長秘書と飲みに行けるなんて…異動してよかったです。 あれ…? 趣旨が変わってきてしまったので話を戻します。 ってなことで社長秘書と下見に行って店を決め(実際には、意気地のない私は社長秘書と二人 きりになるのがアレだったので、職場の先輩も誘って3人で行きました)、そのあと3人で お疲れ様会と称して飲んで帰ってきました。 それはそれとして…。 なかなかいい店を予約することができ、当日を迎えて、社長も満足されたみたいでした。 いや〜、下見にきてよかった。 それともう一つの企画として、送別品に社員から社長へのメッセージを考えたんです。 銀行出身の割に人情派だった社長だからこそできた企画。 本社はもちろんのこと、栃木3工場、全国11営業所の社員から300人以上のメッセージが 集まりました。 本当は全社員にしてもよかったんですが、社員の中には社長と直接面識のない方もいますし、 全員だと1千人を超えて私の編集作業も大変なので、課長以上の方を中心に集めました。 とはいえ、それ以下の一般職の方も大歓迎と説明したら、割と一般職の方からも集まり ましたけど。 中には「私が30年働いた中で、今までの社長の誰よりも社長と思える方でした」なんて いうメッセージもありました。銀行系の社長として、叩き上げの社長よりも評価されている というのはかなり意外なことで、多少の社交辞令を差し引いても、きっと喜ばれたことと 思います。 あとは集まったメッセージを写真用のアルバムに貼り、各職場の写真とかを貼りながら さらに飾り付けをして、この送別会のときにお渡ししました。 そしたら社長の喜ばれたこと、喜ばれたこと…。 アルバムを見た社長は、何度も何度も「これはすごい… これは嬉しい…」とおっしゃって いました。 既にたくさんのお金を持っているであろう社長とかに高額の物品を渡してもあまり喜ばれ ませんからね。 お金で買えない価値がある。 買えるものはマスターカードで買っていただくとして、私は買えないものを企画しました。 私が入社して15年。 社長の退任時にこんな企画をしたのは初めてです。 それだけでも、私が異動した甲斐はあったのかな、と思っています。 とまあ、今はまだイベント企画ばかりですが、これからは経営企画のことも頑張って行かな ければ…と身が引き締まる…思い…ですが… …また、社長秘書と飲みに行きたいなぁ…(笑)。






2008.03.05


ずっと気になっていた魅惑のスイーツ、その名は”いちごプリン”。

それは一番下の娘(5歳)の一言から始まりました。


 「ねぇ、パパ、いちごプリンって知ってる?」


知らない。

聞いたことがない。

想像してみる。

牛乳プリンのような感じで、その牛乳がいちご牛乳になっているような感じなのだろうか?
わからないので娘に聞いてみた。


 「う〜ん、なんて言ったらいいのかな…
  でもすごく美味しいの。
  幼稚園のクッキングで作ったんだよ!」


なるほど。幼稚園で作ったんだ?

でも幼稚園児が作れるレベルのものなのだから、それほど難しいはずがない。


 「ねぇ、まさかプリンの上にイチゴを載せただけじゃないよね?」


すると娘は半ば呆れたようにこう答えた。


 「なに言っちゃってるの〜、違うよ〜。
  うんとねぇ、こうやってこうやって作るの!」


身振り手振り教えてくれるのだが、どうも要領を得ない。
そしてこの後、娘はことあるごとに「いちごプリンっておいしいんだよ!」と言うようになった。

気になった私は先日、


 「じゃあ、とりあえず作ってみてよ!」


と頼んでみた。
いいよ!と即答してくれたので、3/3(月)のひな祭りのデザートに作ってくれることに
なったのだ。

ただ、作ることが決まったのに、その日が近づいてくると「やっぱ、みゅーちゃん(姉)が
作ったほうが上手に作れると思うよ…」とか、「幼稚園では作らなかったかも」とか、
「作り方は、まずプリンをプチンとやって…」とか、ブツブツ言っている。

気が変わって作ってくれないとアレなので、日曜日の晩に

 「明日パパは会社だけど、帰ってきたら食べるから、いちごプリン作っておいてね♪
  楽しみにしているよ!」

と追い込む様にお願いしておいた。

懇願されれば、引き下がれまい。

期待されているのがわかったのか、それとも「ったくオヤジは仕方ねぇなあ」と思ったのか
娘もやっとその気になってくれたようだ。


そして翌日の月曜日、ひな祭りのこの日に、ずっと謎に包まれてきたいちごプリンのベールが
ついに明かされた。

月曜日だけにその日、私は会社。
末娘がいちごプリンを作るところに立ち会うことはできなかったが、それに立ち会ったカミさん
から夜、完成したいちごプリンの写真が送られてきた。










想像した通りのモノでした。 …やっぱね(笑)。






2008.02.19


それは、ある朝のチャイムから始まった。


 「ピンポ〜ン」


土曜日の9:30AM。
息子はそのチャイムが鳴る30分前に、家を出ていた。


近所の温水プール(公営)は土曜日、高校生以下に無料開放しており、タダで入ることができる。
なので息子は土曜日になると友達とプールに出かけることが多い。

午前中一杯プールで泳ぎ、昼になると一度プールから出て、売店やレストランで昼食を取る。
レストランといっても公営の施設なので数百円でランチが食べられるし、たこ焼きやらポテトなど
の軽食類もある。

そして、また午後から泳ぐ。

一日中無料で遊べて、売店ではソフトクリームやらポテトフライやらたこ焼きなどが売っている。
子供達にとっては楽しいことこの上ないのだろう。


息子がプールに行くときは、決まって母親からいくらかのお金がもらえる。
まだ小遣い制ではない息子(小3)は、必要なときに母親からその都度、お小遣いをもらう
システムとなっており、土曜にプールに行くときは昼食用にと500円をもらうことが多い。

さてプールには前述のとおり、アイスやらお菓子やら、大人でも買い食いしたくなるものが沢山
ある。しかし、その500円で昼食を食べてしまうと、それ以外のものが食べられない。そこで
息子は考えた。母親からもらった500円を昼食に使わずに、お菓子やらアイスやらジュースを
買うお金に回そうと。んで、息子が考えついた案が、


 「そうだ! 自分で弁当を作って持って行けばいいんだ!」


…っておいおい、オマエ、本当に小学3年生か?(笑)

そして朝、彼は本当に自分でおにぎりを握っていた。ラップを使って、それはそれは上手に。
横で見ていた私は、おにぎりだけだと可哀想なので、エビカツと唐揚げ(共に冷凍)を揚げて
おにぎりに添えてあげた。小さなおにぎり3つに、エビカツ、唐揚げ。立派な弁当である。

ただ私としては、それで母親に「あら? 弁当があるのなら500円はいらないはね?」って
言われたらどうするつもりなんだろう?と少し心配にもなったのだが。


それはそうと朝9時。
息子は弁当を持って、友達と一緒に近所のプールに向かった。
その少し前、カミさんが心配になって起きてきたのだが、準備万端の息子は母親に

 「もう用意終わってるよ。じゃ行ってくるね!」

と意気揚々と出発したのだった。


息子が出発した後、娘二人が起きてきて、まだお腹が空いていないから朝食はいらないとのこと
で、家族4人でこたつに入りながらテレビを見ていた。

そんな最中、チャイムがなったのだ。


 「すいません、高津警察ですが…」


 え?


サツが来た…。
それを聞いた瞬間、自分の頭の中をいろいろな思いが駆けめぐった。

警察が自宅に来るなど、高校2年のとき以来である。
あのとき自宅に来たのは調布警察であり、しょっ引かれのは私だったが(笑)、今回、私は
何もやましいことなどしていないし、警察の尋問を受ける言われもない。

ただ一つ、イヤなことが脳裏を横切った。


 も、もしかして、息子・・・か?


そう、30分前に家を出た息子である。
しかしこんな早朝から、しかもプールに向かっている息子が犯罪を犯すハズもなく、考えられると
したら交通事故…。まさか、とは思いつつ、玄関にでる。


 私 「はい、なんでしょう?」

 警察「朝からすいません。
    実は裏の家の***さんのことで、ちょっとお話を伺いたいのですが」


よかった、息子のことではない。不安で一杯だった私の脳裏に一瞬にして安堵感が広がる。
しかし、その次に飛来するのは、「え? 裏の家の人?」という疑問である。


うちの裏の家の人。
この家のことを語るには、少し話を遡らなければならない。


私たち家族が今の家を買ったのは約4年前。
当時、更地だった今の土地に我が家を建てるため、工事が始まったときのことである。

裏に住んでいる***さんの家は当時から近所で噂になっていた。
全く手入れされていない庭、ツタか絡まりまくっている家、そしていつも雨戸が閉まっている窓…。

庭から伸びた6m以上ある巨大な木は、これから工事に着工しようとしていた私たちの土地に
まではみ出し、家の足場作りを阻害していた。これでは工事に着工できない、そこでうちの
建設業者は何度も裏の***さんの家に

 「工事の邪魔なので、木を切らせてください」

とお願いに伺った。

その木は、確かに生えているのは***さんの庭からなのだが、空中ではうちの土地に完全に
はみ出している。だからといって勝手に切ってしまうのは法律違反なのだそうで、その許可を
もらうために、何度か足を運んだのである。

しかし、いつも決まって留守。

というか、家の中にいる気配はあるものの玄関から出てこないのだ。要するに居留守である。

その後、何度足を運んでも出てきてくれないため、痺れを切らした業者は仕方なく、


 「何度かおじゃましたのですが、いつもお留守のようで、 
  申し訳ありませんが勝手に木を切らせていただきます。 
  何かありましたらご連絡ください。          

  △△△ホームズ
  代表 044−○○○−○○○○
と手紙を書き、裏の***さんのポストに投函して、作業にとりかかった。 しかし、その後、***さんから業者に連絡がくることはなかった。  −月日は流れ− 無事に家が完成し、私たちは入居した。 そして、引っ越した後の挨拶回りで私とカミさんは菓子折を持って何度か伺った。しかし 相変わらずいつ行っても留守。というか、出てこない。結局、それから3年半経つが、私も カミさんも、その裏の***さんには一度も会っていないのである。 しかし住んでいればいろいろ情報も入ってくるもので、その後、その***さんの人となりが わかってきた。 ・昔はおじいさんとおばあさん二人で住んでいたが、だいぶ前におじいさんが亡くなった。 ・それを境に、おばあさんは近所との関係を一切遮断し、引きこもるようになった。 ・ゴミは深夜にそっと出している。 ・40代の息子さんが一緒に住んでいるらしい。 ・息子さんは昼間は仕事に行っている。 ・近所の人が伺ったらたまたま玄関に出てきてくれたときがあって、そのときに玄関の中を  チラ見したら、大量の大人用オムツが山積みされていた(おばあちゃん用?)。 そういった情報はたまに入っていたが、しかし相変わらず私たちの前に姿を現すことはなかった。 その間にも、いろいろと問題が発生していく。 ・一度木を切ったものの、3年以上も経つとまた木が伸びてくる。  昨夏の台風により6m以上ある木が倒れかけ、うちの庭の空中で止まっていた。  危ないので何度か切らせてほしい旨、何度か連絡したが相変わらず無視。  仕方なく、また私が勝手に木を切った。 ・***さんの前の道路(うちと反対側、割と交通量あり)にも木が伸び、その前の道を  通る車がその木に引っかかって傷が付くとの苦情が区役所に入った。そこで区役所がその  ***さんに連絡を取るも無視。仕方なく区が勝手に木を切ったそうだ。 裏に住む***さんは、そんなある意味、近所でも超有名な人なので、また問題を起こしたの だろう。最初はそう思った。 しかし警察が動くとなると余程であり、何が事件があったのかもしれない。 そこで恐る恐る、私は警察に聞いてみた。すると、  「実は***さん、昨日、お亡くなりになってたんですよ…   しかも、いつ亡くなったのかわからなくて…」 !!! 衝撃の事実である。 話を総合してみると、ことの発端は新聞を取っているにもかかわらず、まったく新聞を取り込まずに 家の前に山積みになっていることを不審に思った新聞屋からの消防署への通報だったとか。 以前私が住んでいたアパートでも、下の住人(40代独身、彼女なし)の通称「ブキミ君」は 新聞を取っているにもかかわらず、家の前に積んだままだった。こういう人はよくいるそうで、 新聞屋もとりあえずお金さえ払ってくれていれば文句はないから、ある程度までは黙っている。 しかし数ヶ月、まったくいじった形跡がないのは、さすがに気になったのだろう、あまりに不審に 思った新聞屋が通報したらしい。 そして通報を受けた消防署が家に到着。チャイムを押すが出てくる気配はない。仕方なく窓を 工具で破って家に侵入したところ・・・おばあさんが布団の中で亡くなっていたそうだ。 警察曰く、  家の中には荒らされた形跡がなく、現金もあったことから強盗による他殺の線は薄い  玄関や窓はすべて内側から施錠されており、完全な密室だった。  家からは発見された食料品を買ったレシートは、最後の日付が8月末だった。 とのこと。 しかし、いつまで生存していたのか、ハッキリはわからないのだそうだ。 「DL6号事件」を含む数多くの難事件を解決した私は、宙に浮いた右手をそっとアゴに添え、 トノサマンの着メロがセットされた携帯を握りながら、こう質問した。  「で、鑑識はなんと言っているんですか?」 …警察官、露骨に不快感を示しましたよ。 日本の警察は探偵には冷たいと聞いていましたが、あんな顔しなくてもいいじゃないですか。 こっちは一生懸命、協力しているのに。 しかしそこで一つ、素朴な疑問が芽生えた。 一緒に住んでいたハズの、40代の息子はどうしたんだろう? 現在はいないのかもしれないが その人に聞けば、いくらか情報は聞き出せるはず。そう思った私は、警察に聞いてみた。  「息子さんがいたはずですが、その方に聞いてみればよいのでは?」 しかし、警察からはその提案を却下する報告があったのだ。 そう、  「いや、その息子さんも、おばあさんの隣で亡くなっていたんですよ...」 と。 ことの全容を知っていると思われた息子さんが一緒に亡くなっていたのでは、警察としては お手上げである。また、その息子さんがどこで働いていたのか、というより、そもそも本当に 働いていたかどうかもわからないらしい。 そこで、何か手がかりがないか、近所に聞いて回っているんだとか。 遺体発見の翌日、つまり警察が来た日、現場には鑑識が入っていた。 鑑識が入れば、恐らく大体の死亡推定時期がわかるだろう。 8月末に買った食料品が本当に最後だとすると、亡くなったのは恐らく昨年の9月中旬ぐらい だろうか。今は2月中旬だから、それから5ヶ月が経過している。 遺体は一夏を超え、半年から1年で白骨化する。 遺体がどのような状況だったのかはわからないが、相当腐敗が進んでいたのは間違いない。 しかし、警察の質問内容からして、白骨化はしていなかったようである。なぜなら9月以降にも 生存していた可能性を否定しなかったからだ。 後から聞いた話だが、近所の人がたまたま前の晩、その***さんの家の前を通ったとき、見知らぬ 男たち数人が***さんの家に出入りしていたのを見たそうだ。人の出入りが一切ない***さん の家に人がいたということで気になったらしく、ソッと数人の男が話している内容に聞き耳を 立ててみると、  「これ、無理心中かもしれねーな…」 と言っていたとか。 きっとその男達は警察の人たちだったであろう。 しかし恐ろしいのは、近所では遺体による異臭騒ぎなどはなく、今回発見の原因になったのも、 取っていない新聞が発端であったことである。おそらく新聞の契約をしたのは息子さんであると 思われるが、もし息子さんが新聞の契約をしていなかったら、近所で外に出ないことで有名だった ***さんのこと、きっと今でも遺体は発見されていないはずである。 うちのすぐ隣で起きた出来事。 無理心中だろうが、自然死だろうが、悲惨であることに違いはない。 その日、我が家の***さん側の窓にはお清めの塩を盛り、夫婦でソッと手を合わせた。 それ以後も毎日、隣の家に向かって手を合わせている。 安らかに眠ってほしいと。 この場を借りて、ご冥福をお祈りしたい。 今回の件、十分ニュースになってもいいような話であるが、それ以後、数日、注意深くニュースや 新聞を見ているが、取り上げられている様子はないし、取材も一向に来ない。 今、全国でお年寄りによる孤独死が増えており、孤独死ではなくても、その看病をしていた配偶者、 もしくは子供が看病疲れから一緒に亡くなる例も少なくないんだとか。隣もその一例である。 きっと報道されていないだけで、このような事件は日本全国、たくさん起こっているのであろう。 息子さんも、せめて結婚していれば、もう少し何とかなったのかもしれない。 改めて、家族の大切さを思い知らされた一件であった。




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