クリスとナオミ 


 17時過ぎ、703号室のクリスを訪ねる。なぁんと広い! Steve の部屋はいわゆる1Kだが、この部屋はベッドルームが別にあり、2Kでゆったりしている。グレードがワンランク上だ。ダブルベッドが2台入ったあの部屋で充分広いと思う我ら日本人であるが、アメリカ人にとっては狭いのであろうなぁ。
「どこで食べたい?おすすめの店ある?」
 クリスに聞かれてもこっちが聞きたい質問だ。でも迷っている時間などないので、初日に行ったピザ屋に行くことにする。

 クリスがおごってくれると言うので、遠慮なくご注文♪私はサーモンのプレートを頼む。私も Steve も一人前はとてもとても食いきれないが、クリスはほぼきれいに平らげた。感心する。このてんこ盛りの一皿、やっぱ一人前なんだなぁ〜



サーモン・フライド・サラダ・ライス・・・美味しかった〜♪


 クリスはテネシーで、ベッドルームが4部屋とゲストルームが3部屋ある、広い庭のある豪邸に住んでいるらしい。もちろんプール付き。これって普通なんだろか?家族はクリス含めて6人。奥方は “ナオミ” と言ってフィジー出身。
「ナオミって日本女性の名前だよ」
 と言うと、ちとびっくりした顔。欧米の人は家族写真を必ず持ち歩いている。クリスもふくれあがった財布から、次々と写真をテーブルに並べた。ナオミはそれはそれは美しい女性であった。ちなみに日本人の血は引いていない。クリスの年齢からしてかなり若い妻である。彼は離婚歴があり、4人の子供全員引き取って育てているから、ナオミはいきなり4人の子持ちになったワケだなぁ。

 一番下の14歳の息子がひとり立ちしたら、将来はナオミとフィジー諸島に移住するのだそうな。すでに家を持っていて・・・まぁつまりは別荘のようなもんだ。飛行場があるので働くこともできる。
「ライセンスは使えるのか?」
 と聞くと、
「アメリカの航空機ライセンスはどこでも使えるさ」
 と申す。何処でもってのはまゆつばだと思うが、少なくとも日本のライセンスは日本でしか使えんもんねー。いいなぁ自由で・・・

「君は天使を見たことあるかい?私の天使を見せてあげるよ」
 取り出した写真は生後間もないベビー。エンジェルの羽をつけている。23歳の息子のベビーだそうだ。あさって金曜日から月曜日まで、ナオミがこのベビーを連れてクリスに会いに来る。ほんとに残念だなぁ〜ベビーにもナオミにも会ってみたかった。
「聖ジョセフ礼拝堂に連れてくよ。彼女は熱心なカソリックだから」
 やれやれ・・・という表情でクリスは言う。彼は無神論者である。        
To be continued.....


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