バス停 


 大きな門を出ると、目の前にバス停。166番か51番のバスに乗れば帰れるはず。しばらく待つと2台連なってやってきた。なんと51番と166番バス。前についた51番バスのドライバーに
「ダウンタウンへゆくか?」
 と尋ねると首を横に振る。ん?ならば166番バスに・・・と思ったらすでに発車されてしまった。バス停に貼られている路線図を見ると、どうもダウンタウンへ行くのは166番バスだけみたい。またそのうちすぐ来るだろう。
 ところが166番バスはいっこうに現れない。51番含めほかの番号のバスが来るたびに、一応
「ダウンタウンへゆくか?」
 と声をかけてみるが、やはりどのバスも行かないみたい。はぁ・・・

 寒さよけのシートが張られたバス停ではあるが、寒い。ひとりでバスを待っていると、背の高い黒人のじーさんがやってきてなにやら話しかけてきた。フランス語である。
「フランス語はわからぬ」
 と英語で言っても、じーさんはかまわずしゃべり続ける。仕方ないので私は日本語でしゃべるとする。かみあっているはずはないのだが、お互いに笑顔。しまいにじーさんは首を横に振りながら
「おまえさんは言葉がわかんないみたいだねぇ」
 みたいなことを言ってようやくしゃべるのを止めた。やがて51番バスがやってきて、私に手を振り乗ってった。いいなぁ〜すぐに乗るバスが来て・・・

 続いて紳士がふたりやって来た。フランス語をしゃべりあっているが、カナダのガイドブックを手にしているところをみるとフランス人観光客かも知れぬ。聞けばダウンタウンへ行くという。そのうえダウンタウン行きは166番と51番バスだと申すではないか。んんん??
「51番バスはすでに3台見送った」
 と言うと、フランス人、通りすがりの人をつかまえて(ラッキーであった。とにかく人通りは少ない)尋ねる。フランス語ができるとこの町では便利だなぁ。でもやはりダウンタウン行きは166番バスのみだと言われる。う〜む・・・

 私も彼らも、バスナンバーはホテルで聞いてきたのである。最近変更でもあったのであろうか?地元の人やドライバーのほうが正しいのは確か。とにかくダウンタウン行きのバスが来ないのも事実。
 私がバス停に来てからちょうど1時間後、166番バスがやって来た。やっと寒風から逃れられる・・・
                                      
 To be continued.....


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