9月29日(金)/03

 インド人は踊る 


 狭い “陸地” のほとんどを占めるのは土産物屋。島が映画の撮影に使われてから商売を始めたのか、出店がずらり。タイは仏教国だけど、売り子はみんなイスラム教徒。多民族国家タイだもんね。目が合うと、つかまってしつこく営業されるので、目を合わせないようにして歩く。
 島の中央はやはりラグーン。今まで見た中で一番広く、水の色が濃い。“カオ・タプー(針岩)” と呼ばれる、海面から天に向かってにょきっと立つような小島・・・う〜ん、緑に包まれた巨岩?・・・が並ぶ。

 突然インド音楽が、大音量で鳴り出した。カオ・タプーを背に、白い衣装を身に着けたインド美女が、腰をくねくねしならせながら、浅瀬で踊っているではないか。インド人の撮影隊が、狭い陸地から音楽(テープ?)を鳴らし、監督が指示を与えている。
 各船から上陸の観光客たちも、この不思議世界にはおもしろびっくりで、カメラでパチパチ。どんな映画ができるんだろねぇ。インド映画って、ミュージカル専だったよね♪

 ここでの1時間は長かった。雲行きがあやしい。船が迎えに来る前に雨が降り出す。これは短いスコールじゃないぞ。亀裂岩、カオ・ピン・カンで雨宿りする。ようやく船に乗り始めたときは大雨になって、全員ずぶぬれ。
 船には屋根はあるけど壁はない。左右に巻き上げていた雨よけのビニールを下げてロープで縛ると、船はまるで温室のようになった。見た目だけね。大雨と海風で、大いに肌寒い。どしゃぶり+荒波の海を、船はしぶきを上げて南下。時刻は13時半過ぎ。船上でランチが始まる。



ナゾのインド人女優
(ジェームズ・ボンド島)



←の撮影隊。
けっこう(?)真剣!
ほんの20秒くらいのダンス、
何度も撮り直してた。
(ジェームズ・ボンド島)



土産物屋の少女
(ジェームズ・ボンド島)



シーカヌーをパドリング中の Steve♪
(ナカ島)


 ジェームズ・ボンド島に到着するころが、調理最終段階だったのだろう。ラップを張られたどの皿も冷めている。かろうじてトム・ヤン・クン・スープの鍋だけがぬるまゆさをキープしてたけど、食事が始まってフタを取られたら急速に冷めちゃった。
 遅いランチで、空腹のピークを過ぎているうえに肌寒い。大柄なイスラエル人たちも、どうもあまり食がすすまないご様子。チキンの唐揚げも焼きソバも、とっても美味しいんだけどね。せっかくの料理は半分は皿に残ったままで、ちょこっと申しわけない気持ちになる。

 食事を終え、最後の島、ナカ島に到着したのは14時過ぎ。この島には小さな砂浜があり、ここでしばしフリータイム。砂浜で昼寝 or シュノーケリング or カヌーを漕ぐ・・・好きにしてよし♪と、ガイド。ただし時間がおしてるそうで、自由時間はたったの30分!
 カヌーを借りて、島へ上陸しよう。イスラエル人もエジプト人も、みんなそれぞれ男性がパドルをもらって、カップルでカヌー。私らもカヌーに乗り移ると、ガイドのひとりが乗りこもうとする。 Steve が
「自分で漕ぐ」 と言うと、
「だいじょうぶか?漕いで島まで連れてってやるよ」
 と言うのだ。 Steve はとってもスポーツマン。言っとくが、あのだぶだぶビール腹の若いイスラエル人たちより、よっぽど筋肉ついてるぞ。日本人はカヌーは漕げないと思われたのかなぁ。    
                                            
To be continued..... 


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