延命の日々

(Panasonic DMR-E80H)

 

 

2003年9月に購入しました。思っていた以上に使い勝手がよく、お気に入りの番組をどんどん録画。HDDがいっぱいになってくると、未見の番組をDVD-RAMに移動させて凌いでいました。

次第に録画した番組を見きれなくなり、録画予約を減らし調整。むやみやたらに録画することはなくなりました。

そうして、しばらくの間は平穏な日々を過ごしていたのですが…

 

 

HDD・DVDレコーダー Panasonic(パナソニック) DIGA DMR-E80H-S 修理・延命

 

Panasonic DIGA DMR-E80H-S

2003年4月発売

HDD:80GB

録画メディア:DVD-RAM/DVD-R

 

DMR-E80H-Sの箱

 

  

ある日、いつものようにDVD-RAMに番組を移動させていると、途中で電源が落ちて本体にRECOVERの文字が現れました。

別のDVD-RAMを使うと問題なく使えたので、その時はあまり気にしませんでした。

しかし、だんだんとRECOVERになる確率が増えはじめ、しだいにDVD-RAMに勝手にプロテクトがかかってしまったり、認識できなくなったりしました。海外製のDVD-RAMを使うとこういった症状が出ることが多かったので、この頃からメディアの品質にこだわるようになり、「ふむ、やはり国産は違うなあ」などとのんきにつぶやいていました。

 

 

 異常が発生しました。決定ボタンを押してください。

 

 

★トラブル発生! その1 「RECOVERが終わらない」

 

DVD-RAMなどのメディアに書き込み中、突然電源が落ち、延々とRECOVERを繰り返し、電源ボタン長押しで強制電源オフ、または電源コード(プラグ)を引き抜いてむりやり再起動させてもRECOVERの繰り返しが終わらない場合、メディアを取り出すためトレイを強制的に開かせます。メディアを取り出せばRECOVERは終わるようになります。

 

電源オン後、すぐに本体の「停止」+「チャンネル↑」+「開閉ボタン」を同時長押し

 

※これらの操作を受け付けないケースも多いです。たいていの場合は、しばらく待ち続けるとRECOVERが終わります。

  

 

一難去ってまた一難。部分消去中に新たなトラブルが発生しました。以前は部分消去を使って編集することはあまりなかったのですが、この頃頻繁に使っていました。大事なデータが一瞬にして消え去りました。

 

 

★トラブル発生! その2 「HDDデータの断片化」

 

HDDに録画した番組の編集(部分消去)を繰り返していると、データが断片化し、その際編集していた付近の番組の順番がおかしくなったり、再生できなくなってしまうことがあります。

一度こうなってしまうと録画も編集も不可能となり、HDDをフォーマットする以外は解決方法がなくなります。何度も経験していますが、変な冷や汗が出て一晩落ち込みます。(翌日はなぜかすっきりするのですが…)

対処方法としては、このトラブルが起こった際、むやみに録画や編集などをしないほうがいいということです。これらの操作をすると確実に被害が広がります。編集していた付近の番組以外はまだ生きている可能性があるので、普通に再生できるようなら、あきらめずにDVD-RAMやDVD-Rに書き込んでみましょう。救出できるかもしれません。

今まで苦労して録りためていた番組が一瞬にして消えてしまうのは非常に悲しいことです。PCのようにデフラグができないので、使用状況に応じて定期的にHDDのフォーマットをするよう心掛けましょう。

 

 

やがて国産のDVD-RAMでさえ読み書きができなくなり、メディアの品質だけの問題ではないということを認めざるを得ない状況となります。HDD・DVDレコーダーは安いものではないので、たった1年半(保証期間を半年ほど経過)で壊れたという事実はかなり辛いことでした。

しかしながらDVD-Rの読み書きはまだ健在であり、DVD-Rのみでもまだ十分使えると気を取り直しました。事実、番組の移動ができなくなるだけでさほど不便は感じず、むしろRAMとRを半々で使用していた頃よりメディア代がかからなくなって良かったとうそぶくこともあったのですが…

 

 

一度坂道を転げ始めると止まりません。症状がどんどん悪化していきます。

海外製のDVD-Rを時折読み込まなくなり、やがて書き込み中に電源が落ちてしまうようになりました。

そしてついに品質に定評のある太陽誘電(日本製)さえも使えなくなります。さすがにもう駄目だとあきらめかけましたが、なぜかFORTIS (海外製・ドスパラでの販売)とマクセル(日本製)のDVD-Rだけは問題なく使えました。この時、ようやく相性の重要性に気づきました。当時、日本製のものと海外製のものとではかなり価格差があったためFORTISのDVD-Rばかり使うこととなりました。

時々読込みに失敗するようになるなどじわじわと症状は悪化していきましたが、振り返ってみると、この時期は比較的安定した状態が長く続いたと思います。

 

 

FORTIS(フォーティス),maxell(マクセル) DVD-R 

 

 

FORTISの読み書きがダメになると、マクセルを使うしかなくなりました。何とかならないものかとDVDレコーダーのカバーを開け、直接ピックアップレンズをクリーニングしたり、グリスアップを試みたりしましたが徒労に終わりました。

DVDドライブの交換はできないだろうか? とも思いましたが、DMR-E80HのDVDドライブは独自の形をしており、PC用のDVDドライブとの交換は無理そうです…

 

 

DVDドライブの分解(トレイ,ピックアップレンズ) 

 

 

そして終焉の時がやってきました。

マクセルの中でも一番相性の良かった数量限定4倍のDVD-Rが使えなくなってしまいました。ここまで約2年半。寿命をまっとうした感がありますが、購入価格を考えると短いような気がします。これが使えなくなったら、あきらめようと覚悟をしていたものの、いざとなると名残惜しいというかなんというか…

  

 

あまりにも早く壊れはじめたのでDVDドライブが消耗品であるということを忘れていたようです。PCのDVDドライブよりもはるかに酷使していたのですから、それよりも寿命が短いのは当然です。

もうどうしようもないので、HDDを取り出すついでに、壊すつもりでDVDドライブを分解できるところまでやってみよう、ということになりました。

 

 

DVDドライブ・レーザー出力の調整*4

 

 

これまでDVDドライブはピックアップレンズが見えるところまでは何度も分解していたのですが、トレイをはずすともう元には戻せなくなりそうだったので躊躇していました。

しかし、もう恐れる必要はありません。パキッと音がしても怯まず強引にトレイを取り外し、その下にあるピックアップをひっくり返しました。するとレーザー出力を調整できそうなネジが二つ。もしかしたら…

 

さっそく作業にとりかかりました。どちらがDVDの調整ネジか、調整ネジの強弱はどちら回しか、どれくらい調整ネジを回せばよいのか、ポイントとしてはこの三つだけですが、確認するためにはそのつど分解、組立てを繰り返さなければならず、思った以上に大変な作業となりました。

 

分解と組立てを繰り返すこと十数回。DVDの調整ネジと強弱の方向が予想とは逆だったため苦戦しましたが、なんとか復活の兆しが見え、ようやく最後の微調整を終えました。

完全復活です。手元にあったDVD-Rもすべて読み書きOK。DVD-RAMも問題なし。購入時の状態に戻りました。これまで苦労してきただけに喜びも大きなものとなりました。

 

 

 

DVDレコーダーの延命はまだまだ続きます… 

 

 

 

完全復活から2週間くらいたった頃、いつものようにDVD-Rにダビングしていると、あの忌まわしい「異常が発生しました」の画面が…

再び分解と組立て、そしてDVD-RとDVD-RAMへの書き込みテストです。調整ネジを標準の状態からごくわずかに強くする程度にすると落ち着きました。その後、レーザー出力が落ちたため、もう少し強めに調整。数日後に一部海外製のDVD-RAMに書き込めなくなりましたが、その他に問題がないため、そのまま使っています。

レーザー出力調整は微妙なものなので、読み込みだけならまだしも、書き込みとなると非常にシビアです。さらにはDVD-RとDVD-RAMは使うレーザーの強さにも違いがあるようで、この2種類を安定して両立させるとなるとなかなか大変です。また、うちのDMR-E80Hはかなり弱ってきているためか調整後レーザー出力が少しづつ弱くなってしまうので、当面は常に両立させるということに主眼をおかず、DVD-Rが安定して使える状態を優先することにしました。

完全復活とはなりませんでしたが、復活とは言える状態になりましたので満足しています。

 

まだまだ延命の日々は続きそうです。

 

arcus 2006年5月

 

 

 

 

 

 

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