第61回東北六県将棋大会

<第62回 東北六県将棋大会> 青森県代表棋譜集No10 4回戦-1

 先手 土屋辰徳(山形) vs 後手 工藤俊介(青森)

この将棋はここが凄い! → 「5五の銀は天王山!」

  「先手防戦一方の局面のようだが?図」    「ここでの先手の攻防の一手は?図」
       
 「先手防戦一方の局面のようだが?図」は後手が順調に攻めているように見える。ばらばらの先手陣をまとめるのは大変そうだ。一体先手陣は耐えているのだろうが?以下、▲3五歩、△6五銀、▲同 金、△同 桂で「ここでの先手の攻防の一手は?図」。次の一手は急所中の急所。とたんに景色が変わります。では、先手の次の手を考えてみてください。

  「まずは5五の銀が攻めの拠点に!図」   「今度は5五の銀が守りの拠点に!図」
       
 「ここでの先手の攻防の一手は?図」からの次の一手は▲5五銀!。5五の銀が入って景色が一変した。以下、△6一飛、▲4四歩で「まずは5五の銀が攻めの拠点に!図」。あっという間に攻守が入れ替わった。以下、△4二金引、▲2五歩、△3三角、▲3四歩、△7七歩、▲3三歩成、△同 桂、▲7七桂、△同桂成、▲同 銀、△6七歩成 ▲6二歩で「今度は5五の銀が守りの拠点に!図」。今度は5五の銀が敵の飛車を抑える要になっている。
 正に「5五の銀は天王山!」。これだけ働く銀にはなかなか巡り合えない。


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<第62回 東北六県将棋大会> 青森県代表棋譜集No11 4回戦-2

 先手 鈴木雄貴(青森) vs 後手 鈴木光明(山形)

この将棋はここが凄い! → 「受ける時はあくまでも手厚く!」

  「先手防戦一方の局面のようだが?図」    「ここでの先手の攻防の一手は?図」
       
 弱者同士の相振り飛車は「先に攻めた者勝ち!」なところがある。ガチャガチャやっているうちに攻めを通されたり、異筋のB面香攻撃に対応を間違えたり、そもそも最初の陣形に隙があったりで、最後には「あー、相振りはやらん!」と短気を起こすことになる。
 「先手は後手の攻めを待ち構えている!図」を見ていただきたい。先手は後手の攻めを誘っている。ここで仕掛けられても大丈夫と見切っている。本当に大丈夫なのだろうか?
 図以下、△4六歩、▲同 銀、△同 銀、▲同 歩、△4五歩、▲同 歩、△4六銀、▲4七銀、△同銀不成、▲同金直、△6九銀、▲5九金、△7八銀成で「先攻されB面攻撃をくらい陣形は良かったのか?図」。先手を持っていたら、そろそろ「やっぱり相振りは止めといた方がよかったか?」と自問自答してしまいそうな局面だ。
 さあ、先手の次の受けの一手を考えていただきたい。先手はどう考えるべきでしょうか?

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文責 阿部浩昭


次回更新 1月25日(金) 更新予定
 
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