「ヒデさん、バイトを募集するの〜?」
床屋の店長を務める男は募集ポスターを見て言った
「あぁ。人手不足だしね」
「ウェイトレス希望ね」
「・・・あっくん・・・・・その気持ちよ〜く解る。でもねぇ〜・・・」
「いいじゃんか。客集まるよ〜」
「・・・・女性限定って付け出そうか」
「さんせー」
『女性限定』って書いてあるのに。何故。金髪男が来る。
「だ、だめですか・・・?」
ヒデは困った。
条件は一つ除いてOK。雇ってもいい。
でも床屋の店長はどう文句言われるかは解らない。
よしみということで散髪代は無料だったのが仕返しで今までツケ払えって言われたらヤダ。
・・・・・・・・・・・・・・・。
「田村くん、ちょっと待っててくれないかな」
「は、はい・・・」
そう言えば、あっくんと同じ名字だなぁと思いながら床屋に電話掛けた
* * * * * * * * * * * * * * * * *
好きになったら素早くなるんだから。
・・・・恐らく、田村淳、人生最高最短記録でモノにしたと思う。
・・・・・・・・・あっくんってすごいなあ。
「おいコラ毛虫!」
いつものように抱き寄せちゃって。
「亮くん、あの毛虫に近寄っちゃダメって言ったっしょ」
「・・・・・・和希子ちゃんのこと?」
「いやいや毛虫だよ」
「ヒデさぁん、あっちゃん、ひどいことゆーんだけどぉ〜」
「ひどいこと言ってないんだけど。ねー亮くんv」
「・・・・・・さ、さぁ・・・」
「亮くんもあの毛虫の味方なの?」
「そういうわけじゃ・・・」
「かぁわいいね・・・その困り顔」
・・・・一度あっくんを病院に連れて行こうかな。
「・・・・・・あ。」
毛虫も固まってるぞお。
「・・ん、・・・だめ、人おる・・」
「キスしてほしそうな顔するのが悪いの」
「ヒ、ヒデ・・・・っ!」
「和希子ちゃん、静かに。後で、失恋記念ライブしていいから」
「・・・・『失恋レストラン』歌う」
「ご自由に」
「その後、『自動車ショー歌』歌う」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
新しいとかじゃない。
懐かしいじゃねぇかと。
051 新しい
・・・・・・どこが(笑)。
流石暴走喫茶店(褒め言葉・・・?)。
20041223up