目眩は女になる前兆
今ここで目眩が起きたら大変
「・・・い、おい、田村」
「っ・・・はい・・・?」
「調子悪そうだな。寝てるか?」
「ね、寝てます・・・」
「そうには見えないけど。・・・これ持っていける?」
「は、はい・・・」
矢部から資料を貰う亮
「では、行って来ます・・」
「・・・・なんだ、あいつ」
真面目な後輩だけど、たま〜に・・・あれだけど・・・。
「やっばい・・・なっちゃいそ・・・」
・・・淳、今おらん・・・やばい
一瞬ふらつく亮
「もう意地や、意地・・・」
「どんな意地?」
「うわあっ!」
座り込む亮
「なんで驚く」
「ゴメンなさい・・・岡村さん」
「ところで・・・じゅんの・・」
「あ・・・あっ!」
指を指す亮
「ん?」
指を指したほうを見る岡村
「何もないじゃん。・・・・・あれ?」
亮の姿は無かった。資料だけがあった。
「矢部んとこの田村はやっぱ怪しいなあ」
資料を拾う岡村
「これ・・・・じゅん担当のじゃん」
当の”じゅん”は日帰り出張中。
目眩が起きた。
嗚呼やばい。
何も出来ない。
誰か助けて。
淳――――。
目を開けると淳の姿があった
「あつ・・・し?」
「・・・元に戻ったな」
「?・・・あ、なんでここにおるん!?」
ため息つく淳
「ほんと〜に覚えてないの?」
「え、なんかおれやったん?」
「いや、まあ・・・・やったっつーかなんつーか・・・」
「あっちゃん?」
「俺、また行かなきゃいけないんだわ」
「おれの為に・・・戻ってきたん?」
「そんな感じ」
「ありがとう、あっちゃん」
「説教受けられるんだろーなぁ・・・・」
直感的に察知して大急ぎで亮が居る会社に戻ってきた。許可無く。
でも戻ってきて正解だった。
戻らなかったら大変なことになってたはず。
亮が覚えてないのは今更だからいいけど・・・・やっぱむかつく。
旦那が頑張ったというのに、まったく覚えてないから。
なんやかんやあって一旦家に帰って亮が起きるの待ってたけど。
起きてもまだ”あの状態”だったら・・・・って思ってた自分が馬鹿馬鹿しく思った。
携帯電話の着信音が鳴る
「・・・仕方ねぇな」
予想通り、ものすごく怒鳴られた。
『・・・・あぁ?・・・わかった。田村、岡村に変わる』
「はい」
『もしもし〜じゅん、矢部んとこの田村大丈夫だったか』
「大丈夫でした。ご迷惑かけてすいませんでした」
『いや別にいいけど・・・田村っておかしくないか?矢部も言ってたけど』
「そんなことはないですよ」
『矢部とぉ・・・・あ、なんでもない』
「?・・・・なんですか?」
『あー・・・こっちの話。こっちの話』
「は、はぁ・・・」
『えー、・・・・相手先のほうにすぐ行ってくれって。念の為』
「解りました」
62 目眩
ご存知、お題ずれ(苦笑)
・・・・一体何を書きたかったのか。さっぱり。
20041106fin.20041106up.