![]() |
|
大きなガラスが入った木製の扉が開くと、現れたのは小柄なミクロネシア系の男。 「予約してる」 と言うと、笑顔でロビーに通された。緑青色の外壁のこの建物は築100年以上。内壁は白くペイントされ、木製の床は茶色いカーペットが敷きつめられている。内装もインテリアも、ビクトリア時代調。大きなソファーが置かれたロビーの奥に事務室が続く。 ソファーをすすめられ腰かけると男は、 「飲み物は自由に飲んでください。クッキーやキャンディーもどうぞ」 と笑顔で言い残し、事務室に予約を調べに消えた。 ソファーの前のテーブルには濃い紫色のお酒と、クッキーとキャンディー。壁のサイドテーブルには2種類のお茶が温められ、グラスが置かれている。お茶でもいただこう。匂いを嗅ぐと、リンゴとシナモンの香りがした。それぞれ一杯ずつグラスにそそぐ。飲むとおっそろしく甘い。でも到着後歩き回って心底疲れている私らには、しみじみ旨かった。 男が持ってきた宿帳みたいな書類に、氏名・住所など書き入れ、クレジットカードで5泊分前払いする。2人分朝食つき税込みで$406.48。 |
|
![]() 玄関の向かって左側が私らの部屋, 右がロビー |
![]() パブリックスペースであるロビー |
![]() ロビーに続く事務室. ここで毎日誰かに助けてもらう |
![]() ロビーに置かれた甘いお酒. 自由に飲める |
| 「私はハワイ出身なんですよ。昔、日本人の女性とつきあってたことあります」 男は陽気で、早口で四六時中なにかしゃべっている。もしかして出発前夜、いきなり予約確認電話してきたのはこの人なのかなぁ・・・書類に書き込みながらちらっと思いだす。鍵はふたつ作ってもらう。 「では、お部屋にご案内しましょう」 スティーブはアップルティーが気に入り、もう一杯注いで男に続いた。私はクッキーを2枚、ペーパーナプキンにくるむ。 バスルームは2階。私らの部屋は1階で、ちょうど玄関の横になる。 「灯りをともす時間帯はカーテンは閉めてくださいね。外から丸見えですから」 荷物を置き、アップルティーをすすりながらクッキーをかじる。はぁ〜・・・ようやく落ち着けた。時刻は17時。外は夕闇がせまりつつある。 さて、夕食を食べに行こう。ハワイ男の話では、スーパーマーケットやレストランは18番通りやコロンビア通りに点在し、食うに困らぬらしい。マフラーを首に巻き手袋をして、暖かくして散歩に出発。陽が暮れて外は一気に冷え込んできた。 To be continued..... |
|
★HOME ★ワシントンD.C./TOP ★BACK ★NEXT |
|