結構命がけ 


 ダイビング・ポイントに到着。リチャードがボートの上からパンくずを撒くと、うじゃうじゃ魚が寄ってきた。みんな歓声をあげる。どうもカラフル熱帯魚じゃない。船上から見た海の透明度もイマイチ。

 ここでようやく、ウェットスーツと機材が配られる。信じられないことに、私には私にぴったりのスーツがあてがわれた。ただしずいぶん年季のはいった、くたびれたスーツである。他の人を見ると、穴が開いていたりちぎれていたり、もっとひどいスーツを着せられ、私のはまだましなほうであった。
 機材の古さとボロさは想像以上。ダイビングのいろはから教えていただいた長崎のショップだったら、こんなにばばっちぃのは、とっくに廃棄処分しているであろうよ。

 おそろしいのはBCジャケットレギュレーターであった。私のBCは前がきちんと止まらない。マジックテープが擦り切れてる。海にエントリーする前にインストラクターに大声でそれを訴えると、
「海中でなんとかするから早くエントリーしろ!」
 インストラクターはハワイアンではなく、アングロサクソン系。ぶっきらぼうで冷ややかで無表情な男。なんとかって言われたってさぁ、こんな状態でエントリーは恐怖である。

 ライセンス持ち組は私ら入れて8名で、全員日本人。残りの多国籍人種たちは、みな初心者であった。とにかく海にエントリー。潜水せよと指示が出る。
 BCを気にしながら潜水始めると、さっそく前がぼわっと開いた。あわてて浮上しようとしたら、インストラクターの野郎が足を引っ張って、無理やり引きずり込む。そして海中で私のBCの前をぐぐぐぐっと締め上げ、指で d(-_☆) Good!! サイン。水圧も利用して締め上げたって具合か?ともあれ、BCは固定された。ところが・・・



ボート上から見た海
魚がいるのは確か(;^_^A


使い古された
BCジャケットとレギュレーター


 潜行始めると、レギュレーターがおかしい。呼吸のたびに海水がゴボゴボ入ってくる。そのうえホースの一部に亀裂があるのか、プクプクと泡が吹き出し、つまり空気漏れを起こしている。おいおい、これは命にかかわるではないか。ただちにインストラクターに、ボディーランゲージでレギュ異常を訴えると、彼はちょちょっと点検して、
「モンダイない」
 おいおい、まじですか?? 空気残量を示すゲージを指で示して、不安を訴えても
「モンダイない」
 おいおい。。。その後はときおり私のゲージを見て、空気残量をチェックしてくれたけどさ。。。
 海水がゴボゴボ浸入するのはどうしようもないので、随時レギュレータークリアを繰り返しながら、なんとか生きながらえることに。

 コーラルは地味で、カラフルな熱帯魚や魚群はあまりいない。面白かったのはインストラクターがタコを捕まえ、墨を吐かせたくらいで、たいくつな海中散歩であった。BCとレギュの世話で忙しく、あまりきょろきょろ楽しむ余裕がなかったこともあるけど。              To be continued...


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