飴玉を舐めつつ、新聞を読んでいる淳
その近くで、ミニカーで遊んでるりょう
ミニカーで遊ぶのをやめ、淳を見る
「あーちゃん」
気が付いてないようだ
「・・・・あーちゃん・・・」
やはり気付いてないようだ
「・・・・むぅ」
淳の脚にミニカーが当たる
「ん?」
新聞を置いた瞬間、淳に抱きつくりょう
「りょうのことみぃひんの?」
「見てるよ」
「あれみてた。あれみないでりょうみて」
「りょうしか見てないから大丈夫だよ」
「・・・・あーちゃん、なんかにおう」
「飴舐めてるの」
「あめ?ふらないの?」
「降らない”あめ”」
「あめちゃんちょーだいっ」
「いいよ」
唇を合わせる
「・・・口移し、だよ。どう食える?」
「・・・あじなにぃ」
「レモン」
「なにそれぇ」
「黄色くて、まるいやつ」
「へぇー・・・あーたんしゅごいねっ」
・・・また小さな恋人に惚れた日。
018 レモンの飴玉
「あーたん」って言われた日にゃ、ノックダウンだよなぁとふと思って。
落とし穴掘れば、勝手に落ちてくれるかなあ。
・・・・壊れ気味じゃない。俺。
04,4,8