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還暦からの滝めぐり


 休日の都度遊びまわっていたある日、岡山県の「神庭の滝」と湯原温泉に行った。
思いがけず野生猿の歓迎を受けた性か、紅葉を縫って流れ落ちる豪快で美しい滝の姿や清冽な水の流れにすっかり魅了され、以後、地図で滝を見つけては温泉グッズと弁当を携え夫婦で滝や温泉を訪ね歩く日々が続いている。
どうせ写真を撮るならばと還暦の記念に作り始めたのがこのホームページである。
 データは出来るだけ観光案内などの資料に基づいたが、訪問時の記憶を後でまとめたことも多いのであくまで参考値である。滝の多くは険しい深山が多いので、充分な情報と準備、余裕を持って訪問を推奨する。万一本内容によりご迷惑をお掛けしたとしても責任は負いかねるのでご留意をお願いする。またリンクの設定や流用は自由であるが事前にご一報を頂ければ幸いである。

 何故滝なのか? その魅力は? ・・・などと此処で書くのは無意味である。

ためしに天気の良い日、弁当を持って、近くの滝へ行くが良い。
清冽な河川のせせらぎを聞きながら、遊歩道を汗かき歩くが良い。
滝しぶきを浴びそうな岩の上へ腰掛け、ゆっくり弁当を食うが良い。
轟轟たる滝音を聞きながら、木々の間から僅かに覗く青空を見るが良い。

何も考えずに苔むす深山と滝のある風景に、ただ溶け込むが良い。
轟き渡る滝の音の中に、木々のざわめきや鳥や虫の音を聞くが良い。
できたら清らかな水の流れに足を浸してみるが良い。
興が向けば滝壺の小魚にパン切れの一つでもやってみるが良い。

滝を後にしながら、新緑や紅葉を楽しむが良い。
そして汗かき疲れた体を近くの温泉に浸してみるが良い。
露天風呂の湯気の中で、土地の人々の話に耳を傾けるが良い。
もしかしたら、今日の一日と自分自身が愛おしくなるかも知れない。

 そして日々の暮らしに疲れたある日、誰も居ない山の中の滝へ、
ただ絶え間なく水が流れ落ちているだけの滝へ、
見知らぬ温泉の暖かさを思い、出会うかも知れない人々を思い、
何気なく地図を眺めている、あなた自身を見つけるかも知れない。