生まれ育った町に古くからある桜の樹がある

俺が生まれる2、3年前に何かの記念で植えられたらしい

のちにその樹は町のシンボルとなった

しかし、シンボルが切り倒すという話が出てきた

建設会社の人が「この樹は邪魔」と言ったから。


キミに会えるのは桜が咲く、春だけ。

その時にしか会えない。


シンボルを切り倒すと聞いた町の人達は即座に反対運動を始めた

両者引かない為、決着が付いていない


そして、春が来て、桜が咲いた


「町の人達、頑張ってるみたいだね」

「あぁ。大切な樹なんだから」

「淳は違うでしょ」

「俺にとっては『樹』じゃなくて『人』」

「・・・・そう言ってくれるの、とても嬉しい」

「リョウ、まだ桜散らないよね」

「まだ淳の傍に居れると思う。・・・・天候いいみたいだし」

「それはよかった」

「・・・『普通の人間』として会いたかった・・・・」

「ん、・・・なんか言った?」

「ずっと桜咲いてればいいなーって」

「あー・・・そうだな。そうしたらいつでもリョウに会える」








反対を押し切り、シンボルは切り倒された

あっけない終わり方だった

それがきっかけで余計激しい抗争へと変わっていった



もうあの樹以外好きになれない。
あの建設会社は『人』殺しだ。大切な『人』を奪った


俺にとっては、最後の春


最期の・・・・・・

07 最後の春
リョウは桜の守り主(妖精みたいな感じ)
本来は姿見えないが淳だけ姿が見えるらしい(町中でただ一人)

・・・・あっけないね。
この後淳くんどーなったんだろう。

・・・・謎多き話だ、これ(苦笑)
04,4,11