ようやく宿に 


「すてぃぃぃぃぃーーーーぶ!!」
 大声でホーム越しに叫ぶと Steve 気がつき振り向いた。よっしゃ!大急ぎでエスカレーターでホーム移動し、 Steve と再会いたす。
 彼は彼で私の行動を、次の駅で降りて待っているかこの乗り換え駅で降りるかどっちかだと読んだらしい。後続のイエローラインの電車に乗って次の駅で探したけど、私がいなかったので、再び電車に乗って “チャイナタウン” で待っていたそうな。私が心配することもなく、 Steve は冷静なのであるよ。

 レッドラインの電車に乗り、“ズー” で降りる。ここはD.C.郊外の住宅街。
 時刻は16時50分。地上に出ると目に入ったのは美しく紅葉した街路樹。ほんとにいい季節に来ちゃったなぁ。歩くだけで楽しめそうだ。地図を調べ、おそらくこっちだろう・・・と思う方向に歩きはじめる。予約したB&Bまでは徒歩15分らしい。
 地下鉄駅に面したコネティカット通りからカルバート通りに入り、西方向に行くと、背の高い木々に囲まれた古い家並みが続く。15分間トランクを引きずって歩いたけど、B&Bは見つからない。この方向で合っているのかなぁ・・・

 18番通りを歩きながら、通りすがりのオトコに道を尋ねる。B&Bの住所と電話番号を記したメモを見せると、ケイタイをかけてくれた。電話口のスタッフが言った道順を私らに股伝授・・・といっても
「この通りを行って、あの角を左に曲がってさらに右だ・・・そんなに遠くはない」
 みたいな簡単な説明であった。とりあえず方角だけでもわかればヨロシイ。さんきゅ〜。お礼に折り鶴をプレゼントいたす。陽が翳って来た。暗くなる前に急がなくっちゃ・・・





欧米はどんな小さな道にも名前がついていて
角々に通り表示があるのでとても分かりやすい
日本もこうするといいのにねぇ




地下鉄出入り口周辺にはこのような柱が立っている
これは毎日世話になった “ズー” 駅の柱



 教えられたコロンビア通りを歩くが、再びわからなくなる。通りはアップダウンの斜面で、これがもし間違っていたらトランクを運ぶ Steve がかわいそうだ。 Steve を坂の上に残し、私はひとり、先を走って道を確かめる。犬と散歩中の女性に再び道を尋ねると、どうやら道は正しい。坂道を上ったところの通り表示を見上げると・・・あった!ミント通り。B&Bはこの通り沿いにある。
 再びアップダウンの坂を駆け足で戻り、 Steve の姿が見えたところで大声で呼ぶ。やれやれ。。。
 結局ね、私が地図上のホテルのポイントを間違えたのである。ロンドンでもアムステルダムでもモントリオールでもやらかした失敗だ。なんで学習しないかなぁ〜。

 約40分間歩いてしまった。道に迷ったからだけど、駅までは確かに15分あればいける距離。美しい街路樹の落ち着いた住宅街の真ん中、カロラマゲストハウスの呼び鈴を押す。 
To be continued.....


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