ベレンの万国博覧会 


 キャンドルの灯がゆらめく礼拝堂。たくさんの敬虔な信者たちが祈っている。カソリック教会独特のごてごてとした祭壇はなく、いたってシンプル。それにしては天井が低いかも・・・と思ったら、その階上にもうひとつ聖堂があった。
 こちらのほうがさらにモダンな設計で、祭壇とは反対側の壁には巨大なパイプオルガンがある。これがオビディオの言っていたそれであろう。サインボードに 『日曜午後にコンサート開催』 とある。まことに残念。音を聴きたかったなぁ。

 ドーム型のこの建物の中は、広くて迷路のよう。パンフレットの地図を見ながら行かないと、自分の現在地を見失ってしまいそうだ。
 バルコニーに出る。モントリオール市街が一望!この冷え込みの中でバルコニーに出てる人なんて、他にはいないのだがね。皆扉を開けて数歩踏み出しては、悲鳴を上げて建物内に消えてゆく。
 子供らが集団でやってきた。ミュージアムにぞろぞろと入ってゆく。学校の授業で来たのかな?私も覗いてみることにする。




下の礼拝堂. 古い聖堂と異なりシンプルである


上の礼拝堂の祭壇. 画期的なほどモダンな設計

パイプオルガンも新しいデザイン


 入り口を入るとカウンターがあり、小さなミュージアムショップになっている。有料かと思い、財布を取り出すと
「寄付金でいいの。1ドルでも2ドルでも10ドルでも」
 ・・・ではお言葉に甘えて
C$1.00コインを渡す。

 中はベレン(キリスト降誕の場面を現したジオラマ)の万博みたいになっていた。もうすぐ降誕節だし、特別展ってことなのかな?世界各国、お国色豊かなベレンが展示。大ジオラマを展開してる国もあれば、お金も場所もとらない壁掛け式を展示してる国もある。ほとんどが1点展示であるが、2〜3点展示してる国も。
 日本のはとても小さく、たいそう地味であった。舞台は安土桃山時代風。紙と木でできたシンプルな家と、庭木が1本。セラミックでできた素焼きの人形が3体。子を抱く女性とそれを見つめる男。キリストとマリアとヨセフだ。各国がものすごっく手の込んだゴテゴテしたベレンを作っているのに対し、実にシンプルで簡潔。
 それぞれの国の信者たちが製作して提供したのであろう。同じテーマで、国によって感じ方や表現の仕方がぜんぜん違うので、非常に面白かった♪              
To be continued.....


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