オールドモントリオールへ 


 聖ジョージ・アングリカン・チャーチからメアリー・クイーン・オブ・ザ・ワールド大聖堂まではすぐである。なるほど、聖堂の外壁に沿って、キャンピングカーが整列している。この大聖堂は、ローマのサン・ピエトロ大聖堂の縮小版レプリカとして、19世紀末に建てられたらしい。カソリックの聖堂はでかいのであるが、縮小版とはいえここもまたでかい。

 大きな階段を上り礼拝堂に向かおうとすると、エントランス部分の高い柱の影から、浮浪者風情の男がふらりと姿を現した。フランス語でなにやら話しかけてくる。さっぱりわからんのでとりあえず
「中に入ってもいいか?」
 と尋ねると、通じておるのかおらぬのか嬉しそうに
「ウィウィ」
 と言って私を入り口の扉に案内する。一緒に入るのかと思ったら、礼拝堂内には入ろうとせず、自分の仕事はここまでだ・・・みたいなことを・・・言ったと思う。身振り手振りフランス語で。

 ネオバロック様式の金色の美しい天蓋が頭上に広がる。静寂とろうそくの灯り。そしてほんの数人の祈る人々。
 外に出るとさっきの浮浪者風情が待ってくれている。この大聖堂で寝食の世話を受けているのかな?もしかしたら入り口まで招いた御礼にお金が欲しいのかなぁ・・・とちょこっと思ったけど、ツルを2羽あげる。おのれの手のひらに乗せられた小さな物体を不思議そうに眺めている。気持ちだからさ、受け取って♪

 

メアリー・クイーン・オブ・ザ・ワールド大聖堂と並ぶキャンピングカー


 さて、旧市街へ急ごう。2時間なんてあっという間だ。早足で道を急ぐ。10分ほどでセントローレンス川沿いの、古い町並みが残る地区に足を踏み入れる。オールドモントリオールと呼ばれている旧市街だ。1642年にフランスの植民地として、人々はここに町を建設した。
 石畳の道、赤煉瓦のビル。ヨーロッパの小さな町に迷い込んだみたい。1960年以来保護されてきた地区なので観光地と言えるのだが、古い建物には人が住み、車が行き交い、ビジネスが行われ、時は止まらず生きて動いている町なのであるよ。              
To be continued.....



旧市街. 石畳の狭い道も車が行き交う



町を火の手から守ってた旧消防署. 現歴史センター


★HOME  ★モントリオール/TOP  ★BACK  ★NEXT