第20章 参考文献 このホームページで引用した文献および参考にした文献は次の通りです。其々の著作者あるいは機関または関係者に感謝します。『』内は、掲載した理由を簡単に記します。正確なものは、それぞれの原著をご覧ください。 1)ヨランダ・モウリッツ(オランダ経済・農業・技術革新省)「オランダ温室栽培におけるCO2システム」2011年2月2日農林水産政策研究所主催国際シンポジウムのPDF:『オランダの温室栽培の概要として、直接担当している方の講演』 2)カーラ・ボーンストラ(在京オランダ王国大使館 農業・自然・食品安全担当 参事官「「オランダ農業」-小国で在りながら大国となりうる そのパラドックスを紐解く‐」2011年6月23日福岡での講演のPDF:『オランダの温室栽培の概要として、日本担当している方が、日本向けに講演した内容』 オランダでは、広大な温室を利用して最先端の農業が展開されています。日本の露地栽培と比べれば約40倍もの生産性になります。作物には、日頃見かける姿からは想像もできないほどの成長能力が秘められています。オランダの植物工場は、その限界に挑戦しています。 3)古在豊樹・全昶厚・大山克己「閉鎖型苗生産システムの開発と利用」平成12年1月19日開催日本植物工場学会第10回SHITAシンポジウム講演予稿集 第14頁〜第29頁:『植物工場における照明のエネルギーの推移について(第26頁)』 4)池田英男(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)「植物工場の現状と展望」ネット上のPDF:『オランダのトマト栽培で1反当たり100トンの収量を達成した旨の最新事情が紹介されている』 5)産業競争力懇談会COCN「2010年度研究会最終報告‐農林水産業と工業の連携研究会‐植物工場分科会‐」2011年3月4日付のPDF資料:『植物工場についての技術・研究開発の新たな取組みについての動向』 6)Oswald Schreiner and J. J. Skinner‘Specific action of organic compounds in modifyingplantcharacteristics; Metylglycocoll versus Glycocoll’ Botanical Gazette, vol. 59, No.6(Jun., 1915) pp445-463.TheUniverscity of Chicago Press ( http://www.jstor.org/stable/2468496) 『約100年前の文献でありながら、土壌に存在する多様な化学種の植物への影響について、今日からみても極めて緻密な科学的な検証がなされている。』 ドイツは、化学を中心にして最新の科学的な社会を先導していました。文献ではバイルシュタインやグメリンがあり、世界の英知を集約していました。リービッヒやハーバーはその代表的な先駆者です。当時の世界の最大の関心事は「食糧生産」であり、新興国アメリカも総力を挙げていました。このころ、「Chemical Abstracts」も刊行されて、先行する両誌を追いかけます。第二次世界大戦後、ドイツから押収した先端技術文献がアメリカから「PBレポート」として刊行され、世界中の科学技術が一気に高められました。日本の戦後の復興もPBレポートに依存する部分が大きかったとされています。Schreiner等の調査も、当時の世相を示すように、精緻なものです。 7)高橋英一「ここまでわかった作物栄養のしくみ」1993年12月20日第1刷発行 (農文協) 第199頁左第3行目から第202頁末行までの「(5)細胞間の養分の選択吸収と輸送のしくみ」の項 :『植物の根における物質の吸収について』 8)小野信一「リービッヒの無機栄養説と土壌肥料学」-農業と環境-No.102(2008年10月1日)独立行政法人農業環境技術研究所が発行しているウェブ上の情報誌(http://www.niaes.affrc.go.jp/mzindx/magazine.html) :『現在の農業の主流をなす考え方と、それに至る過程が簡潔に記されている。』 近代農業はドイツで構築されました。そのドイツでは、1840年にリービッヒによって最少律・無機栄養説のブレイクスルーがなされ、1906年のアンモニア合成によって全ての化学肥料が完成したことから、耕地の生産性は5〜6倍に高めれられた、と理解されています。このホームページでは、この飛躍を「約2.5倍」としています。 9)山根一郎「農学基礎セミナー:土と微生物と肥料のはたらき」1988年6月30日第1刷発行、1994年4月15日第11刷発行(農文協) 第1頁「図1−1作物の生育と環境」:『この書籍は、農業高校1年生の教科書として利用されている水準の書籍であり、日本の若手耕作者の多くの人が同様の内容を学んでいるため、平均的なものの見方として参考にした』 10)ウィキペディアフリー百科事典「リサイクル」の項目:Recycling(From Wikipedia, the free encyclopedia) 「Recyclable materials include many kinds of glass, paper, metal, plastic, textiles, and electronics. Althoughsimilarin effect,the composting or other reuse of biodegradable waste?such as food or garden waste?is nottypicallyconsidered recycling. リサイクル可能な材料は、ガラス、紙、金属、プラスチック、繊維、電子機器等の多くの種類があります。効果に似ているけれど、食品や草木の廃材のように生分解性廃棄物の堆肥化や他の再利用は、通常リサイクルとはみなされていない。:高度成長期は、主として新しい製品・商品を猛烈に生み出した時代であり、資源の枯渇・地球の資源の有限性・技術の限界が見えてからはリサイクルという廃物の活用の風潮に推移しているように見える。そして、金属・紙・プラスチック等リサイクルが叫ばれている。しかし、堆肥や腐植の利用はリサイクルではない』というのが共通した見方であり、それは無機栄養説と符合している。」 11)森のくろつぐみ「環境の部屋」「省エネ住宅の試み」「エコ的生活」(ネット上のブログ) (http://home.q08.itscom.net/ryo-tai/kankyo.htm) :『生態系・環境と経済とを平易に記述したブログです。枯渇系化石燃料への依存を低減させた生活を実践して、ブログに紹介しています。植物が有機物を吸収することに言及していた数少ないもののひとつです最も理想的で崇高な生活を実践して、紹介している稀有な事例で、願わくば、より多くの方々にご覧になっていただきたいブログです。』 12)西尾道徳「土壌微生物の基礎知識」1989年2月25日第1刷発行(農文協)第78頁第8−9行目「さまざまな有機物がいろいろな分解速度で分解されていることが紹介されています。」 13)隅田勲「迫りくるエネルギー危機」「21世紀のエネルギーと環境(PDF)」:「エネルギーの枯渇に対する解決方法の一つが『自給自足』という形態であることを提案しています。多種多様な関係資料を駆使して、合理的な在り方を論じています。」 14)新藤順子「食糧増産と資源・環境問題としての肥料」(インターネット上のPDF資料)「ハーバー・ボッシュによるアンモニアの合成法の完成が偉大な貢献をもたらしている、と評価しています。(第4頁)」 15)ウィキペディアフリー百科事典「植物栄養(ドイツ語:Pflanzenernahrung〈aはウムラウト〉)」「植物栄養に関するドイツ語の記述は、極めて異例に見えます。紀元前350年のアリストテレスから今日までを見渡して、そして、1840年のリービッヒで植物栄養に対する理解が完結している、とする見方が示されています。1840年のリービッヒ以降は『不要』という位置付けです。」 16)The Startup Adventure (http://www.thestartupadventure.com/2012/11/im-too-busy-to-be-busy-the-risk-of-being-too-busy/):「スティーブ・ジョブズ氏の伝記を引用して、現実に押し流される多くの人の姿と、支援しようとする人の姿とを一瞥の下に示し、多くの人に示唆に富む現実を指示しています。」「今の人、そして、未来の数多くの人から絶大な尊敬と敬愛を受け続けるであろうスティーブ・ジョブズ氏ならではの挿絵と視点といえます。正しくは、引用先のURLをご覧ください。私たちが時代を共にした人物の中で、未来において最も高い評価を受け続ける人といえます」 このホームページでは、「ある種の有機金属化合物」が植物に吸収されて、その成長を大いに促進することに触れています。「有機金属化合物」は聞き慣れない化学種で、特異なものと感じるかもしれません。処で、その銘柄を聞けば誰でも判るフランス・ブルゴーニュ地方の小さな村で生産される赤ワインがあります。1000年近い昔から、特異な土壌で栽培されたブドウを原料にして生産されている赤ワインです。「石灰と有機物とが混じり合った、約三億年前の地層が露呈した土地のブドウ園」とのことです。このホームページで紹介する栽培の取組は、結果的に、このような栽培を人為的に構築できた、ともいえます。ただ、この土壌は、あまりにも狭い場所に限定されているため、一般に広く研究の対象とはできません。用途は「ブドウ畑(単位面積では世界最高の生産額の露地栽培の畑)」だけであり、橋やダムや高層建築のような低い経済価値の用途には絶対に転用されません。 自然現象を「マジック」「手腕」「技能」と見るか、同じ条件を整えれば同じ結果が得られると見るかの違いかもしれません。このホームページは、栽培や農業は現実の自然現象なので、誰でも、条件を整えればほとんど遜色ない結果が得られる、という見方をしています。産物に産地による特異性は薄れ、無駄に長大な物流は削減され、より合理的に、手軽になるはずです。 因みに、世界を代表する赤ワインの産地である前記の地域では、ワインの等級は風土、とりわけ、土壌が決定し、耕作者や醸造者の努力や手腕による向上は何もない(既に、その界隈では、すべての条件が極上になっているため…との意)、とされています。 |