今思えば初めての出会いは、下界では「図書館」と呼ばれている建物。
そこで知り合った。
* * * * *
あのこを見かけるようになったのは約1週間前。
俺が古代語で書かれている本を解読し始めて約1週間
新しい古代語本とあのこは同時期に知り合った
「・・この解読本じゃあ無理だな」
半分以上解読出来ているらしい
「確か他のやつあったよなぁ〜・・・・」
因みに違う解読本があるのは、あのこが居る所
恐る恐る金髪男に近づき、解読本を取ろうとする
しかし少し離れた所に気になる本を見つけ取ろうとするが退かされた
「取っちゃダメっ!」
「ぇ・・・あ、ごめん。読むのに取ろうとして」
「いや・・・あの、読みたくても、読めへんよ・・・?」
「なん・・・こ、これ・・レアもんじゃねーか・・っ」
「そうなんですか?」
「凄い珍しい特殊文字なんだよ、これ。へぇ〜ここにあったんだぁー」
「や、けど・・読まんほうが」
「なんでだよ」
「読まんほうが・・・幸せやで」
「は?」
「ここにあっちゃアカン本なんや」
「そ、そうなんだ。けど、タイトルぐらい読まして」
タイトルは”Prohibition of Love-My wish isn't
fulfille-”と書かれてあった
「・・・本好き小僧としては読みたいなー」
「ダメやって」
「金髪くんがそう言うんなら・・我慢する」
「・・・・リョウ、やで」
「名前言ってなかったね。俺アツシ」
「アツシって、銀髪・・・」
「今気づいたの?遅くない」
「そぉ?」
「・・・・そんじゃ」
何故だ。
誰にも入れないように強力な結界を張った
なのに、リョウって奴は簡単に入ってきた
・・・強力な魔力の持ち主なのか?
「・・・気分悪くしてごめん・・」
「いや。・・・一つ聞いていいか。どうしてあの本、読むのダメなんだ?」
「わからん・・・」
「そう。じゃあ出て行け」
「え・・」
「ここ、俺の場所」
「仲良く、なれるかと思うたんやけどな・・・」
「俺と仲良くならないほうがいいよ」
俺は『外』に出ちゃいけないから
「・・・つらいねん」
「?・・・とにかく出て行け。二度と此処に来るな」
「・・・・わかった・・・」
完全に落ち込んだリョウは出て行った
アツシは席に座り、解読の続きを始めるがすぐやめてしまう
「なんだ・・・あいつは」
今まで他の人なんて気にしなかった
だけど・・・ものすごくリョウのことが気になる俺がいる
追いかけて、あのこに何か言わないと。
「あー・・・でも、もう会わないか」
きついこと言ってしまったから。
生まれて初めて”後悔”した
そして俺は解読をやめて、空想に浸った
* * * * *
「さいあくなであいだったんだねー」
「・・・まぁな。って亮、髪の編み方変だぞ」
”ちび”の髪を編みながら、二人の初対面の話をしていたらしい
「やったら淳やってよ」
「”ちび”の髪触りたくねぇ」
「あつしにさわられたくないっ」
「やっぱ・・仲悪いね」
「ふん。仲悪くて何が悪い」
=<<としょかんがしょたいめんじゃないってこと、しらないのかなぁ>>=
「と、図書館ちゃうの!?」
「・・・亮、声に出すな」
「ふぇ?」
=<<おぼえてないのはしょーがないよね>>=
「ねぇ、そろそろでないとまにあわないよ?」
「お前には言われたくねぇ。亮、行くぞ」
「うん。”ちび”後でな」
楽屋を出る二人
「ほんとにふたりとも・・・おぼえてないんだ・・ぁ」
無理もない。覚えてる筈がない
最初に見かけたのは図書館で出会う数ヶ月前であることを知っているのは
”ちび”と物好きでお気楽の”魔術師”だけ
036 見かけたあのこ
前々から書きたかったんだけど・・色々とね。
本のタイトルやっと出せてよかったです。
ちょっとおまけ↓
おまけ